LAW & ORDER: 犯罪心理捜査班

犯罪サスペンスドラマの最高峰「LAW & ORDER」のスピンオフ第2弾!
巧みな心理戦で難事件に立ち向かう刑事たちの活躍を描いた本格派の犯罪捜査ドラマ

LAW & ORDER: 犯罪心理捜査班

作品概要

犯罪サスペンスドラマの最高峰「LAW & ORDER」のスピンオフ第2弾!
ニューヨーク市警を舞台に、心理面から犯罪に立ち向かう刑事たちの活躍を描いた本格派の犯罪捜査ドラマ

◆イントロダクション


米NBCネットワークで、1990年から全20シーズンにわたって放送されたクライム・サスペンスの金字塔「LAW & ORDER」。米国内だけで4つのスピンオフ番組を生んだ気鋭のクリエイター、ディック・ウルフが手がけるフランチャイズにおいて、「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」に続き、2001年に誕生した2つ目のスピンオフが「LAW & RDER: 犯罪心理捜査班」だ。ニューヨーク市警(NYPD)の重要事件捜査班(MCS)の天才刑事ロバート・ゴーレンを中心に、相棒アレクサンドラ・エイムズ刑事やロン・カーバー検事補らの活躍を描いた本格派の犯罪捜査ドラマである。

本作が本家「LAW & ORDER」やその他のスピンオフ・シリーズと大きく異なるのは、類まれなる知性と鋭い洞察力、巧みな話術を駆使して、容疑者の逮捕から動機の解明にも重きを置く心理戦に優れたゴーレン刑事の捜査にフォーカスしている点だ。極めて個性的ながら地に足のついた”リアルな天才刑事”を体現するのは、映画『メン・イン・ブラック』ほか映画や舞台、TVと幅広く活躍する演技派ヴィンセント・ドノフリオ。アメリカでは放送開始直後から、ドノフリオの出色の役作りが高く評価され、視聴者は瞬く間にゴーレンに夢中になると同時に、舞台で確固たるキャリアを誇るキャスリン・アーブ演じる相棒の女性刑事エイムズとのコンビネーションも魅力的で、すぐに本家「LAW & ORDER」をしのぐほどの視聴者数を誇る人気シリーズへと成長。番組は、メインキャストを追加、交代しながら2011年のシーズン10まで放送されるロングランを記録した(シーズン7からはUSAネットワークで放送された)。シーズン1では、地方検事ノラ・ルーウィンレニー・ブリスコーエド・グリーンの刑事コンビら本家「LAW & ORDER」のおなじみのキャラクターらもゲスト出演。シーズン5からは、同じく本家でクリス・ノースが演じたマイク・ローガン刑事が本格的に登場するほか、シーズン8からは映画『ジュラシック・パーク』のジェフ・ゴールドブラムがメインキャストとなるなどビッグネームのレギュラー&ゲスト出演も見逃せない。

◆作品解説


他のシリーズとは一味違う「犯罪心理捜査班」の特徴

「ニューヨークには、凶悪犯罪と心理戦で闘う刑事たちがいる」というナレーションから始まる「LAW & ORDER: 犯罪心理捜査班」は、本家「LAW & ORDER」とテーマ曲など共通点は多く他のシリーズと世界観を共有しているが、シリーズの中では異なる点が目立つ。例えば、ニューヨーク市警察(NYPD)の27分署を舞台にしている本家「LAW & ORDER」は、刑事たちが聞き込みや地道な捜査の積み重ねで犯人にたどり着くという王道の刑事ドラマであるのに対し、本作はNYPD本部に凶悪な事件を担当するべく組織された重要事件捜査班(Major Case Squad=通称MCS)の物語。つまり、ゴーレンほかの刑事たちは選ばれたエリートなのだ。
LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」もスペシャル・チームの活躍を描いているが、こちらは扱う事件の性質上、同じ刑事仲間から異質な目で見られるなど差別されている部分があるのに対して、ゴーレンらはスマートな印象。扱う事件も本家「LAW & ORDER」のようにストリートに根付いた地域密着型というよりは、マンハッタンの権力者や富裕層など特権階級が絡んだものが多く、そうした人々のエゴや虚栄心、またはその周囲にむらがる人々が抱く劣等意識や逆恨みなど、動機や真相は往々にして人間の複雑な深層心理が絡んでくる。そのため、事件解決のためには関係者の心理を読み、外堀からじわじわと固めていって、最終的には容疑者から自白を引き出すというのが本作の基本的なフォーマットで、ゴーレンが持つ犯罪プロファイリングの卓越した能力が発揮される展開となっている。しばしばエピソードの最初の方で犯人の目星はつくが、自白または真犯人に至るまでの過程と、犯人の真の動機を解明するところまできっちりと描かれるため、ラストまで視聴者を引きつける本格ミステリーの要素は他のシリーズより強いとも言える。

