1 ミステロンとの遭遇（前編）

Instrument of Destruction, Part One

火星に正体不明な信号を探知した地球防衛組織スペクトラムはスカーレット大尉とブラック大尉を調査に送る。信号を発したのは街を遮蔽し隠していた異星人ミステロンだった。街から発せられた物体を攻撃と思ったブラックは攻撃し、街を破壊。ミステロンは2人を襲ったのち地球への復讐を誓う。ブラックは死亡、生還したスカーレットはミステロンに操られ、スペクトラム基地の破壊工作を行う。ブルーがそれを阻止、スカーレットを撃ち殺すが、完全に死んだはずの彼は不思議なことに生き返った！

2 ミステロンとの遭遇（後編）

Instrument of Destruction, Part Two

ミステロンの手先として甦ったブラックは、スペクトラムのリーダー、ホワイト大佐が世界連合の緊急会議で演説する中、彼の命を狙う。すんでのところでスカーレットが身代わりに撃たれ、ホワイトは助かる。しかし、エンジェル・チームのパイロット、デスティニーは昔の恋人ブラックを見て感情に負け彼を逃がしてしまい、エンジェルとしての自信を失う。

3 砂漠に降る恐怖

Rain of Terror

スカーレットはハイドラ研究所のスーザン・トッド博士と砂漠に雨を降らせる実験に着手している。エンジェル機の助けを借り、上空から薬品を散布、空には突如、雲が現れ、雨が降り始める。雨を体中に浴びて喜ぶスーザン。しかし基地に戻るとスーザンの様子が一変。ホワイト大佐を撃った後、研究所の主任ヴァンダム氏を人質にエンジェル機を奪おうとする。

4 マーキュリーシャトルを救え！

Mercury Falling

コパルスキー博士の指揮のもと、デスティニーとブルー大尉の乗ったマーキュリーシャトルが打ち上げられるが、宇宙で制御不能に陥る。制御を奪った謎の人物はダイアモンドで身代金を要求、断ればシャトルをワシントンに墜落させるという。シャトルにはミステロン対策として原子力で動く衛星が積まれており、墜落した際の惨事は計り知れない。またミステロンがそれを知れば、喜んで墜落させようとするだろう。そう考えたホワイト大佐はスカーレットを事態の収拾に向かわせる。

5 サイバーバグ来襲

Swarm

スカイベースに未確認の航空機が接近する。応答がないため、ホワイト大佐はエンジェル機を発進、デスティニーが撃墜する。しかし破壊された航空機から緑色の虫の大群が現れ、デスティニーのエンジェル機を覆う。デスティニーは虫によって壊された機を諦め、脱出、スカーレットの機転で命を救われる。虫はミステロンが作ったサイバーバグ。デスティニーの服に隠れており、スカイベースを侵食し始める。

6 ミステロンの暗殺者

Touch of the Reaper

致死の疫病、ラゼス病の特効薬に取り組むキング博士と助手のダナ。研究は最終段階に入るが、ミステロンの細工で2人は疫病菌を浴び、死亡。消滅した体は復元され、2人はミステロンの手先となる。しかも、手で触れるだけでウィルスを媒介、瞬時に人を殺害できる体となって姿を消す。また、その一部始終を監視カメラで見たスカーレットは自分の存在に少なからずショックを受ける。

7 奪われたライノ

Trap For A Rhino

スコットランドのハイランズにある原子力発電所。ミステロンの緑色の光がその上空を覆う。近くに住む老婆マッケンジーがそれを目撃、やがて緑の光は老婆の家を包み、彼女は…。翌日のスペクトラム飛行訓練所で指導員のハーモニーはジョンソンと会話する。そこにホワイト大佐からの通信が。大佐は昨夜の騒ぎをミステロンの仕業と疑い、ハーモニーを老婆の家へ、スカーレットを発電所へと向かわせる。一方、ジョンソンはミステロンの手先となり、何も知らないハーモニーと行動を共にする。

