ヨーロッパで空前の大ヒット!アメリカやイギリスで作られたリメイク版も好評!
デンマークとスウェーデン、人気北欧ミステリーのスタッフがタッグを組んだ極上ミステリー
あの「THE KILLING/キリング」に続いて 大ヒット!
デンマーク・スウェーデン合作の極上北欧ミステリー。
世界的ヒットとなったデンマーク「THE KILLING/キリング」のスタッフが、スウェーデン「刑事ヴァランダー」シリーズの脚本家と共同制作した「THE BRIDGE/ブリッジ」。国境から始まる(シーズン1の)事件は、スウェーデンとデンマークの両国で連続殺人事件に発展、二国の警察が合同捜査にあたる。セリフもスウェーデン語とデンマーク語が半分ずつ使われており、本国ではそれぞれに字幕をつけて放送されている。隣接するこの二国は言葉も異なれば、性格もことなる。デンマークはおおらかに物事をとらえる一方、スウェーデンはどちらかというと生真面目だ。合同捜査を率いるスウェーデンの女性捜査官サーガ・ノレーンとコペンハーゲン署の刑事マーティン・ローデも、はじめはお互いにいらだちを感じるものの、徐々に名コンビぶりを発揮していく。興味深いキャラクターと映画『セブン』を彷彿とさせる先が読めない猟奇殺人が展開し、「THE KILLING/キリング」同様、視聴者は夢中となり大ヒットを記録した。
イギリスでは、空前の大ヒットとなった「THE KILLING/キリング」に続き、本作も大成功をおさめている。BBC 4での「THE BRIDGE/ブリッジ シーズン2」第1話初回放送は 、「THE KILLING/キリング」「コペンハーゲン 首相の決断」を大きく上回る150万人を超え、BBC 4 で放映された北欧シリーズの中では最多視聴者数を獲得(シーズン最終回放映時には、同じ時間に地上波Channel 4 で放映されていた米版「HOSTAGES/ホステージ」の視聴者数を大きく上回っている)。
シーズン2では主人公二人の友情関係も丁寧に描かれており、演じたキム・ボツニアとソフィア・ヘリーンがそれぞれデンマーク・アカデミー賞(Robert Awards)で主演俳優賞を受賞。本国やヨーロッパで、シーズン1を越えるヒットとなった。
受賞歴:
2014年 デンマーク・アカデミー賞 Robert Awards TVシリーズ主要3部門受賞
(主演女優[ソフィア・ヘリーン]、主演男優[キム・ボツニア]、 助演女優[カミラ・ベンディクス])
モンテカルロ・テレビ祭 欧州ドラマシリーズ作品賞、最優秀男優賞受賞(キム・ボツニア)
2013年 BAFTA 英国アカデミー賞 最優秀国際シリーズ賞ノミネート
世界中でベストセラーとなったスティーグ・ラーソンの『ミレニアム』三部作をきっかけに、いま熱い注目を浴びている北欧ミステリー。映画版の躍進も目覚ましい。スウェーデン版「ミレニアム ドラゴンタトゥーの女」はダニエル・クレイグ主演・デビッド・フィンチャー監督のリメイク版が製作され、ノルウェイのジョー・ネスボ作ベストセラーを映画化した『ヘッドハンター』はマーク・ウォールバーグ主演でリメイク予定だ。ほかにクロエ・モレッツ主演のヴァンパイア・ミステリー『モールス』(「ぼくのエリ 200歳の少女」より)、ナタリー・ポートマン、ジェイク・ギレンホール、トビー・マグワイア主演『マイ・ブラザー』(スサンネ・ビア監督「ある愛の風景」より)など、北欧作品の英語版リメイクは実に多い。
BAFTA 英国アカデミー賞受賞「THE KILLING/キリング」の世界的大ヒットで、北欧TVシリーズの英語圏への進出は一気に加速。「THE KILLING 闇に眠る美少女」(AMC)としてリメイクされたほか、本作「THE BRIDGE/ブリッジ」はダイアン・クルーガー主演(FX)、デンマークの犯罪捜査シリーズ「ゾウズ・フー・キル」はクロエ・セヴィニー主演(A&E)でアメリカ版のリメイクが進められている。