犯罪プロファイリングに長けた天才刑事ゴーレンは出色のキャラクター!

型破りで変わり者の面もありながら、非常に優秀かつ地に足のついた捜査と天才的なひらめきで仮説を真相へと導くゴーレン刑事のキャラクターは、本シリーズの色付けと魅力の要となっている。容疑者をイライラとさせたり、カマをかける、ふいをつくなどの話術は巧みで、「犯人は誰か」ではなく「どう攻略するか」といった過程の面白さは、「刑事コロンボ」をほうふつさせるものがある。また、相手の心理を読み、そこから他の刑事にはない発想のユニークさで推理を展開するあたりは「メンタリスト」の主人公パトリック・ジェーンに通じるかもしれない。
そうしたクラシカルな探偵ドラマの要素を踏まえつつ、現役の刑事から「最もリアルに感じるキャラクター」と評されたことからもわかるように、ゴーレンはいわゆる”変人キャラ”ではなく、リアリティと名探偵ぶりのバランスが絶妙な刑事像と言えるだろう。また、2005年に誕生したFBIの犯罪プロファイラーにフォーカスした「クリミナル・マインド」の原点ともいえる要素も強い本作は、犯罪捜査ドラマの黄金時代を迎える2000年代の始まりに登場した番組として、本家と同じくのちの同ジャンルに与えた影響は大きい。

個性派キャストの抜群の存在感とアンサンブルの素晴らしさ!

ゴーレンを演じるヴィンセント・ドノフリオは、ニューヨークの名門アクターズ・スタジオ出身。スタンリー・キューブリックの名作『フルメタル・ジャケット』で強烈な個性を発揮して以後はキャラクター・アクターの道を歩んだキャラクター・アクターだ。『JFK』『マルコムX』『エド・ウッド』など名監督との仕事でキャリアを重ね、プロデューサー業や舞台にも出演するなど多彩な活躍をみせている。そんな彼が異色の存在感を発揮しているゴーレン刑事役は、それまでのドノフリオのイメージとは違って”静”の演技をベースとしながら、事件関係者の目をのぞきこむようにして話しかけるゴーレンの演技は、独特のユーモアも感じさせて、つかみどころのない不思議な魅力は唯一無二の存在感。
対する相棒エイムズ役のキャスリン・アーブは、ブロードウェイの舞台「The Speed of Darkness」でトニー賞候補になった実力派。しっかり者でゴーレンの推理をフォローもさりげなく行うエイムズを演じて、二人のコンビネーションは抜群の相性の良さも見どころだ。また「LAW & ORDER」シリーズには舞台俳優が多く出演しているが、本作でも上司ディーキンス警部役のジェイミー・シェリダンカーバー検事補役のコートニー・B・ヴァンスもトニー賞候補になった実績を持つ。本家「LAW & ORDER」ほか他のシリーズでは刑事と検察の間には明確な境界線があるが、本作では捜査の途中でディーキンスカーバーを交えて意見交換をすることも多く、とりわけ検察との対立の構図は少ない。そのため、時には意見が分かれても基本的にはチームワークを発揮するメインキャストのアンサンブルは重要な要素であり見応えがある。