8 再会の涙

The Homecoming

スカイベースのジムでフェンシングを楽しむホワイト大佐とスカーレット。そこにグリーン少尉から未確認物体が地球の大気圏に突入したとの知らせが入る。エンジェル機が確認したところ、それは旧式の脱出ポッドだと判明。脱出ポッドは木星計画に使われたエンデバー2号のもので、乗組員2人は既に冬眠カプセルの中で死亡していたが、生き残っていた司令官ルイスは実にグリーン少尉の父親だった。

9 復讐のミステリーサークル

Circles Of Doom

休暇で空軍の航空ショーを楽しむスカーレットとデスティニー。デスティニーはヴァンパイア編隊の見事な飛行に対抗心を燃やし、エンジェル編隊の飛行へと向かう。その折り、第二次世界大戦時の爆撃機ランカスターを見て、スカーレットは感慨を覚える。華麗な飛行を見せるエンジェル編隊。しかしその陰でブラックがあやしげな機械を操作し、すべてのデジタルテクノロジーが使用不能となる。

10 ラットの罠

Rat Trap

火星基地エリューシオンとの連絡が途絶えて3週間。ホワイト大佐はスカーレットたちを調査へ向かわせる。しかし火星へ向かう途中、基地からミサイル攻撃を受けシャトルが損傷してしまう。なんとか基地に到着するが、隊員は惨殺され、基地も破壊されており通信もシャトルも使い物にならない。救助が来るのは2週間後、自力で地球へ戻る道を探る一行だったが、謎のロボットに攻撃され、ハーモニーが被弾する。ロボットは通称ラット、過酷な環境のもとで作業させるために基地の科学者が使用していたものだ。どうやら何者かにコントロールされ、破壊活動を行っているらしい。

11 謎のメッセンジャー

The Achilles Messenger

バルニース城で尋問訓練プログラムを受けるスカーレット。訓練所所長のウィンタースと喧嘩になり2人は険悪なまま別れた。その直後、電話を受けたウィンタースは車で外出。しかしミステロンの手により事故に遭い、復元される。城に戻るウィンタース。スカーレットと格闘になるが、「地球を救うために来た」と告げる。ミステロンは体を持たないが、個々人は存在する。そしてこの戦争に反対する者もいるという。その代表として彼女がミステロンの倒し方を教えにきたと言うのだ。

12 ゴースト・スカーレット

Chiller

砂漠の食堂で、ミステロンの話に乗ったスペクトラム隊員ストーリーは、金と引き替えにスカイベースに爆弾を仕掛ける計画を立てる。それを知ったスカーレットは食堂に乗り込むが返り討ちに遭い、スカーレットは食堂もろとも吹っ飛ぶ。ブルーがスカーレットを発見。直ちに基地の医務室に運ばれるが、損傷がひどく復元しない。目覚めたスカーレットは様子がおかしいことに気づく。自分の体はベッドにあり、まるで幽体離脱したようだ。人々は体をすり抜けていく。姿も見えず、声も届かない。彼はいかにしてスカイベース爆破計画を阻止するのか？

13 大佐の娘

Heist

砂漠の食堂で、ミステロンの話に乗ったスペクトラム隊員ストーリーは、金と引き替えにスカイベースに爆弾を仕掛ける計画を立てる。それを知ったスカーレットは食堂に乗り込むが返り討ちに遭い、スカーレットは食堂もろとも吹っ飛ぶ。ブルーがスカーレットを発見。直ちに基地の医務室に運ばれるが、損傷がひどく復元しない。目覚めたスカーレットは様子がおかしいことに気づく。自分の体はベッドにあり、まるで幽体離脱したようだ。人々は体をすり抜けていく。姿も見えず、声も届かない。彼はいかにしてスカイベース爆破計画を阻止するのか？