トレードマークはレザーパンツとブーツ。愛車はポルシェ。一貫した意志を貫き、皆がやりたくても我慢してしまうことをそのまま行動に移す。周囲に臆することなく思ったことをそのまま口に出せる強い女性だ。とはいえ、どうしても一見冷淡にみえてしまう彼女が、物語を通じて少しずつ変化していく様子は興味深くまた非常に頼もしい。
幼いころから独りで過ごすことの多かったサーガは、学習能力に長けており、大学でも成績はトップクラス。頭脳明晰だが、人の表情を読み取れないサーガにとって、グレーゾーンのない白黒はっきりした法(警察)は彼女にぴったりの世界だった。理解ある上司ハンスにも恵まれ、彼女は捜査官としての能力を発揮。そんな中、マーティンと出会ったサーガが少しずつ社会性を学び、グループ内でうまく機能しようと努力する姿は時にコミカルでもあり、嘘のつけない彼女が最後に必死で嘘をつくシーンには心打たれるのである。
事件の真相を見抜く目を持つ「THE KILLING/キリング」のサラ・ルンド、壮絶に自由な「ミレニアム」のリスベット・サランデル、執念の「HOMELAND」キャリー・マティソン、これまでの強いヒロインたちのクオリティを合わせもつ、ニューヒロイン、サーガ・ノレーンに注目だ。
「THE BRIDGE/ブリッジ」 シーズン1・シーズン2ともに、その物語が始まるのは文字通り、オーレスン橋(通称オーレスン・リンク)から。二国に挟まれたオーレスン海峡を結ぶ、海底トンネルと斜張橋からなる全長16キロメートルの橋は、シェラン島にあるデンマークの首都コペンハーゲンと、スウェーデン(スカンディナビア半島)南部のマルメとを結び、鉄道と道路が併用している。橋の部分は全長7,845m。ルート全体の名称は、デンマーク語で Øresundsforbindelsen、スウェーデン語で Öresundsförbindelsen、英語で Øresund link という。橋の部分は、公式にはオーレスンブロン Øresundsbron と呼ばれており、これはデンマーク語 Øresundsbroen とスウェーデン語 Öresundsbron の合成語で、共に、オーレスン橋という意味。デンマークとスウェーデンの国境はオーレスン橋のスウェーデン側末端から5.3 kmの地点にある。
アメリカ・リメイク版「ブリッジ ~国境に潜む闇」はダイアン・クルーガーを主演に、アメリカFX局で2013年放映されている。リメイク版の脚本は「HOMELAND」のメレディス・スティームと「HAWAII 5-0」のエルウッド・リードが執筆、エピソード監督は映画『Miss Bala 銃弾』のヘラルド・ナランホが担当。舞台はアメリカとメキシコの国境(エルパソとフアレスの間の橋)に設定され、テキサス警察殺人課警部ソニア・クロスと、メキシコ警察のマルコ・ルイス(演:デミアン・ビチル)が連続殺人犯を追う。
英仏海峡トンネル(Channel Tunnel)に残された仏政治家の遺体をきっかけに、フランスのカレーの警部エリース・ワッサーマンと、イギリスのフォークストンの刑事カール・ローバックが合同捜査を開始する…。英国人俳優スティーブン・ディレンと仏女優クレメンス・ポエジーが主演するイギリス=フランスでのリメイク版「THE TUNNEL(未)」は、英 Sky Atlantic と仏 Canal+ にて2013年10月に放送され好評を博し、こちらもシーズン2の制作が決定している。大筋はオリジナル版に沿ったものだが、犯人が提起する社会問題はフランスとイギリスの世相が大きく反映されたものになっていたり、主人公エリース(クレメンス・ポエジー)のキャラクターもサーガとは異なる強烈な人物像となっていたり、イギリス・フランスならではヒネりを効かせた作品として成功をおさめている。
マーティン・ローデ役のキム・ボツニアは、サラ・ルンドを追求する検事局のビーロウ役で「THE KILLING/キリング」シーズン1に出演していた。そのほかにも「THE KILLING/キリング」ファンにはおなじみの俳優が本作「THE BRIDGE/ブリッジ」には多数登場する。