おなじみのキャストも登場する「LAW & ORDER」ワールド&多彩なゲスト

本家「LAW & ORDER」がシーズン12の時に、シリーズ2つめのスピンオフとして始まった本作。シーズン1で本家「LAW & ORDER」のメンバーが顔を出してくれるのがシリーズ全体のファンにとっては嬉しい限りだ。レニー・ブリスコーエド・グリーン刑事(シーズン1第7話)、アニタ・ヴァンビューレン警部補(シーズン1第20話)などが、ゴーレン刑事らの捜査に協力するエピソードにはにやりとさせられる。シーズン5からは本家「LAW & ORDER」のシーズン1~5にレギュラー出演したマイク・ローガンが刑事復帰し、本作のシーズン5より重要事件捜査班の一員となる。とはいえ、本家「LAW & ORDER」と「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」が密にコラボしているのに比べると「LAW & ORDER: 犯罪心理捜査班」は独立している感が強く、このシリーズから見はじめても全く問題はない。シーズン6からは、ローガンの新たなパートナーとなる「アリー my ラブ」や映画『8月の家族たち』のジュリアンヌ・ニコルソン、シーズン8からは映画、舞台と幅広く活躍するジェフ・ゴールドブラムなど、新キャラクターの登場も楽しみにしたい。また、本作がスタートしたのは2001年なので、本家「LAW & ORDER」や他のスピンオフ・シリーズと同様に今見ると「あの人気俳優がゲスト!」という楽しみも。例えばシーズン1の第9話には、「プリズン・ブレイク」や「HEROES/ヒーローズ」のロバート・ネッパーが傲慢で裕福な整形外科医を演じて、ゴーレンとの一騎打ちで怪演を披露している。各シーズンの主なゲスト出演者は以下のとおり。

【シーズン1】
第7話 ジェリー・オーバック「LAW & ORDER」(ブリスコー役)、ジェシー・L・マーティン「LAW & ORDER」(グリーン役)
第9話 ロバート・ネッパー「プリズン・ブレイク」
第16話 マイケル・エマーソン「パーソン・オブ・インタレスト」ほか
第20話 ヴァイオラ・デイヴィス「殺人を無罪にする方法」、S・エパサ・マーカーソン「LAW & ORDER」(ヴァン・ビューレン役)ほか

【シーズン2】
第6話 ポール・ウェズレイ「ヴァンパイア・ダイアリーズ
第11話 リー・ターゲセン「OZ/オズ
第14話 ランス・レディック「FRINGE/フリンジ
第18話 ティム・カン「メンタリスト」ほか

【シーズン3】
第1話 デビッド・コスタビル「ブレイキング・バッド
第3話 ボビー・カナヴェイル「サード・ウォッチ
第10話 TRナイト「グレイズ・アナトミー」
第14話 テリー・オークイン「LOST」
第15話 ブレント・スパイナー「新スタートレック HD版
第17話 ジェフリー・エアンド「ボディ・オブ・プルーフ/死体の証言」ほか

【シーズン4】
第1話 テイタム・オニール『ペーパー・ムーン』ほか
第3話 ニール・パトリック・ハリス『ゴーン・ガール』「ママと恋に落ちるまで」
第4話 オリビア・ダボ「素晴しき日々」
第7話 キャリー・プレストン「グッドワイフ」、C・S・リー「デクスター ~警察官は殺人鬼」
第10話 アダム・ゴールドバーグ『パリ、恋人たちの2日間』、キャスリーン・ロバートソン「ビバリーヒルズ青春白書
第12話 アミール・アリソン「ブラックリスト
第13話 クリス・ノース「LAW & ORDERローガン
第14話 ロザンナ・アークエット『グランブル-』「恋するブライアン」「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー
第18話 メリッサ・レオ『ザ・ファイター』「ホミサイド/殺人捜査課」、ギャビー・ホフマン『顔のない天使』「GIRLS/ガールズ」
第23話 C・S・リー「デクスター ~警察官は殺人鬼」

