第1話
「第二次世界大戦の主戦場はあくまで欧州である」との持論を持つアイクことドワイト・デーヴィッド・アイゼンハワーは、ルーズベルト大統領の信を得て欧州戦域全米軍司令官となるが、英軍の事情で欧州より先に北アフリカ戦線を収拾することになる。ロンドン在住中に知り合った民間人のボランティアで専属幕僚のメンバーとなったケイ・サマーズビーも婚約者のディックを追ってアイクの元へ来る。
第2話
北アフリカでケイの愛するディックが戦死。悲嘆にくれるケイだったが、辛抱強く力づけるアイクの愛情に次第に心を開いていく。アイクはルーズベルト、チャーチルを説き伏せ、英米共同作戦を承知させ、上陸作戦Dデイは6月と決まる。しかし難物はド・ゴールで、彼がフランス・レジスタンスに連合軍支援命令を出さなければ、敵後方襲撃の空挺師団は全滅してしまうのだ……。
第3話
いよいよDデイ。アイクの推進したノルマンディ上陸作戦の決行、そして成功。ケイも大いに喜ぶが、その後の攻略は進まず、ブラッドレーとモントゴメリーは反目したままそれぞれの守備位置から動かない。必ずしもアイクの思惑通りにすべてが進んだわけではなかった。一方、休暇を与えられたケイはワシントンでのパーティにはしゃぐが、上流婦人がケイとアイクとの恋仲をあてこすって嫌味を言う。つくづく嫌気のさしたケイは元の救急隊に転属を願うが……。