女検察官アナベス・チェイス ストーリー

舞台はアメリカ中西部のインディアナ州で州都インディアナポリスを有するマリコン郡。郡検事局の若く強気な腕利き検事補アナベス・チェイスは、夫ジャックとの間に、初めての子供である娘ヘイリーを出産する。そのための育児休暇から３か月ぶりに職場の検事局へと復帰するが、産休中、自分が昇進するはずだったポストに同僚のモリーン・スコフィールドが昇進し、新たに自分の上司になったことを知る。ショックを受けつつも、地域の安全と家族を守ろうと情熱を燃やし、次々と発生する犯罪の訴追を担当するアナベスだが、いずれも真相が見えにくい難事件ばかりで、しかも立ちはだかるのは凄腕弁護士のヘルマン。正義を信じるあまり、時に周囲と対立してしまうアナベスだが、その後もジャックと共働きを続け、娘ヘイリーを乳母に預けてから出勤する毎日へ。しかし、仕事と育児の両立に悩まされることに変わりはない。職場では、検事局の上層部に逆らえない中間管理職の男性スティーヴや、生真面目な検察官であるモリーンが、直情的なアナベスを制止しようとすることも。それでも１人の検事補として、そして１人の母親として全力を尽くすアナベスは、近隣で起こる犯罪を次々と有罪判決に導いていく。しかしそんなアナベスに予想もしなかった悲劇が訪れる。最愛の人物であり最高の理解者でもあった夫ジャックが飲酒運転をしたドライバーが起こした事故に巻き込まれ、自分と生まれたばかりの娘を残して逝ってしまったのだ！
一度は絶望の淵に立たされるアナベスだったが、彼の死から数か月後、再び職場復帰する。アナベスは新しい上司として配属された地方検事補のジェームズ・コンロン、タフでまっすぐな刑事エド・ウィリアムズや、頭の切れるコンロンの右腕である刑事レイ・ブラックウェルらと共に、彼女の住む町、そしてまだ生まれたばかりの愛娘のために、再び情熱をかけて犯罪に挑んでいくのだ。