【シーズン5】
第1話 オリビア・ダボ「素晴しき日々」
第7話 フレッド・ダルトン・トンプソン「LAW & ORDER」(アーサー・ブランチ役)、コルム・ミーニー『ドライヴ』「スタートレック/ディープスペース・ナイン
第13話 マルコム・マクダウェル『時計仕掛けのオレンジ』、マシュー・モリソン「Glee」、C・S・リー「デクスター ~警察官は殺人鬼」
第16話 ジュリアン・サンズ『オーシャンズ13』『眺めのいい部屋』
第17話 デズモント・ハリントン『ダークナイト ライジング』「ゴシップガール」(ジャック役)
第18話 オスカー・アイザック『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
第20話 ウーピー・ゴールドバーグ『天使にラブソングを』『ゴースト』、キャロリン・マコーミック「LAW & ORDER」(エリザベス・オリベット役)
第22話 エリザベス・モス「MAD MEN マッドメン」

【シーズン6】
第3話 ブルック・シールズ『青い珊瑚礁』、ジョエル・グレッチ「V('09)
第6話 ライザ・ミネリ『キャバレー』
第8話 マイケル・ビーン『ターミネーター』
第10話 ラリー・キング(本人役)、ミシェル・トラクテンバーグ「ゴシップガール」、ペドロ・パスカル「ゲーム・オブ・スローンズ」
第15話 トニー・ゴールドウィン「スキャンダル」、リタ・モレノ『ウエスト・サイド物語』「OZ/オズ
第21話 ロイ・シャイダー『ジョーズ』

【シーズン7】
第5話 アミール・アリソン「ブラックリスト」(アラム役)、マイケル・サーヴェリス「FRINGE/フリンジ」(セプテンバー役)、ケリー・ギディッシュ「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」
第6話 スティーヴ・グッテンバーグ『ポリスアカデミー』
第8話 アンドリュー・マッカーシー『マネキン』『プリティ・イン・ピンク』、シンシア・ワトロス「LOST」、ペリ・ギルピン「そりゃないぜ!?フレイジャー」「SCORPION/スコーピオン
第9話 トニー・ゴールドウィン「スキャンダル」
第11話 ディーン・ウィンタース「OZ/オズ」「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」
第13話 エリック・ロバーツ『暴走特急』、ブレンダ・ストロング「デスパレートな妻たち」
第16話 マイケル・マッシー『クロウ/飛翔伝説』、ジョーン・ジェット[歌手・ザ・ランナウェイズ]、ノエル・フィッシャー「シェイムレス 俺たちに恥はない」
第17話 クリストファー・ロイド『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
第19話ソネクア・マーティン=グリーン「ウォーキング・デッド」
第20話&第21話 レスリー・ホープ「24」「メンタリスト
第22話 トニー・ゴールドウィン「スキャンダル」、オリビア・ダボ「素晴しき日々」、レスリー・ホープ「24」、ジョン・グローヴァー「ヤング・スーパーマン」

【シーズン8】
第3話 ミレイユ・イーノス「THE KILLING ~闇に眠る美少女」、サム・トラメル「トゥルーブラッド」
第5話 ジャネル・モロニー「ザ・ホワイトハウス」、リーランド・オーサー「ER 緊急救命室
第7話 リン・レッドグレイブ『ゴッド・アンド・モンスター』、パイパー・ペラーボ「コバート・アフェア」、ルーク・カービー『テイク・ディス・ワルツ』
第10話 ラウル・エスパルザ「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」
第13話 ディラン・ベイカー『13デイズ』「ダメージ」

【シーズン9】
第7話 ダッシュ・マイホック「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」(バンチー役)、
第9話 トレイシー・ポラン「ファミリータイズ」
第10話 ロレイン・ブラッコ「リゾーリ&アイルズ」
第11話 ヒシャム・タウフィーク「ブラックリスト」(デンベ役)
第15話 ラルフ・マッチオ『ベスト・キッド』

