HEROES REBORN/ヒーローズ・リボーン

特設サイトはこちら

世界的メガヒットドラマ「HEROES/ヒーローズ」の5年後の世界を描くリミテッド・シリーズ最新作

キャスト&スタッフが語る「HEROES REBORN/ヒーローズ・リボーン」

ティム・クリング(企画・製作総指揮)

「HEROES REBORN/ヒーローズ・リボーン」はオリジナル・シリーズの「HEROES/ヒーローズ」を元に新たな幕開けがはじまる。オリジナル版のアイデアはそのままに残して、オリジナル版を見てくれた視聴者へ敬意を表しているんだ。オリジナル版に起こった出来事が本作でもたくさん引き継がれている。ストーリーはオリジナル・シリーズの最終回から5年後の世界から始まるから、5年間の間に起きたことを急ぎ足で伝えることにする。

オリジナル・シリーズ「HEROES/ヒーローズ」の最後では、チアリーダーだったクレアが、世界には能力を持つ人間が存在することを告白した。シリーズ最終回の最後の場面で、彼女はものすごく高い所から飛び降りたものの死なずに肉体を再生させて、彼女のような存在がいることを世界に知らせることになった。クレアと彼女の父親は大げんかをして、父親は能力者の存在は世界に受け入れられずに大変な状況になると考えていた。そして5年後の今、案の定、彼女の父親が正しかった。世界は能力者を受け入れられず、能力者は迫害され追い詰められ搾取されてしまう。そんな状況を前提に「HEROES REBORN/ヒーローズ・リボーン」の13話に及ぶストーリーが始まる。能力者にとって危険な世界となってしまった中で、能力者は姿を現して、彼らの存在を認めない世界を救わなければならないから、非常に危険な状況なんだ。
そんな大前提の中で、ジャック・コールマン演じるキャラクター(ノア・ベネット)は、ベッコウ縁めがね(Horn-Rimmed-Glasses)をかけていたことから通称HRGと呼ばれていたけれど、彼はオリジナル版の設定を引き継いでそのままにしている。HRGは関わっていた場所ややっていたことなんかの記憶がなくなっている。記憶を消す必要があったんだ。それで、パイロット版で彼は記憶がなくなっていることを思い出す。自分は何を忘れてしまって、なぜ忘れてしまったのか最終的には調べることになる。

メインキャラクターはオリジナル版にも登場していたジャック・コールマン演じるHRG(ノア・ベネット)で、彼は常に中心にいて、他のキャラクターが入れ替わる中でもハブとなる役割を務める。彼のキャラクターは、能力者が存在することと関係があって、すべてを知る何者かに関係する会社で働いていた。そんなHRGが中心的なキャラクターとなって再び登場する。それから新しいキャラクターもたくさん登場する。オリジナル版に登場していたことになっているキャラクターの両親が登場する。重要な役を演じるキャラクターも多少は登場するけれど、ほとんどは隠れキャラのような感じで、ストーリーを追う中で徐々に登場することになる。

ジャック・コールマン(ノア・ベネット役)

オリジナル版の「HEROES/ヒーローズ」は、ごく平凡な人々が特殊な能力を持つというコンセプトが視聴者の心をつかんでいた。ボディスーツにマントをまとったヒーローが命がけで悪と闘うのではなく、子供から大人までいろんな年代の人が、自分の身に何が起きているのかよく分からないまま能力に目覚めていったんだ。視聴者はそんな登場人物たちの「いったい何が起こってるんだ?何かがおかしい」という感覚に共感したんだと思うね。ヒーローは運命を受け入れて持てる能力を役立てて制御しながらヒーローとしての道を歩んでいく。「HEROES/ヒーローズ」に登場するキャラクターもそんな誰もが楽しめるヒーローの要素を持っている。彼らは自分たちの能力をうまく操ってたわけじゃなかった。特殊能力に最初は驚いて、だんだんと理解してうまく使えるようになって、ヒーローになる運命に身を任せていった。そんな登場人物の気持ちを見ている人も同じように感じられるんだ。姿を消したり空を飛んだりするなんて思いもしないような平凡な人々にスーパーヒーローの要素が組み合わさっているんだよ。