14 殺人ウィルス

Virus

特別セキュリティ議会の次期長官候補、フェルナンデスが謎の死を遂げ、ホワイト大佐はスカーレットとブルーに調査を命令。そこでブルーはフェルナンデスのコンピュータをチェック。その後彼は様子がおかしくなり自殺を図るが、スカーレットが何とか救う。またフェルナンデスのコンピュータをアップロードしたデータを見ていたグリーン少尉も自殺を図る。このコンピュータに秘密があるらしいのだが…。

15 デスティニー失踪

Heist

砂漠の食堂で、ミステロンの話に乗ったスペクトラム隊員ストーリーは、金と引き替えにスカイベースに爆弾を仕掛ける計画を立てる。それを知ったスカーレットは食堂に乗り込むが返り討ちに遭い、スカーレットは食堂もろとも吹っ飛ぶ。ブルーがスカーレットを発見。直ちに基地の医務室に運ばれるが、損傷がひどく復元しない。目覚めたスカーレットは様子がおかしいことに気づく。自分の体はベッドにあり、まるで幽体離脱したようだ。人々は体をすり抜けていく。姿も見えず、声も届かない。彼はいかにしてスカイベース爆破計画を阻止するのか？

16 歪んだ時空

Enigma

ミステロンの宇宙船が来襲、エンジェル編隊が発進し攻撃するが、シールドに守られ、ダメージを与えられない。宇宙船はエンジェル編隊の後を追い、スカイベースへ。衝突寸前のところでコースを変え、オーストラリアの北部砂漠地域へ着陸する。調査へ向かうスカーレット、ブルー、オーカー、グレイの4人。巨大な宇宙船にブルーが触れると全員が船内へワープした。船内では無線も機器も使用不能。異次元空間のように入り乱れ、時と空間が歪められている。

17 宿敵と親友

Best of Enemies

北極。ブラックは商談に来たロシア人3人を殺し、有機体爆弾を手に入れる。しかしスカーレットが遠くから、その一部始終を目撃。トラックで逃げるブラックを追いつめる。格闘する2人。ブラックはスカーレットを倒しライノを奪うが、ロックダウン・プロトコルが発動しており、操縦できない。そうしているうちに氷原の氷が割れ、ライノは水中へ。スカーレットも意識を取り戻し、ライノに乗り込む。水中のライノではブラックとスカーレットが反目しながら、昔話を語り、共同で脱出作戦を練る。スカーレットはブラックと対話するうちに、コンラッドとしてのブラックを引き出そうとするのだが…。

18 双子のテレパシー

Contact

休暇でロッククライミングを楽しむフィル・ボガート博士はミステロン化され、サンダーパルスを発動させて研究施設を消滅させる。博士は音による周波数の反響で原子内レベルの崩壊を引き起こす「ソニック変位兵器」理論を確立した人物で、双子の兄弟フランクがおり、2人はテレパシーでコンタクトできるという。フランクは最新鋭の金庫を破る名人で、現在は服役中。スカーレットとブルーはフランクのもとを訪れ、博士の居所を彼のテレパシーで探ろうとする。

19 戦艦プロテウス

Proteus

大型艦プロテウスは兵器を積んだ軍艦で、航行を含め、すべてをコンピューターに依存している。またメンテナンスにはロボットを使い、実質クルー3人で航行できる。そのテスト航行に立ち会ったスペクトラムの面々。エデン少尉に導かれ中央コンピューター室を視察するグリーンだったが、そこへミステロンが現れ、船を乗っ取られてしまう。また機関室ではミステロンによりロボットが反乱を開始、ホルザー艦長は殺され、逃げる途中ホワイト大佐も被弾し、意識を失う。