【シーズン10】
第2話 ニール・マクドノー『キャプテン・アメリカ』「デスパレートな妻たち」
第3話 ジェリ・ライアン「スタートレック/ヴォイジャー」「ボディ・オブ・プルーフ/死体の証言」、マイケル・ケリー「ハウス・オブ・カード 野望の階段」
第5話 エイドリアン・パスダー「HEROES/ヒーローズ
第7話 シンシア・ニクソン「SEX AND THE CITY」、パティ・スミス[ミュージシャン]
第8話ジェームズ・ヴァン・ダー・ビーク「ドーソンズ・クリーク」

◆シーズン4の見どころ


地上波テレビ局初の試み!ゴーレンの宿敵ニコール・ウォレスの行く末を視聴者投票で決定

2004年に本国NBC局で放送されたこのシーズン4では、ゴーレンの宿敵、連続殺人犯ニコール・ウォレス(オリヴィア・ダボ)の運命を視聴者にゆだねる、という地上波ネット局初の企画が実施された。第4話「みせかけの愛情」は2パターンのエンディングが用意され、東部標準時は ニコール・ウォレスが生きる結末、中部標準時では彼女が死ぬ結末をオンエア。11万6千人がオンラインで投票し、彼女の行く末が決められたという。

映画界やTV界で活躍する俳優がゲスト出演!

シーズン4には本家「LAW & ORDER」の刑事で、クリス・ノース演じるマイク・ローガンが約10年ぶりに復活! 第13話「スタンフォード刑務所実験」にゲストキャラクターとして登場するローガンとゴーレンがどのような捜査を展開していくのかにも注目だ。
また、シーズン4には「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」や『グランブルー』のロザンナ・アークエット、映画『ペーパー・ムーン』『ランナウェイズ』のテイタム・オニールをはじめ、TV「ママと恋に落ちるまで」『ゴーン・ガール』のニール・パトリック・ハリスや「デクスター ~警察官は殺人鬼」でおなじみのC・S・リー、映画『プライベート・ライアン』、『パリ、恋人たちの2日間』のアダム・ゴールドバーグなど映画やTVシリーズで強い印象を残している個性派俳優たちが多数ゲスト出演を果たしている。

◆シーズン5の見どころ


捜査班に新たなメンバーが加わり、2組の刑事コンビが難事件を解決! 豪華ゲストも続々登場!

シーズン5では、マイク・ローガン刑事(「LAW & ORDER」オリジナルシリーズ)とキャロリン・バレク刑事の2人が新たに重要事件捜査班(Major Case Squad = MCS)に加わり、長年のコンビ、ゴーレンエイムズと共に活躍する。この2組の刑事コンビが、1話おきに登場し、難事件の解決をしていく。長らく左遷されていたローガン刑事がMCSでどういった活躍をするのか、「LAW & ORDER」シリーズのファンならずとも気になるところだ。また今シーズンは豪華ゲストが続々登場するのも見どころのひとつ。「LAW & ORDER」のアーサー・ブランチ役で故フレッド・ダルトン・トンプソンが第7話に登場するほか、『時計仕掛けのオレンジ』のマルコム・マクダウェル、TV「Glee」のマシュー・モリソン(ともに第13話)、『オーシャンズ13』『眺めのいい部屋』のジュリアン・サンズ(第16話)、『ダークナイト ライジング』や「ゴシップガール」ジャック役でおなじみのデズモント・ハリントン(第17話)、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のオスカー・アイザック(第18話)、『天使にラブソングを』『ゴースト』のウーピー・ゴールドバーグ(第20話)、「MAD MEN」のエリザベス・モス(第22話)ら、映画ファン、海外ドラマファンにはおなじみの俳優が続々登場する。

◆シーズン6の見どころ


捜査班に新たなメンバーが加わり、2組の刑事コンビが難事件を解決! 豪華ゲストも続々登場!