それから、すべてのヒーロー作品に見られるような、視聴者の願望を叶えるという要素もあると思うね。世界は自分の力では手に負えない。自分は周囲の出来事に影響を与えるほど大した人間でもないし強くもないけど、飛んだり、姿を消したり、人の心を読む能力がある。そんな、特殊な能力を持つ人間が登場する作品に普遍的に見られるような視聴者が願望を叶えたい気持ちを達成できるんじゃないかなと思ってる。視聴者は「すごい!もし自分にも超能力があったら、人生を思い通りにできるかもしれない」なんて考えながらドラマを見る。特殊能力があると、大抵はもっと複雑な状況を引き起こすことになるんだけれど、それでも視聴者は超能力があれば人生をもっと楽に生きられるんじゃないかって考えるんだと思う。

「HEROES REBORN/ヒーローズ・リボーン」はオリジナル・シリーズの5年後の世界が舞台になる。能力者と非能力者が集まって両者の関係を改善しようと大規模なサミットを開催していた場所で、大惨事が起こるんだ。何が起きたのかすぐには分からないけれど、大勢の人が死んだことで状況はすっかり変わってしまう。政府は能力者に対して生殖活動を制限する法律を制定したり、閉じ込められる人も出て、多くの能力者が人目につかないように身をひそめて生活しなければならなくなるんだ。オリジナル版にも登場した能力者の中には、姿を消して隠れて生活する者もいた。そして、これまでにいなかった新しいキャラクターもたくさん登場する。彼らの中には能力を上手に制御できる者もいれば、制御できずに隠そうとする者もいる。だから、特殊能力を持つ人々が生きていくには、より一層危険な世界になっている。

ティムによれば私が演じるベネットはオリジナル・シリーズと同じように超能力者を監視することになるらしい。登場するすべての人物と関わりあう役目になるみたいだよ。どんな人物が関わっていてどんな能力があるのか把握していたけれど、今回は違う。やることが山積みなんだ。(オデッサの)平和サミットでの爆破事件では何が起こってどんな陰謀が隠されているのかを探る人物に、急いで追いつかなければならない。ベネットはいつもは計画を立てて行動するようなタイプだが、今回は臨機応変に対応しなくちゃいけなくなるから非常に面白くなるね。たくさんの謎を解明することになるし、理解と計画と行動を同時にやらなきゃいけない。

ストーリーの冒頭でベネットはずっと昔にやっていた仕事をしている。彼はテキサス州のオースティンで車のセールスマンをしていて、愛する女性と共に平穏な生活を取り戻そうと頑張っている。彼にとっては絶対にあり得ないことだけどね。そこへクエンティン・フレイディという人物が現れてオデッサでの爆発事件は陰謀だと主張する。ベネットはいろんなことを聞かれるけど、彼には知らないことなんだ。

今回も眼鏡をかける。最高だよ。久しぶりに眼鏡をかけたのはスーパーボール用のプロモーション撮影の時だったんだけど、スタッフは用意がなくて私に眼鏡を持ってるか聞いてきたんだ。実は5年前に使ったものを持ってたから、それをかけて撮影したんだ。その後で以前眼鏡をつくった会社に注文してくれた。ちょうどベネットの眼鏡に度付きレンズをつけて使おうと思っていたところだったから、いい感じだよ。度付き眼鏡ならコンタクトレンズをつける必要がないからね。それにしても、5年ぶりにまた眼鏡をかけるなんて最高だね。眼鏡をかけた姿を見て自分だって認識するまで少し時間がかかったけどすぐに慣れたよ。でも、ご存じのとおり、眼鏡をかけた姿で激しい攻撃を受けるから、ベネットを演じるのは危険なんだ。

