EYEWITNESS／目撃者

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EYEWITNESS／目撃者番宣CM

EYEWITNESS／目撃者ストーリー

EYEWITNESS／目撃者キャラクター紹介

イントロダクション

殺人事件を目撃した密会中の少年二人。秘密の関係が知られることを恐れ通報できない彼らをよそに、犯人は口封じに動く……。
北欧大ヒットドラマのリメイク版最新サスペンスシリーズを独占日本初放送！

■作品解説

山小屋で秘密の逢瀬を楽しんでいたティーンエイジャーの少年2人が殺人現場を目撃してしまうが、ゲイであることが周囲に知られることを恐れて警察へ通報しないことにする。自分の里子が殺人事件の目撃者であることを知らないまま事件の捜査を担当した地元の保安官へレンは、被害者がFBIの捜査対象だった麻薬組織のメンバーだったためにFBIが捜査に介入してきたことに戸惑いを覚える。一方、犯人は目撃者の正体を突き止めて口を封じるべく行動に出る……。

TV「MR. ROBOT／ミスター・ロボット」や「SUITS／スーツ」などのオリジナル・シリーズで知られるUSAネットワークで2016年10月より放送開始した「EYEWITNESS／目撃者」は、2014年に制作されたノルウェーのドラマ「Øyevitne（目撃者）」をリメイクしたサスペンスドラマ。

主人公の保安官へレンを演じるのは、TV「LAW & ORDER: 犯罪心理捜査班」のジュリアンヌ・ニコルソン。さらに、ヘレンの夫ゲイブを「アリーmyラブ」のギル・ベローズが好演しているほか、ティーンエイジャーの少年2人を演じたタイラー・ヤングとジェームズ・パクストン（故ビル・パクストンの息子）の初々しい演技も注目を集め、2017年に「GLAAD（中傷と闘うゲイ＆レズビアン同盟）」から、最優秀テレビ映画・ミニシリーズ部門のGLAADメディア賞を授与された。

注）初回放送当時の情報となります

■見どころ

世界でも注目されているドラマ制作圏＝北欧のドラマをリメイク

本作は、2014年に制作されたノルウェーのドラマ「Øyevitne（目撃者）」のアメリカ版リメイクで、TV「MR. ROBOT／ミスター・ロボット」や「SUITS／スーツ」などのオリジナル・シリーズで知られるUSAネットワークで2016年10月より放送スタートしたサスペンスドラマ。森林豊かなノルウェー南部のエストフォル県に代わって舞台になるのは、ハドソン川沿いにあるニューヨーク州の小さな町、ティボリだが、実際にはカナダのオンタリオで撮影。豊かな自然を背景にダークでメランコリックなトーンで物語が展開する北欧ドラマの魅力をそのまま残して、リメイクに成功している。

一気に見たくなるサスペンス満載のストーリー

サスペンス映画の巨匠アルフレッド・ヒッチコックは、観客には事の次第や隠された秘密についてあらかじめ全て明らかにしておいて、何も知らない登場人物たちが危機に陥りそうになるのをハラハラしながら見るところにサスペンスが生まれると解き明かしていたが、本作も同様のサスペンスで観客をグイグイ引き込んでいく。事の発端は、2人のティーンエイジャー、フィリップとルーカスが山小屋で複数殺人を目撃してしまうところから始まるが、フィリップとルーカスはカミングアウトしていない同性愛者であり、山小屋で密会していたことを知られたくないばかりに警察への通報を控える。間もなく殺人の事実は郡警察の知るところとなり、フィリップの養母で保安官のヘレンが事件を担当するが、被害者は麻薬売買で知られるギャング組織の人間たちとFBIの密告者だったことでFBIが捜査に介入。ゲイであることと殺人事件の目撃者であるという二重の秘密を抱えるフィリップとルーカス、優れた刑事の勘で独自の捜査を進めようとするヘレン、そしてFBIの捜査官たちと、3つのグループが互いの思惑を知らないまま行動を重ねていくことで事件の捜査は負のスパイラルを加速していくが、それがわかっているのは視聴者たちだけ。まさにヒッチコックが得意とするサスペンスの手法に則った展開で、全10話を一気に見たくなること請け合いのドラマとなっている。