シーズン6では、キャロリン・バレク刑事(アナベラ・シオラ)に代わり、メーガン・ウィーラー刑事(ジュリアンヌ・ニコルソン)がマイク・ローガン刑事(クリス・ノース)のパートナーとして新たに重要事件捜査班(Major Case Squad = MCS)に加わる。前シーズン同様、ゴーレンエイムズローガンウィーラー、この2組の刑事コンビが、1話おきに登場し、難事件の解決をしていく。さらに彼らの上司としてMCSの新リーダーとなるのは、名物キャラクターのダニー・ロスエリック・ボゴシアン)。キャラクターが入れ替わったことに加え、これまで以上に、ゴーレンローガンら、刑事たちの私生活をより丁寧に描いていくなど、本シーズンは見どころが満載だ。

豪華ゲストも続々登場するのも見どころのひとつ。ゴーレンの兄役で「スキャンダル」のトニー・ゴールドウィン、ゴーレンの母親役で『ウエスト・サイド物語』「OZ/オズ」のリタ・モレノが第15話を含む複数回登場するほか、『青い珊瑚礁』のブルック・シールズ(第3話)、『キャバレー』のライザ・ミネリ(第6話)、『ターミネーター』のマイケル・ビーン(第8話)、「ゴシップガール」のミシェル・トラクテンバーグ、「ゲーム・オブ・スローンズ」「ナルコス」のペドロ・パスカル(共に第10話)、『ジョーズ』のロイ・シャイダー(第21話)など、映画ファン、海外ドラマファンにはおなじみの俳優が続々登場する。

◆シーズン7の見どころ


捜査班に新たなメンバーが加わり、2組の刑事コンビが難事件を解決! 豪華ゲストも続々登場!

シーズン7前半は、米警察のノウハウを教えるため欧米へ派遣されたメーガン・ウィーラー刑事(ジュリアンヌ・ニコルソン)に代わり、ノラ・ファラッチ刑事(アリシア・ウィット)が新たに重要事件捜査班(Major Case Squad)に加わり、マイク・ローガン刑事(クリス・ノース)のパートナーを務める。前シーズン同様、ゴーレンエイムズローガンウィーラーファラッチ、この2組の刑事コンビが、1話おきに登場し、難事件の解決をしていく。
シーズン7からはこれまでの地上波ネットワーク局NBCに代わり、放送局がケーブル局USAネットワークに移ることになり、テーマ曲も一新。また、ローガンの進退問題に発展する事件や、ゴーレンの仇敵ニコール・ウォレスが再び登場するなど、これまで以上に、ゴーレンローガンら、刑事たちの私生活をより丁寧に描いていくなど、本シーズンは見どころが満載だ。

豪華ゲストが続々登場するのも本作の見どころのひとつ。シーズン7では、70年代に一世風靡したバンド「ザ・ランナウェイズ」のジョーン・ジェットが第16話に登場するほか、ディーン・ウィンタース(第11話)とケリー・ギディッシュ(第5話)が「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」とは異なるキャラクターで登場。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のクリストファー・ロイド(第17話)、『ポリスアカデミー』のスティーヴ・グッテンバーグ(第6話)、『マネキン』『プリティ・イン・ピンク』のアンドリュー・マッカーシー(第8話)や、「ウォーキング・デッド」のソネクア・マーティン=グリーン(第19話)、「24」「メンタリスト」のレスリー・ホープ(第20話、第21話)、「スキャンダル」のトニー・ゴールドウィンはゴーレンの兄フランク役で第9話と第22話に登場するなど、映画ファン、海外ドラマファンにはおなじみの俳優が続々登場する。

◆シーズン8の見どころ


ジェフ・ゴールドブラム演じる新キャラクター、ザック・ニコルズ登場!捜査班に新たなメンバーが加わり、2組の刑事コンビが難事件を解決!