オリジナル版の「HEROES/ヒーローズ」を見たことがなくても、とにかく「HEROES REBORN/ヒーローズ・リボーン」を一度見てもらえれば、すぐにこのドラマの世界で起こっている出来事が理解できると思うし、ストーリーに追いつけるはず。でも、オリジナル版の時と同じように、異なる世界で起こるいろんなストーリーやキャラクターが徐々に歩み寄って、ある決定的瞬間の重要な事実に向かって進んでいくことになる。だから、もしオリジナル・シリーズを見たことがないなら、刑事ものを見ているような感覚を覚えるかもしれないね。一見つながりがなさそうに思えることが最終的にはつながっていくから、すごくおもしろい。最初のシーズンで、マット・パークマンとヒロ・ナカムラの世界がどうやってつながっていったか、どこでどんな状況でつながったのか見たと思うけど、今回もそれと同じようなことがたくさん起こる。それぞれの軌道を周っていた衛星が、最終的には近づいて衝突して謎が解けることになるんだ。

ザッカリー・リーヴァイ(ルーク・コリンズ役)

「HEROES REBORN/ヒーローズ・リボーン」は主にオリジナル・シリーズの最終回から5年後が舞台になっている。オリジナル版の最後では、超能力を持つ人間の存在を世界がとうとう知ることになった。そして5年後の現在から1年前、つまり最終回から4年後に大事件が起こる。大勢の人が死んで、能力者たちがテロ行為を起こしたとして非難されてしまうんだ。それが原因でアメリカやおそらく世界中でも能力者はひどい迫害を受けることになった。世界は能力を持つ人間と持たない人間で分裂して、能力者は排斥される事態に陥ってしまうんだ。

第1話ではジョアンというキャラクターがちらっと登場する。最初は彼女が何者なのか分からないと思うけど、スーパーヒーローさながら誰かを追跡しているんだ。そして僕が演じるルークも登場する。ジョアン同様に最初は彼の行動が何に関係するのか分からないと思う。彼はシカゴにある教会の地下で会合みたいなものを開いている。そこにはたくさんの能力者が集まっていて、政府や地下組織や正気を失った自警主義者から追われた時に何をすべきかを話し合っているんだ。
そしてすぐに、ルークジョアンはとてつもなく悪い人間だということが判明することになる。


【過去に出演したTV「CHUCK/チャック」との違いについて】
「HEROES REBORN/ヒーローズ・リボーン」の世界はチャックにとってはごく普通の光景だよね。チャックはとても心優しくて優秀な人間だけど、一方では自分の世界ではつまずいているようなキャラクターだった。僕自身、知的で自信に満ちあふれるカッコいいキャラクターを演じたいって思っていたんだけど、もしかしたらそんな要素は一緒にしない方がいいのかもしれない。闇を抱えてて、すごく悪い人間を演じるのもいいかもしれないって思ってるよ。

オリジナル・シリーズの「HEROES/ヒーローズ」が大好きだったんだ。ごく普通の人たちが突如として特殊能力が使えるようになるっていうコンセプトがいいよね。だって、子どもの頃に『X-MEN』が大好きだった人なら、大人になった今でも、飛んだり、姿を消したり、瞬間移動したり、人の心を読んだり、特殊能力ならどんなものでも持ちたいと思ってるものなんだ。オリジナル版が大好きだったから登場人物みんなのファンだった。「CHUCK/チャック」に出演した時はシーズン1とシーズン2でたくさんの共演者やスタッフと出会えたし、友だちになった人もたくさんいる。オリジナル版の「HEROES/ヒーローズ」は僕にとっては特別な作品だし、引き寄せられるものがあるんだ。だから、ちょっとでも参加したいと思っていたんだ。

オリジナル・シリーズ(「HEROES/ヒーローズ」)のファンだった人も、今回のシリーズでまたお気に入りになる部分を見つけてくれればうれしいね。登場するキャラクターやキャラクター同士の関係も面白いし、衝撃の事実も明らかになる。アクション・シーンや複雑に組み上げたストーリー展開や、どんな陰謀が企てられているのかも見どころだよ。それから僕もね(笑)。それからストーリーを安心して追えるところもいいんじゃないかな。リミテッド・シリーズだから、始まりはすごく明確だし、中盤から終盤にかけても無駄な部分はそぎ落として視聴者が見る気をなくすようなことがないような展開になっている。前にやったようなエピソードはでないし、最後のエピソードでは(これまでの展開を)繰り返すことがないような内容になってるんだ。僕自身、今回のリミテッド・シリーズがすごく気に入っているし、最高にカッコいいストーリーを演じられたからうれしいね。いい作品に仕上がってるよ。