社会的テーマも織り込みながら展開

本作のプロット上で重要な鍵となるのはフィリップとルーカスの恋愛関係。自分たちが恋人関係にあることを秘密にしているゆえ、殺人を目撃したのに警察へ通報しなかったことから知らないうちに自分たち自身と周囲をトラブルに巻き込んでしまう。アメリカではカミングアウトが昔ほど難しいことではなくなったとはいえ、ティボリのような小さな町で、性的マイノリティであることを明らかにするには覚悟が要る。ましてや、多感なティーンエイジャーであれば尚更だろう。さらにフィリップにとっては、養子という身分もハードルになる。実母は薬物中毒患者でリハビリ中。養父のゲイブとはだいぶ打ち解けられるようになったが、養母のヘレンとの距離はなかなか縮まらない。本作は殺人事件の捜査のドラマがスリリングに展開しながらも、同性愛のティーンエイジャーたちが直面する困難や、里子家庭の人間関係の難しさを細やかに描く。特に第1話と第2話は映画『トワイライト～初恋～』をヒットさせたキャサリン・ハードウィックが監督しただけあって、フィリップとルーカスの恋愛感情の微妙な揺れが丁寧に描かれていることに注目したい。

等身大の主人公を演じるジュリアンヌ・ニコルソンに注目

TV「THE KILLING／キリング」や「THE BRIDGE／ブリッジ」など、北欧ドラマでは犯罪と闘うヒロインの姿が印象的な作品が目立つが、本作でも郡警察保安官のヘレンが殺人事件捜査に挑む。ヘレンには、保安官の仕事をこなしていくことを常に支援してくれる優しい夫のゲイブがいるが、里子として引き受けて一緒に暮らすティーンエイジャーのフィリップとは何となく気持ちがすれ違っているようで、どう接していいのか悩んでいる。それに加えて、ヘレンはゲイブにも打ち明けていない過去のトラウマを抱えており、その記憶が時おり蘇って苦しい思いをする。犯罪ドラマに多く登場する有能でタフな刑事像とは異なる等身大の保安官を好演しているのは、「LAW & ORDER: 犯罪心理捜査班」で刑事メーガン・ウィーラーを演じたジュリアンヌ・ニコルソン。本作でもテレビ、映画、舞台と多岐に渡って活躍してきた実力派女優らしい熟練した演技を見せてくれる。

ストーリー

ニューヨーク州ハドソン川沿いの町、ティボリ。同州のバッファローからやってきた保安官のヘレンは、慣れない小さな町での業務や夫のゲイブと共に引き受けたティーンエイジャーの里子フィリップとの関係改善に奮闘していた。そのフィリップは気になっていたクラスメイトのルーカスと彼の父が所有する山小屋で初めて気持ちを通わせ抱き合っていたが、そこに突然見知らぬ男たちがやってきたためとっさに隠れる。男たちの間で争いが起き、1人の男が残りの男3人をたちまち射殺。カウチの下に隠れながらも思わず声を挙げてしまったフィリップを射殺しようとした男を、別の場所に隠れていたルーカスがフライパンで殴りつける。

男が倒れた隙に何とかその場を逃げ出した2人だが、自分たちがゲイであることが知られるのを恐れ、警察には通報しないことにする。間もなく殺人事件はルーカスの父によって発見・通報され、ヘレンは現場におもむくが、被害者たちは犯罪組織のヴェスコヴィ一家の人間たちだということで、麻薬捜査を進めていたFBIが介入してくる。その頃、男が地元の高校から出てくる高校生たちを見張っていた。その男を見てフィリップは息を呑む。その男は昨夜の殺人事件で3人を射殺した人物だった……。

各話あらすじ

第1話「心の重荷」／Buffalo '07

高校生のフィリップとルーカスは、初めてキスを交わしていた時に殺人事件を目撃してしまう。だが、自分たちの関係が周囲に知られるのを恐れて通報しなかった。フィリップの里親であるヘレン・トランス保安官が事件の捜査を始める中、2人はウソを重ねることになる。

脚本：アディ・ハサック
監督：キャサリン・ハードウィック

第2話「男の正体」／Bless The Beast And The Children

フィリップとルーカスは殺人犯が生きていると知って動揺する。ヘレンは捜査で忙しくなるが、夫ゲイブとの時間も大切にしようとする。一方、FBIでは麻薬捜査の新しい責任者が紹介される。

脚本：アディ・ハサック
監督：キャサリン・ハードウィック

第3話「親の心」／Bella, Bella, Bella

ヘレンはベラの目撃情報を得るためにFBIのカミラ・デイヴィスに協力を求めることに。フィリップとルーカスは学校をサボってニューヨーク市にあるクラブに行くが、そこはルーカスが予想していたクラブとは違っていて……。

