舞台はカリフォルニア。結婚式では新郎の付添人をしてくれて、体調が悪ければ病院へ連れて行ってくれ、リトルリーグの応援にまで駆けつけてくれる、妻たちは彼をかわいがり、夫たちはビール片手に彼と語らう……。34歳のブライアンは、そんな「親友にしたい男Ｎｏ．１」だ。しかし、彼は自問自答を繰り返す。妻としてふさわしい女性はどこかにいるのだろうか？ なぜ恋愛はこんなにも複雑なのか？ 何が問題で誓いを立てるのを躊躇してきたのか？ そして最大の疑問……全ての問題の根っこにあるのは、親友アダムの彼女マージョリーに密かに思いを寄せていることなのだろうか？
ブライアンの親友のアダムは、絵に描いたように完璧な彼女マージョリーとの別れを考えていた。ブライアンの姉ニコールは、年下の夫アンジェロと子作りに励んでいる。自由奔放なデイヴとディーナは３人娘に恵まれたが、夫婦生活はまったく。そして、彼らもなぜだかはよく解らないのだが、既婚者たちがよくやるように、ブライアンに結婚を勧めている。ブライアンは本気で愛していない女性ともつい付き合ってしまうような男ではあるが、いつの日か最愛の女性に巡りあうことを夢見ているのだ。