ロビー・ケイ(トミー・クラーク役)

今回のシリーズは前作からしばらく経過して、テキサス州オデッサで起きた大惨事の後の世界が舞台になっている。大惨事が起きたのは能力者がいるからだとみなされて、世界の状況は変わってしまうんだ。特殊能力を持つ人たちは、追い詰められてひどい扱いを受けるようになる。そして、人々の生活は一変する。特に能力者は逃亡者となり追われる身になって、人間として扱われなくなって、うとまれるようになるんだ。だから、すごく悲観的な状況になった世界でもっとハラハラした展開になっていくんじゃないかな。

僕が演じるトミーはイリノイ州カーボンデールに住む高校生。能力があることがイヤで普通の生活を送りたい彼は、母親と一緒にずっと引っ越しを繰り返してきた。とにかく普通になりたくて、能力を使わないようにがんばるんだけどダメだった。どうやったって能力が生活に入り込んでくるんだ。それから自分の能力が少し理解できるようになって、これ以上無視できないことに気がつき始めた頃からストーリーが始まる。能力を受け入れなきゃいけない。受け入れられなくても、向き合わなくちゃいけないと思い始めるんだ。

トミーは物を消すことができる。自分が触れた物が消えて能力に気が付いたんだ。最初は能力を制御できなくて、触ったものがどこへ行ってどうなったのか分からずに困ってた。物だけじゃなく人間だって消せるんだけど、どこへ行ったのか分からなかった。消えてなくなったのか、どこか別の場所へ移動したのか、もしくは殺してしまったのか、彼にはまったく分からなかったんだ。

現実の世界につながるポイントがたくさんあると思うんだ。視聴者は、特殊能力を持っている人間がごく普通の生活を送っているというところに、すごく親近感を感じるんじゃないかな。例えば、トミーは内気でセンシティブな高校生。そんな彼に親近感を持ってる人はたくさんいると思うんだ。でも、そんな平凡な人間が特殊な能力に気付いていく。だから、独特なストーリーになるんだ。それから、人間は誰でもユニークで特別なんだっていう感覚を視聴者は自分と置き換えて感じているのかもしれないし、特殊能力に対するあこがれもあるのかもしれないね。

どんなストーリーになるのか予想できないんだ。脚本を読んだ時はすぐにストーリーに引き込まれて、次はどんな展開になるのか分からなかったよ。だって、急に日本が出てきたかと思えば、また別の場所が登場して、すごくワクワクして目が離せないんだ。読み終わって、「次のエピソードではどうなるんだ? あ! まだ脚本がなかった... チクショー!」ってなるんだ(笑)。すごくエキサイティングなストーリー展開になるよ。

マシ・オカ(ヒロ・ナカムラ役)

(「HEROES/ヒーローズ」の)最初のプレミア放送から10年近く経ってまた(2015年のコミコンに)参加できるなんてすごく感激ですよ。今回僕が登場する場面ではちょっとひねりを加えたんです。会場のスクリーンに「参加できなくてごめんなさい」って感じの映像を流して会場に来ないと思わせて、ステージに登場する演出をしたんですね。単純な仕掛けでしたけど、会場のみなさんは喜んでくれたのでよかったです。だって、ここは僕たちにとってホームなんですからね。ファンのみなさんと交流してお返しができる貴重な機会なんです。「だから僕は映画やドラマの製作に携わっているんだ」って認識できる場所なんですよ。

ファンあっての作品なので応援してくれるファンがいることはすごく重要ですね。10年くらい前のコミコンで(「HEROES/ヒーローズ」の)パイロット版(第1話)を初公開してから、何もかもが変化したんです。作品を気に入ってくれたファンが口コミで広めてくれて、特に最近は電子機器やSNSを使って拡散してくれているのでありがたいですね。ファンの後ろだてがなかったら僕たちの成功はなかったと思ってるんですよ。特にテレビドラマでは続編が続く可能性にもつながるので、最初の数エピソードがすごく重要になるんです。だから、ファンのみなさんの応援を味方に力強いスタートを切りたいですね。

