巨大な宇宙船で突如地球に現れた「V」の真の目的は!?
80年代に、全米に続いて日本でも大成功を収めた伝説のSFミニシリーズ
全米NBCネットワークで1983年5月1、2日に第1、2話(原題は“V”)が放送され、第1話は全米で視聴率25.4%という大反響。翌年の1984年5月6~8日に放送された第3~5話(原題は“V: THE FINAL BATTLE”)も高視聴率を獲得したメガヒット作「V」。
本作はアメリカだけでなく日本でも大成功を収めた。本国での放送後の日本上陸は、まだレンタルビデオ黎明期であった1987年11月6日、“V”と“V: FINALE BATTLE”をまとめて「V」全5話としてのビデオリリースの形を取った。すると、ハマったファンがレンタルした巻を返却すると同時に次の巻を借りる“「V」現象”が発生し、最高で141回、平均で49.25回という、日本のレンタルビデオ・DVD業界において異例の高回転をマーク!後の「ツインピークス」や「X-ファイル」「24」などに先駆け、“貸出し中”の札が外れないという大反響を呼び、日本における「海外ドラマをレンタルビデオで楽しむ」ことの元祖といってもいい作品となった。そして1988年12月からは地上波のゴールデンタイムで放送され、最高22.7%、平均18.5%という高視聴率を記録。「ビデオで先行してヒットの後、TV放送でも人気を博する」というパターンを、こちらも日本において史上初めて確立したパイオニア的存在である!
製作総指揮・監督・脚本は、TV「地上最強の美女!バイオニック・ジェミー」「超人ハルク」の名プロデューサー、ケネス・ジョンソン。出演は、映画「ミラクルマスター/七つの大冒険」のマーク・シンガー、TV「新スパイ大作戦」のジェーン・バドラー、TV「アメリカン・ヒーロー」のフェイ・グラント、映画「トップガン」「トータル・リコール」のマイケル・アイアンサイド、そして本作の後、映画「エルム街の悪夢」フレディ役で一躍人気者となったロバート・イングランド。
本作が見る者の心をつかみ、少しでも早く次のエピソードを見たいと思わせた最大の理由は、SFならではの衝撃と興奮を喚起する名シーンを満載していたことだ。中でも大都市の上空に巨大UFOが浮かぶイメージは視聴者に強烈なビジュアル・インパクトを植え付け、後にウィル・スミスが主演した大ヒット作『インデペンデンス・デイ』('96)や、近年ではアカデミー賞で作品賞にノミネートされた『第9地区』('09)などに多大な影響を与えた。
原題 | V ('83) V |
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データ | 1983~1984年/アメリカ/二カ国語/120分/全5話/SD作品 |
製作総指揮 | ケネス・ジョンソン |
スタッフ |
ケネス・ジョンソン(#1&2:監督・脚本) |
出演 |
マーク・シンガー ジェーン・バドラー フェイ・グラント マイケル・アイアンサイド ロバート・イングランド |
あらすじ |
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