シーズン1には、「THE KILLING/キリング シーズン1」からは、ヴァウン役で忘れられない顔になってしまったニコライ・コペルニクス(第2話)、サラ・ルンドの上司ブリックス役のモーテン・スーアバレ(第3・4話)、そのほか、ビルク・ラールセン家の従業員で重要参考人レオン役のペデル・オルム・ヨハンセン、サラ・ルンドの元上司ブシャール役のトローレス・ムンク、また同僚刑事役を演じていたオレ・ボアセンらが登場する。
用がない限り他人に連絡をすることのないサーガ。だが、デンマーク人を含む事件が発生すると迷わずマーティンを指名してデンマーク警察に連絡を入れる。事件の悲しみから立ち直れていない彼を、以前のマーティンとは異なると判断するサーガではあるのだが……。マーティンはこれまでと同様、まるで自分の娘のようにサーガを気遣い、捜査チーム内の人間関係や恋愛についてアドバイスしていく。サーガにとって唯一心情を吐露できる相手であり、生まれて初めて得た“友人”がマーティンなのだ。しかしあるきっかけでマーティンはサーガの過去に興味を持ち始める。若い頃亡くなったという妹の存在についてサーガは話そうとせず、マーティンは自ら過去の事件を調べはじめる。
改めてマーティンを友人として受け入れるサーガ。だが、この事件が解決する頃には、恐らく彼女の人生において一番厳しい選択を迫られることになるのだ。
シーズン2には、「THE KILLING/キリング シーズン1」でハートマンの参謀モーテン・ウェーバーを演じていたミーケル・モーリツセンが、マーティンの分析医ニルス役で、また、ブリックスの上司ルース・ヒーゼビュ役でシーズン2・3に出演していたロッテ・アンデルセンが、カオリーネの姉でジャーナリストのボーディル役でレギュラー出演。そのカオリーネ役は、「THE KILLING/キリング シーズン2」で女性兵士役でゲスト出演していたロッテ・ムンクが演じている。また、「コペンハーゲン 首相の決断」でみどりの党のアミル役ダー・サリムもペータ・タウロウ役で出演している。
世界的ヒットとなったデンマーク「THE KILLING/キリング」のスタッフが、スウェーデン「刑事ヴァランダー」シリーズの脚本家と共同制作した「THE BRIDGE/ブリッジ」。興味深いキャラクターと確かな演技力(主人公二人を演じたキム・ボツニアとソフィア・ヘリーンがそれぞれデンマーク・アカデミー賞で主演俳優賞を受賞)、映画『セブン』を彷彿とさせる先が読めない猟奇殺人が展開し、「THE KILLING/キリング」同様、視聴者は夢中となりヨーロッパを中心に大ヒットを記録、イギリス、アメリカではそれぞれリメイク版も制作され成功を収めている。
イギリスでは、空前の大ヒットとなった「THE KILLING/キリング」に続き、2012年にシーズン1、続くシーズン2は2014年、そしてシーズン3は2015年11月に放送され、大成功をおさめている。BBC Fourでの「THE BRIDGE/ブリッジ シーズン3」第1話初回放送は、「THE KILLING/キリング」「コペンハーゲン」を大きく上回る180万人を超え、BBC Four で放映された北欧シリーズの中では最多視聴者数を獲得している。
シーズン2は、罪を犯したマーティンをサーガ自身が通報し、マーティンが逮捕されてしまうところで終わった。シーズン3はその13ヵ月後からスタートする。デンマーク人がスウェーデンで殺害され、再び二国合同捜査が始まるのだが、コペンハーゲン署の刑事たちは、同僚のマーティンを通報したサーガに対して冷淡な態度だ。二国にまたがる連続殺人事件は、やがてサーガの身近な人物も巻き込まれることとなり、彼女は初めて「事件」に影響を受け始める。さらに、過去を断ち切ったはずの彼女の前に、その過去を知る人物が現れ、サーガ・ノレーンはこれまでにないほどの動揺を見せる。クリエイターのハンス・ローセンフェルトは「このシーズン3がおそらくシリーズ最後になるだろう」と発言しており、社会問題を意識した猟奇事件の捜査が描かれると同時に、サーガ・ノレーンの過去、そして彼女の内なる葛藤も丁寧に描いていく。テレビドラマ史上、類を見ない、最も興味深い刑事サーガ・ノレーン。追い詰められた彼女はどうするのか……?
