マイク・ローガンは、市会議員を殴ってマンハッタンの27分署から左遷され、スタテン島で警官として働いていた。かつては殺人事件の捜査において一目置かれた刑事だった彼だが、ここでは軽犯罪に対応する日々を送っていたのだった。ある日ローガンは、管轄内の海上で女性の浮流死体に遭遇する。両手が切断されていたことから殺人事件だと判明。彼はこの事件をマンハッタンに戻れるチャンスとばかりに捜査に飛びつく。
ローガンの上官、ストルパー警部補は、ローガンの経験を活かして、フランキー・シルベラ刑事とペアを組ませることにする。二人はマンハッタンに行き、娼婦の逮捕履歴を調べ、被害者がスザンヌ・テイラーという娼婦で、“キャットウォーク”というストリップ小屋で働いていたことを突き止めた。さらにハーレム・バレエ団のメンバーであるスザンンヌの双子の姉ジョージアンに会いに行き、彼女の話からスザンヌのヒモであった“キングストン”ことシーモア・ストックトンが第一容疑者と考える。しかし、彼に話を聞こうとした矢先、マフィアのウジエッリ・ファミリーの一員にキングストンは撲殺されてしまうのだった。
一方、捜査が進むうち、古巣の27分署にウジエッリ・ファミリーと通じている者がいることが発覚。ローガンは昔なじみのプロファチの相棒であるサミー・カーツに疑いの目を向けるが……。