「地上最強の美女たち!チャーリーズ・エンジェル」は1976~1981年の計5シーズン、全米ABCネットワークで人気を博したTVドラマ・シリーズ。元婦人警官である3人の美女が、けっして姿を見せないボス、チャーリーのもとで私立探偵として活躍するミステリーアクション。
知性もあり、運動神経も抜群なサブリナ・ダンカン、ジル・マンロー、ケリー・ギャレットは高度な訓練を受けた警官。しかし、ミステリアスな大富豪チャーリー・タウンセンドとそのアシスタントのジョン・ボスレーにスカウトされ、チャーリー探偵事務所で働くことになった。"エンジェル"と呼ばれるようになったサブリナ、ジル、ケリーは、声でしか姿を現さない所長チャーリーからの指令を受け、時には変装や潜入も行い、パワフルなアクションで事件を解決に導いてゆく。
全5シーズンの「地上最強の美女たち!チャーリーズ・エンジェル」。シーズンによって顔ぶれは変わるが探偵事務所には常に3名のエンジェルたちが在中しており、チャーリーがスカウトした婦人警官がエンジェルに起用されている。シーズン1の初代エンジェルの3人だが、サブリナはシーズン3まで、ジルはシーズン1のみ、ケリーは唯一全5シーズンにわたり登場のキャラクターとなる。
サブリナ役のケイト・ジャクソン、ジル役のファラ・フォーセット、ケリー役のジャクリン・スミスは本作の出演により、その人気が瞬く間に世界的なものとなった。70年代に一世を風靡した本作の製作総指揮を務めるのは、「ブルーブラッド ~NYPD家族の絆~」のレナード・ゴールドバーグと、「ビバリーヒルズ青春白書」や「チャームド~魔女3姉妹」のアーロン・スペリング。
2000年にはTVシリーズを題材に映画版『チャーリーズ・エンジェル』が制作されキャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リューがエンジェルに抜擢。2003年にはその続編『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』が公開されている。そして、2019年9月には、リブート版映画『チャーリーズ・エンジェル』の全米公開が決定。新人女優のエラ・バリンズカ、クリステン・スチュワート、ナオミ・スコットが主演に抜擢され期待を集めている。
70年代のTVシリーズに始まり、強い女性を讃える作品のひとつとして、人々の根強い人気を得ている。
お茶の間の人気番組となった本作は、数々のショーレースでも注目を集める。1977年、78年と2回連続でゴールデングローブ賞テレビドラマ部門作品賞にノミネート。サブリナ役のケイト・ジャクソンは、1977年エミー賞ドラマ部門主演女優賞ノミネート、1977年から3年にわたりゴールデングローブ賞テレビドラマ部門女優賞にノミネートした他、1977~1980年にかけて、エミー賞、ゴールデングローブ賞において計11部門にノミネートされている。