HEROES/ヒーローズ」が好きなら「HEROES REBORN/ヒーローズ・リボーン」も同じくらい楽しめると思いますね。キャラクターそれぞれの物語も面白いですし、特殊能力やスーパーヒーローや悪役がどれもすごく楽しめます。おなじみのキャラクター以外に新キャラクターも登場するので、今回も見ごたえのある内容になっていますよ。

ライアン・グスマン(カルロス・ギテレス役)

「HEROES REBORN/ヒーローズ・リボーン」は「HEROES/ヒーローズ」の最終回から5年後の世界からストーリーが始まる。能力者と普通の人々が存在する状況で、(1年前に)ある大事件が起きたんだ。それ以来、人々は能力を持っているかどうかで分類され、能力者は差別されるようになった。そもそも、普通の人々は能力者の存在に不安や困惑を感じていて、能力者を自分たちで見分けてたから、正式に区別した方が安心できるからね。「HEROES REBORN/ヒーローズ・リボーン」の世界は色々な文化が融合してるし、キャストもバラエティに富んでて、変わった雰囲気の中でストーリーが展開していくのが面白いんだ。

僕が演じるカルロス・ギテレスはイーストロサンゼルスのメキシコ移民の家庭で育った。タフな移民気質の彼は軍人になりたいと思うようになって、軍に入隊して戦場を経験する。そして戦争から帰ると、英雄として世間の注目を浴びることになるんだ。注目されるようなことはやってないことはカルロス自身が分かってるから、この状況に彼は追い詰められてしまう。注目を浴びる心構えがなければ、うわべを取り繕うことになるし、無駄な時間を過ごしてしまう。心に迷いを抱えながら日々を送ることになるんだ。

エル・ベンガドールはラテン民族が求めるスーパーヒーロー。ラテンの世界にスーパーヒーローはあんまりいないからワクワクするんだ。ラテン系ヒーロー誕生だ!ベンガドールは自らの意思で悪を成敗してきたヒーローで、イーストロサンゼルスの街全体に勇気を与えている。恐怖を与えるべきヤツには恐怖を与えて、希望を必要とする人たちには希望を与えているんだ。生まれながらのスーパーヒーローさながら、彼なりのやり方で悪者退治を始めた。全員から受け入れられているわけじゃない。「アイツは何なんだ?」って感じで見る人もいるけど、カルロスは彼をあこがれの存在のように感じている。ベンガドールはカルロスが望む人物像で、彼のようになりたいと心から思っているんだ。

前作の「HEROES/ヒーローズ」のファンなら、「HEROES REBORN/ヒーローズ・リボーン」もすぐに気に入ってくれるはずだね。オリジナルに登場した懐かしいものも出てくるし、それ以上に期待できる面白さもあると思う。今回のシリーズは、前作の基本は維持しつつ作り変えているから、新しいものがたくさん生まれているんだ。新しい能力者も登場するし、新たな問題も待ち受けている。世界に影響を与えるような新たな出来事も起こる。だから、もし超能力ものが好きならこの作品が気に入ると思うし、複数の物語が進んでいく作品が好きな人も気に入ると思う。飲んだくれなら僕のキャラクターが気に入るはずだよ(笑)。だから、いろんな楽しみ方ができる作品だね。

ダニカ・ヤロシュ(マリナ役)

「HEROES REBORN/ヒーローズ・リボーン」はオリジナルシリーズのラストから5年後が舞台なの。続編なんだけど、新しいキャラクターも加わって新しい物語になってる。もちろん懐かしいキャラクターも登場するわ。

懐かしいキャラクターは新しいキャラクターやストーリーのカギを握る役目になるんじゃないかな。オリジナルシリーズのキャラクターに会えるからワクワクしてる。マシ(・オカ)は私のお気に入りで大好きだからすっごく楽しみ。新しいシリーズは前作よりもっと激しい状況になると思う。前作では"組織"があって能力者は追いかけられたりして緊張する場面はちょっとあったけど、今回はもっといろんな人たちが大変なことになるわ。

能力者の存在が明らかになった後、能力者と能力を持たない人々の間には大きな隔たりができてしまった。そのせいで両者の間には緊張状態が生まれてた。能力者は政府や普通の人たちに追われて捕まえられるようになってしまったの。