脚本：アディ・ハサック、エンジェル・ディーン・ロぺス
監督：スコット・ピータース

第4話「意義と目的」／Creme Brulee

ライアンがヘレンを捜査から締め出そうとする中、ヘレンとゲイブはフィリップに対する疑いをめぐって口論する。そんな2人を見ていたフィリップは2人に秘密を打ち明けるのだった。一方、ルーカスは学校内のうわさ話を止めるために、ある作戦を思いつく。

脚本：アディ・ハサック、サミール・メータ
監督：スコット・ピータース

第5話「歪められた真相」／The Lilies

ヘレンが事件の核心に近づくにつれ、ライアンはベラの解剖に干渉せざるを得なくなった。フィリップは母親の突然の訪問を受け、ルーカスは殺人を目撃したことによる不安に悩まされる。

脚本：エンジェル・ディーン・ロペス、サミール・メータ
監督：ケリー・メイキン

第6話「苦渋の選択」／The Yellow Couch

ヘレンは射殺事件の凶器を捜し、カミラは必死でシーターの行方を追う。ルーカスは念願のスポンサーが見つかるが、イメージのためフィリップとの関係を絶つように言われる。ヘレンとゲイブはフィリップの銃についての証言が真実か確かめるため、夕食にルーカスと父親を誘うが、その席でルーカスは……。

脚本：サミール・メータ
監督：ケリー・メイキン

第7話「ウソと本音」／They Lied

ルーカスとフィリップは和解し、ようやく秘密の恋を楽しむ。ヘレンは事件が起こった小屋でルーカスへの聞き込みを行い、犯人はミトハットではなく、まだ生きていて危険な存在であること、新しく証拠となりうるものがまだ発見されていないことに気付く。ヘレンは犯人に狙われたルーカスを守るため、ライアンに協力を求める。

脚本：エンジェル・ディーン・ロぺス
監督：ロブ・リーバーマン

第8話「偽りの姿」／The Larsons' Dog

カミラはルーカスの保護のため24時間体勢で警護を行う。ライアンはシーターを失くしたばかりのカミラを誘惑し、ルーカスに近づこうとする。ヘレンは殺人犯の追跡を続けるうちに、思いがけずライアンと過去の痛みを共有するのだった。一方、偶然にも貸倉庫の鍵を発見したゲイブは、妻の隠された過去の手掛かりを見つける。

脚本：アディ・ハサック、サミール・メータ
監督：ロブ・リーバーマン

第9話「真の敵」／Savior Unknown

暗い過去の記憶によって結婚生活と家族を守る能力に支障をきたしつつあったヘレンは、ついにゲイブの前で箱を開けることにする。病院で昏睡状態のルーカスに話しかけてバイクの音を聞かせていたフィリップは、ルーカスを始末しようと病院へ向かうライアンを目撃し、事件の夜に見た犯人であることを確信するのだった。

脚本：アディ・ハサック、ジェニファー・コート
監督：スコット・ピータース

第10話「喪失と再生」／Mother's Day

ライアンが殺人犯だと気付き、ショックを受けるヘレン。手遅れになる前にフィリップとルーカスを探し出そうとするが、2人は病院を抜け出しモーテルに隠れ、携帯の電源も切っているため見つからない。証拠を消そうと必死なライアンは、二人をおびき出すためにフィリップの母アンの元へ向かう。

脚本：アディ・ハサック、ケンドール・マッキノン
監督：スコット・ピータース

放送時間

キャスト

ヘレン・トランス／Helen Torrance

ニューヨーク州のハドソン川沿いに位置する小さな町ティボリの保安官。夫のゲイブと共にフィリップを里子に迎えるが、ティーンエイジャーの男の子をどう扱ってよいのか悩み、里親用のハウツーものオーディオブックを聴いたりしている。平穏なコミュニティに降ってわいたような殺人事件の捜査に乗り出すが、麻薬組織が絡んでいるということでFBIが介入してきたことに苛立ちを覚える。ティボリに引っ越してくる前はバッファローで殺人課の刑事を務めていたが、そこでトラウマになるような事件に遭遇したらしく、ゲイブにも秘密で貸し倉庫に事件ファイルを保管している。

