人気TVドラマの裏側を監督が明かすドキュメンタリー、日本初放送!
現代のテレビシリーズのカメラの裏側にいる人々を内側からかつてなく詳しい描写で明らかにするドキュメンタリー。「ゲーム・オブ・スローンズ」、「シックス・フィート・アンダー」といったドラマの製作者や監督たちが、キャリアとスタイルを自らの家で語る。また、脚本家やショーランナーが場を仕切るアメリカのテレビドラマの世界で、監督たちが生き残るための秘密兵器や戦略も明らかに。ショーランナー、アシスタント、フォトディレクター、編集者といった彼らの親密な協力者のインタビューを交えてお送りする、ドラマファン必見のドキュメンタリーとなっている。
フランスのEMPREINTE DIGITALEが制作、映画・ドラマ専門チャンネルOrange Cinéma Séries (OCS)で放送された。OCSはフランスの放送局だが、扱っている作品は英語にフランス語の字幕が付いているものや、フランス語吹替えのものなどが多い。米HBOと10年以上にわたってパートナーシップを結んでおり、「ゲーム・オブ・スローンズ」や「ビッグ・リトル・ライズ~セレブママたちの憂うつ~」といったHBO作品のフランス国内独占放送を行っている。
本作はフランスのドラマの祭典、Series Maniaのオフィシャルセレクションに選ばれている。世界的に見て映画をテーマとしたドキュメンタリーは多いものの、テレビドラマに関するものはまだ少なく、またプロデューサーや監督といった面々には注目が集まりにくい。テレビドラマの製作側の苦労を知ることができる大変貴重なインタビューである本作は、ドラマ人気が高まる今、一見の価値がある作品である。
監督のシャーロット・ブルムは、1978年生まれ、ドラマの大ファンでフランスの雑誌Séries Insideの編集長を務める。若いころに見た「ツイン・ピークス」「Fresh Prince of Bel-Air(原題)」「コスビー・ショー」といったシリーズの影響を受けドラマの虜に。そのあまりのフリークぶりは私生活にも影響をきたし、家の中はDVDで溢れかえり、会話もドラマの裏話ばかり。料理も「ザ・ソプラノズ」の中でアーティ・ブッコが営むレストラン“ベスビオ”のメニューや、「デスパレートな妻たち」に登場するアメリカの家庭料理にインスパイアされているという。2012年にはドラマの情報番組「Ciné, Séries & Cie」シリーズの製作チームを作り、自身も出演、OCS Maxで放送される。
原題 | アート・オブ・テレビジョン The Art of Television |
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データ | 2017年/フランス/字幕/30分/HD作品 |
出演 |
アラン・プール アラン・テイラー |
© Empreinte Digitale 2017