私が演じるマリナは特殊能力持つ少女で、特別な環境で保護されて育った。重要な役目があると言われながら育てられた能力者なのよ。

彼女は自然現象を操ることができるの。風を操ったり、水や火も操ったりできるわ。第1話ではほとんど登場しないから何をやっているのか分からないと思うけど、どんな特殊能力なのかこれから分かるはずよ。

「HEROES REBORN/ヒーローズ・リボーン」は友だちや家族と一緒に見るのもいいし、ツイッターやフェイスブックで話題にするのにぴったりなドラマなの。オリジナル・シリーズの時は弟と見ていたわ。弟と一緒に見られない時も、同じエピソードを同じタイミングで見た後でスカイプで話をしてた。「あんな展開、信じられる?」なんてやりとりしてた。一緒に盛り上がれるのがいいんだと思う。だから、人と人をつなげて一緒に盛り上がってもらえる作品作りに関わることができて私は幸せだわ。

ジュディス・シェコーニ(ジョアン・コリンズ役)

オリジナルの「HEROES/ヒーローズ」のファンだったの。SFものや人間の潜在能力をテーマにした作品が大好きだから、好きで見てた作品に出演できるなんて夢みたいだわ。

ごく普通の人たちが特別な能力に気がつくとか、誰でも特別なものを秘めている可能性があるっていう発想が大好き。私自身、人間の可能性は無限大だと思っているから、「HEROES/ヒーローズ」を見た時に、実際にありうることかもねって思ったの。

第1話では、能力者と能力を持たない人間との間でどんな変化が起きたのか明らかになるわ。ある大規模な爆発が起こって、大勢の犠牲者が出て世界は大混乱に陥る。誰が首謀者なのか、大勢が亡くなった責任は誰にあるのか、たくさんの非難が集まって責任を問う声も出るの。現実の世界でもこれと似たような出来事が起こりそうよね。だから、私たちの現実の問題につながるところがあるし、悲惨な経験をした社会がどうなってくのか目の当たりにすることになるわ。

私が演じるジョアンは強い女ね(笑)。脚本を見て「容赦ない女!」 って思った。第1話の冒頭で、ジョアンは能力者の後を追っているの。夫のルークと共に能力者の抹殺を企んでいて実際に殺してきた。できるだけ大勢の能力者を殺したい2人は、ある能力者のグループが会合を開くことを知って会合に紛れ込むの。能力者を一気に始末しようとしたけど、参加者の1人、トミーを逃してしまった。だから、残りのエピソードではトミーを見つけ出して始末しようとするんだけど、思い通りには進まないの。

新しいキャラクターと懐かしいキャラクターが一緒に登場するのがすごく楽しみなところね。みんなのお気に入りのキャラクターも見られるはずよ。私のお気に入りはハイチ人。彼を演じるジミー(・ジャン=ルイ)も登場するからうれしいの。懐かしいキャラクターが能力を使うシーンも見られるから、前作を懐かしく思い出せるし、新旧が組み合わさって新しい化学反応も生まれるから、すごく面白くなってるわ。

新しい特殊能力がどんな風に表現されるのかすごく楽しみ。オリジナルシリーズを見た時、特殊能力のシーンがすごくリアルで驚いたもの。最近はゲームなんかで特殊能力が出てくるから新鮮味に欠けるじゃないか心配だったけど、今までの撮影で見た限りでは、すごい仕上がりで本当に驚いたわ。予想を超える仕上がりなの。想像上の特殊能力が、実際にありそうな可能性も感じられてリアルに見えるから、すごくワクワクするんじゃないかしら。私は空を飛ぶ能力が大好き。子どもの頃に空を飛びたいって思ってたんだもの。

「HEROES REBORN/ヒーローズ・リボーン」に登場する人々はバラエティ豊かで、いろんな場所が見られるの。最初のシリーズでは世界中のいろんな場所が登場するのが見どころだったけど、今回のシリーズでも同じ体験ができるはずよ。登場人物は年代も違えば、人種も違うし、バックグラウンドも様々だから、彼らの違いも楽しめる部分。そんな登場人物が一つにつながっていくのも見どころなの。