シーズン8では、辞職したマイク・ローガン刑事(クリス・ノース)に代わり、ザック・ニコルズ刑事(ジェフ・ゴールドブラム)が、新たに重要事件捜査班(Major Case Squad)に加わる。『ジュラシック・パーク』『インデペンデンス・デイ』のジェフ・ゴールドブラムが演じるザック・ニコルズは、ダニー・ロス警部の元相棒という過去を持つ、洞察力が鋭く非常に優秀な刑事。ゴーレンとは対照的にフレンドリーでユーモア溢れるキャラクター性も垣間見え、文字通り、重要事件捜査班に新風を吹き込むキャラクターで瞬く間にファンの人気を獲得したという。前シーズン同様、ゴーレンエイムズ、ニコルズとメーガン・ウィーラー刑事(ジュリアンヌ・ニコルソン)、この2組の刑事コンビが、1話おきに登場し、難事件の解決をしていく。

シーズン8にも様々なエピソードで見応えある俳優たちが登場する。後に「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」でバーバ検事補を演じることになるラウル・エスパルザ(第10話)をはじめ、「ブラッドライン」などTVシリーズでも知られるノーバート・レオ・バッツ(第4話)、「SMASH/スマッシュ」のウィル・チェイス(第11話)など、今でこそテレビ・映画に多く出演するようになった、ニューヨーク・ブロードウェイで活躍する著名な舞台俳優が続々登場。そのほか英米両国で活躍する名女優リン・レッドグレーヴ(第7話)、「THE KILLING ~闇に眠る美少女」のミレイユ・イーノス(第3話)、「コバート・アフェア」のパイパー・ペラーボ(第7話)、「ザ・ホワイトハウス」ドナ役でおなじみジャネル・モロニー(第5話)、「ER 緊急救命室」ドゥベンコ役や「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー シーズン3」出演のリーランド・オーサー(同じく第5話)、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」「ニュースルーム」のデヴィッド・ハーバー(第8話)など、味のある役者が続々登場する。

◆シーズン9の見どころ


天才刑事ゴーレン、そしてエイムズが下す苦渋の決断

型破りで変わり者の面もありながら、非常に優秀かつ地に足のついた捜査と天才的なひらめきで仮説を真相へと導くゴーレン刑事のキャラクターは、本シリーズの色付けと魅力の要となっている。容疑者をイライラとさせたり、カマをかける、ふいをつくなどの話術は巧みで、「犯人は誰か」ではなく「どう攻略するか」といった過程の面白さは、「刑事コロンボ」をほうふつさせるものがある。また、相手の心理を読み、そこから他の刑事にはない発想のユニークさで推理を展開するあたりは「メンタリスト」の主人公パトリック・ジェーンに通じるかもしれない。そうしたクラシカルな探偵ドラマの要素を踏まえつつ、現役の刑事から「最もリアルに感じるキャラクター」と評されたことからもわかるように、ゴーレンはいわゆる“変人キャラ”ではなく、リアリティと名探偵ぶりのバランスが絶妙な刑事像と言えるだろう。
そのゴーレンが厚く信頼するのは、彼と長年コンビを組んできたエイムズだ。時に感情に流されそうになったり暴走しそうになるゴーレンを止めたりと、たくましくサポートしてきたエイムズは、その手腕を買われて昇進の話も。だが上司であるダニー・ロス警部とFBIが関わる事件が発生、事件の真相を知ったゴーレンエイムズは、それぞれ苦渋の決断を迫られる。この事件は彼らの刑事生命を大きく左右することになるのだ。

シーズン9においても海外ドラマ・ファンにはおなじみの俳優が続々登場。「ブラックリスト」デンベ役ヒシャム・タウフィーク、「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」バンチー役ダッシュ・マイホック、「リゾーリ&アイルズ」や「ザ・ソプラノズ」で知られるロレイン・ブラッコ、「デクスター ~警察官は殺人鬼」のデヴィッド・ザヤス、さらに、「HOMELAND」や『アマデウス』で知られる名優F・マーレイ・エイブラハムがニコルズ刑事の父親役で登場。そのほか、『アウトサイダー』『ベスト・キッド』で一世を風靡したラルフ・マッチオらも出演している。

◆シーズン10の見どころ


ゴーレン&エイムズ 名コンビが復活!そして豪華ゲストも続々登場!