20 火星基地の秘密

Syrtis Major

ヴァルカン・インダストリーを強制捜査するスペクトラム。退去命令が出ている火星の採掘基地にメンテナンス・クルーを送ったためだ。クルーの退去を命じるホワイト大佐、しかしクルーとの連絡が途絶えているという。ヴァルカン社のグリッグスを伴い、火星の採掘基地へ向かう一行。基地内に入るが、モニターは切られ、クルー3人の姿も見当たらない。しかも基地内を捜索するうちに、ブルーとオーカーの様子がおかしくなる。デスティニーを基地に残し、坑道探索へと向かう一同。坑道にはガスが漏れ出ていた。グリッグスは無害だと言うのだが…。

21 飛べないエンジェル

Fallen Angels

サミットの会場をミステロンに悟られないため、スペクトラムは非常態勢を取っていた。エンジェル編隊に護送されスウィフトで移動中のホワイト大佐をヴァンパイア編隊が急襲。エンジェル編隊が何とか全機を撃墜するが、3人のエンジェル機も大破、南の島に不時着する。サミットの影響で救援は1日後だ。沖ではヴェーンをリーダーとする海賊船が調査船を襲い、毒物サンプルを奪っていた。そこへミステロンが現れ、サンプルで海賊を殺し、複製化する。目的は島にいるエンジェルたちを捕らえ、サミットの会場を聞き出すことだった。

22 ラグナロクの嵐

Storm at the End of the World

アラスカにある炭坑の町ラグナロクをミステロンに操られたロシア製装甲車ドゥルーズニクが破壊、すぐに町民を含めた町全体を複製する。スカーレットとブルーはハミングバードで奪われたドゥルーズニクを発見。ミステロンの目的を知るためラグナロクを訪れるが、ミステロン化された町民に捕らえられ、炭鉱で採掘作業をさせられる。採掘を行わせるミステロンの目的とは？

23 月面の決闘

Duel

神経ガスを奪ったミステロンの今回の狙いが、月にあるトランクィルティの観光施設であると知ったスカーレットは、自らも月へと向かう。そこで待っていたのはブラック。彼の本当の狙いはバイソンを奪い、施設を含め月面基地を破壊することだった。ブラックはスカーレットとライノによる1対1の対決を挑む。

24 スカーレットVS偽スカーレット

Shape Shifter

ラルー研究所にテロリストが侵入、スカーレットが阻止する。しかし、研究所内のタンクが破損、漏れた黄色いガスからミステロンがスカーレットのクローンを生む。クローンは本物のスカーレットを撃ち、沼地に捨ててしまう。エリとザッカリーが彼の死体を拾い上げが、墓に埋められかけたスカーレットが突然、息を吹き返しエリたちは「ゾンビ」と驚いて逃げ去った。スカーレットは基地に通信を入れるが、本物のスカーレットが再びミステロンの手に落ちたと思ってしまったスペクトラムの一同はクローンの件を信じようとしない。

25 ブラックの帰還

Dominion

ブラックの計画をなんとか阻止したスペクトラムは彼の肉体を回収する。ブラックは重傷だったがすぐに回復し、「ミステロンから解放された」と言う。ドクターの診察によると、スカーレット同様に人間とエイリアンのハイブリッドで、脳波は正常だと言う。しかし、ブルーの進言もあり、ホワイト大佐はブラックを信用しないことを決める。拘束室ではデスティニーを前にブラックがコンラッドに戻ったと語る。しかし、ブラック自身も混乱し、デスティニーは涙にくれる。

26 奪われたスペクトラム・バイク（最終回）

Grey Skulls

暴走族グレイスカルズのリーダー、コルトはウルフ団のリーダー、ブロックに休戦を申し入れる。話が決裂しかけた矢先、ミステロン化した警官リマーの乗った車が工場に到着。リマーは屋上でブロックをミステロン化し、爆弾を渡して消滅。ブロックは工場を飛び越えて逃げる。そこへ到着したオーカーは、ミステロン化したリマー、ブロックを取り逃がしただけでなく一部始終を見ていたコルトに武器を搭載したバイクを奪われてしまう。