ジュリアンヌ・ニコルソン Julianne Nicholson

1971年7月1日、米マサチューセッツ州生まれ。1999年に映画『ラブレター／誰かが私に恋してる？』のフェミニスト役で注目される。海外ドラマ・ファンにはTV「アリーmyラブ」のジェニー・ショー役や「LAW & ORDER: 犯罪心理捜査班」のメーガン・ウィーラー役で知られている。他の出演作には「ボードウォーク・エンパイア」、「マスターズ・オブ・セックス」、『8月の家族たち』、『ブラック・スキャンダル』などがある。英国人俳優の夫ジョナサン・ケイクとの間に2人の子供がいる。

フィリップ・シェイ／Philip Shea

母親と2人で暮らしていたが、母が麻薬中毒から抜け出せないでいたため、ヘレン＆ゲイブ夫妻に里子として迎えられる。ゲイブとは一緒にカヌーに乗ったりして打ち解けていくが、実母と正反対なヘレンとはなかなか距離が縮まらない。ティボリの高校で出会ったルーカスに惹かれ、彼がモトクロスの練習をしているところをビデオ撮影していた際に立ち寄った山小屋で想いを打ち明けるが、その直後にルーカスと共に殺人事件を目撃してしまう。殺人事件のことを警察に通報しようとするものの、同性愛者であることが知られることを恐れたルーカスに止められ、口をつぐむことにするが……。

タイラー・ヤング Tyler Young

1990年12月17日、米イリノイ州シカゴ生まれ。シカゴの演劇学校で学んだ後、2013年にTVデビューを果たし、2016年に米USAネットワークで放送された本作のフィリップ役で注目を集めた。他には「シカゴ・ファイア」や「コード・ブラック　生と死の間で」などにゲスト出演している。

ルーカス・ウォルデンベック／Lukas Waldenbeck

プロのモトクロス・レーサーを目指す高校生。転校してきたフィリップと仲良くなるが、モトクロスの練習の帰りに寄った山小屋でフィリップから恋愛感情を寄せられていることを知り戸惑うが、自分もフィリップに対し同じような感情を持っていることに気づく。その直後にフィリップと共に殺人事件を目撃するが、警察に通報すれば自分たちが同性愛者であることが周囲に知られてしまうのを恐れて、フィリップに口止めする。幼少時に母親を病気で亡くし、厳格な父に育てられている。

ジェームズ・パクストン James Paxton

1994年2月23日、米カリフォルニア州生まれ。父親は2017年2月に急逝した俳優のビル・パクストン。2003年、9歳の時に『スパイキッズ3-D: ゲームオーバー』で俳優デビュー。ニューヨーク大学で映画学を学んだ後、ロンドンで映画と演劇を学ぶ。アメリカに帰国後、ミニシリーズ「Texas Rising(原題)」に出演。本作出演後には父親のビルが主演していたTVシリーズ「Training Day(原題)」にゲスト出演している。

ゲイブ・コールドウェル／Gabe Caldwell

ティボリ在住の獣医。柔和な性格で、妻ヘレンの保安官の仕事を全面的にサポートする。麻薬中毒患者の息子ということで、里子として迎えたフィリップにどうしても厳しい目を向けがちなヘレンとは対照的に、フィリップを優しく見守っていこうとする。

ギル・ベローズ Gil Bellows

1967年6月28日、カナダ・バンクーバー生まれ。高校卒業後、数多くの名優を輩出した演劇学校アメリカン・アカデミー・オブ・ドラマティック・アーツで演技を学ぶ。1989年、カナダ映画『The First Season(原題)』で俳優デビュー。1994年、『ショーシャンクの空に』の若き囚人トミー役で注目され、1997年から放映が開始された「アリー・myラブ」の弁護士、ビリー・アラン・トーマス役で大ブレイク。その後は映画・テレビの両方で活躍している。妻は「HEROES REBORN／ヒーローズ・リボーン」などで知られる女優リア・キルステッドで2児の父。

ライアン・ケイン／Ryan Kane

フィリップとルーカスが山小屋で目撃した殺人事件の犯人。逃げられた目撃者の口を封じるべくフィリップとルーカスを追うが……。

ウォーレン・クリスティー Warren Christie

1975年11月4日、北アイルランド・ベルファスト生まれ。フットボール選手としてリクルートされて入学したウィンザー大学在学中に演劇に興味を持ち、卒業後バンクーバーで俳優を目指す。2001年に俳優デビューを果たし、TV「バトルスター・ギャラクティカ」や「スーパーナチュラル」などにゲスト出演。その後「ホームタウン～僕らの再会～」、「ALPHAS／アルファズ」などに出演。妻で女優のソーニャ・サロマとバンクーバー在住。