本作の魅力の一つは、予測不能な事件の展開に加え、これまで奇妙な友情で結ばれたデンマーク人刑事マーティンとスウェーデン人刑事サーガ、二人の関係だった。
一貫した意志を貫き、皆がやりたくても我慢してしまうことをそのまま行動に移す。周囲に臆することなく思ったことをそのまま口に出す。どうしても一見冷淡にみえてしまうサーガ・ノレーンは人情派のマーティン・ローデと出会い、少しずつ社会性を学んできた。そんな彼女の“成長”する姿もこのドラマの魅力の一つだったのだ。心を開いたり感情をあらわにすることのないサーガが、マーティン・ローデのためにはつけない嘘をつこうとしたりと、同僚と無理して世間話をしようとしたり、マーティンの影響で彼女は少しずつ変化してきた。しかし、マーティンは息子を殺した犯人を殺害、その事実を知ってしまったサーガは、警察官としての責務を果たすことを優先し、マーティンの罪を告発、結果マーティンは逮捕されてしまった。
シーズン3は、マーティンの逮捕から13ヵ月後、サーガ・ノレーンが再びデンマーク人刑事と合同捜査を行うところから始まる。サーガはもちろん、それまでと変わらない様子で淡々と職務をこなし、自分の能力を最大限に発揮できる、“捜査官”という仕事に打ち込んでいる。新しいパートナーとなるデンマーク人刑事ともスムーズに捜査できるよう、慣れない世間話をしたりと、彼女なりの努力はしている。捜査チームの上司であるハンスは、そんな彼女をまるで父親のように見守ってくれているのだが、それがいつまで続くかはわからない。そんな矢先、ハンスの代わりに新しい上司が登場し、状況は一転する。事件は、思いも寄らぬ展開を向かえ、ハンス不在で捜査にあたるサーガは、上司からのプレッシャーもあり、精神的にも追い詰められていく。さらに、タイミングが悪い事に、サーガは封印してきた過去との対峙も余儀なくされる。以前、マーティンが妹の死に関する事件ファイルを取り寄せたときも激怒した彼女。彼女の過去に一体何があったのか?
何も失うものはないと思っていた彼女が、再び何かを失うとき、彼女は一体どうなってしまうのか。
事件、そして過去に徹底的に追い込まれる彼女が、最後に見出す道とは……?
「THE KILLING/キリング」をはじめ、北欧作品ファンにはおなじみの俳優が本作「THE BRIDGE/ブリッジ」には多数登場する。
「THE KILLING/キリング シーズン2」で国会議員トマス・ブク役を演じていたニコラス・ブロが、事件に深く関わることになるフレディ役で出演。「THE KILLING/キリング シーズン3」でカンパ首相を演じていたオーラフ・ヨハネセンが、犯行現場の会社のオーナー役で出演。ほかに、「THE KILLING ~闇に眠る美少女」のジョエル・キナマンの異母姉で、『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』で知られるメリンダ・キナマンは第3話より会社役員アナ役で、映画『誰がため』、『天使と悪魔』などで活躍するデンマーク人俳優トゥーレ・リントハートも出演。
原題 | THE BRIDGE/ブリッジ BRON/BROEN |
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データ | 2011~2015年/スウェーデン=デンマーク/二カ国語(日本語・スウェーデン語/デンマーク語)/60分/HD作品 |
スタッフ | ハンス・ローセンフェルト(企画) |
出演 |
ソフィア・ヘリーン キム・ボツニア トゥーレ・リントハート マリーア・クッレ ソニア・リクター ニコラス・ブロ クリスティアン・ヒルボリィ マグヌス・クレッペル エミル・ビルク・ハートマン プク・シャーバウ ダグ・マルムベリィ |
あらすじ |
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