シーズン5より、本家「LAW & ORDER」のマイク・ローガン刑事(クリス・ノース)、シーズン8からはザック・ニコルズ刑事(ジェフ・ゴールドブラム)が重要事件捜査班に加わり、ゴーレンエイムズとローガン&ニコルズの2班体制で、事件捜査が描かれてきた。ところが、シーズン9第1&2話「ロイヤルティ 前後編」において、当時MCSを指揮していたダニー・ロス警部が殉職した事件がきっかけで、ゴーレンエイムズは辞職してしまったのだった。今回放送となる最終シーズンでは、本作の顔であるゴーレンエイムズが見事に復活を果たす。ゴーレンの警察学校時代からの知り合いであるジョセフ・ハンナ(ジェイ・O・サンダース)が指揮する重要事件捜査班に、ゴーレンエイムズは呼び戻されるのである。ただし、これまで暴走しがちだったゴーレンには、心理カウンセラーとのセラピーが義務付けられており……。

また、ゴーレンのカウンセラーであり、心理学者ポーラ・ガイソンを演じるのは「テンプル・グランディン ~自閉症とともに」でエミー賞助演女優賞を受賞したジュリア・オーモンド。そのほか、「セックス・アンド・ザ・シティ」のシンシア・ニクソン、『キャプテン・アメリカ』のニール・マクドノー、「スタートレック/ヴォイジャー」「ボディ・オブ・プルーフ/死体の証言」ジェリ・ライアン、「ハウス・オブ・カード 野望の階段」マイケル・ケリー、「HEROES/ヒーローズ」のエイドリアン・パスダー、「ドーソンズ・クリーク」のジェームズ・ヴァン・ダー・ビーク、歌手のパティ・スミスら豪華ゲストが続々登場。
また『スパイダーマン』を題材にしたブロードウェイミュージカルで実際に起きた事故や、ウィキリークス、チャーリー・シーンの奔放なキャラクターなど、世界的に話題になった実際の事件から着想を得たエピソードがつむがれ、有終の美を飾るにふさわしい、非常に見ごたえのあるシーズンとなっている。

作品基本情報

原題 LAW & ORDER: 犯罪心理捜査班
LAW & ORDER: CRIMINAL INTENT
データ 2001年~2011年/アメリカ/字幕/60分/HD作品
製作総指揮 ディック・ウルフ、ルネ・バルサー、ピーター・ジャンコウスキー
出演 ヴィンセント・ドノフリオ
キャスリン・アーブ
クリス・ノース
ジェフ・ゴールドブラム
エリック・ボコシアン
サフロン・バロウズ
メアリー・エリザベス・マストラントニオ
ジュリアンヌ・ニコルソン
アリシア・ウィット
アナベラ・シオラ
ジェイミー・シェリダン
コートーニー・B・ヴァンス
ジュリア・オーモンド
あらすじ
  • シーズン1: 2001~2002年 第1話~第22話 全22話(第1話~第22話)
  • シーズン2: 2002~2003年 第1話~第23話 全23話(第23話~第45話)
  • シーズン3: 2003~2004年 第1話~第21話 全21話(第46話~第66話)
  • シーズン4: 2004~2005年 第1話~第23話 全23話(第67話~第89話)
  • シーズン5: 2005~2006年 第1話~第22話 全22話(第90話~第111話)
  • シーズン6: 2006~2007年 第1話~第22話 全22話(第112話~第133話)
  • シーズン7: 2007~2008年 第1話~第22話 全22話(第134話~第155話)
  • シーズン8: 2008~2009年 第1話~第15話 全15話(第156話~第170話)
  • シーズン9: 2010年 第1話~第16話 全16話(第171話~第186話)
  • シーズン10: 2011年 第1話~第8話 全8話(第187話~第194話)

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