LAW & ORDER: LA

米国にてロングラン・ヒットを記録した犯罪サスペンスドラマの最高峰「LAW & ORDER」の最新スピンオフ・シリーズ

LAW & ORDER: LA

作品概要

全20シーズン米ドラマ史上最長「LAW & ORDER」の最新スピンオフ!

◆イントロダクション

米国にてロングラン・ヒットを記録した犯罪サスペンスドラマの最高峰「LAW & ORDER」の最新スピンオフ・シリーズ「LAW & ORDER: LA」。

舞台はロサンゼルス。これまで「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」、「LAW & ORDER: クリミナル・インテント」など、複数のスピンオフを生み出した「LAW & ORDER」シリーズがニューヨーク以外の街を舞台にするのは、この「LAW & ORDER: LA」が初めて。本作は、同シリーズの定番である“実際の犯罪からヒントを得たドラマづくり”は健在だが、ハリウッドを擁し、エンターテイメント業界人が多く住む、きらびやかで華やかなセレブ文化の街の魅力をふんだんに盛り込むと同時に、西海岸最大の犯罪都市としての顔も見せるドラマになっている。それを反映し、ドラマ冒頭のタイトル文字のバックグラウンドには、ロサンゼルスの夜景の映像が映し出され、エピソード・タイトルも毎回、「ハリウッド」、「エコーパーク」、「パサディナ」といった具合にロサンゼルス内の場所のタイトルが付けられている。

登場人物も、映画撮影技師の父親を持ち、ハリウッドで育った映画業界通の刑事をはじめ、移民の父親を持ち、労働者階級が多く住む地域で育った検察官や、親子2代でロサンゼルスの悪名高き2つの暴動をそれぞれ経験している刑事など、ロサンゼルスならではの人物設定である。

キャストは、アルフレッド・モリナ(映画『スパイダーマン2』)、テレンス・ハワード(映画『アイアンマン』)、スキート・ウールリッチ(映画『スクリーム』)、ピーター・コヨーテ(映画『ファム・ファタール』)ら、映画界でも活躍しているベテラン俳優たちが揃った。

企画・製作総指揮は「LAW & ORDER」シリーズのディック・ウルフのほか、ウルフと共に同シリーズをプロデュースしてきたルネ・バルサー、ピーター・ジャンコウスキーに加え、「ER 緊急救命室」や「ザ・ホワイトハウス」を手がけたクリストファー・ミシアノ、「ブラザーフッド」のクリエイター、ブレイク・マスターズらが名を連ねている。

◆作品解説

主役はロサンゼルス

「LAW & ORDER」シリーズで初めてドラマの舞台がニューヨーク以外の都市に設定されたということもあり、「LAW & ORDER: LA」は、ロサンゼルスという街のキャラクターが最大限にアピールされている。街のキャラクターを活き活きと映像化するには、やはり実際の街中で撮影して臨場感を出すのが一番…とのことから、「LAW & ORDER: LA」では、何日もかけてロケハンを行い、1つのエピソードを撮影する8日間のうち4日間は、ロサンゼルスの街頭に繰り出すロケーション撮影を行なっているとか。「LAW & ORDER: LA」のドラマ作りにとって、ロサンゼルスという街そのものが主役なのである。

バラエティに富んだ物語の舞台

「LAW & ORDER: LA」の舞台には、市としてのロサンゼルスだけではなく、ダウンタウン部を中心に広範囲の周辺地域が含まれている。ニューヨークや東京のような大都市の例外に漏れず、ロサンゼルスにも様々な地域があり、そこに根ざすコミュニティとその雰囲気は実に多様である。これは、ドラマの作り手からみると、どのようなストーリー設定でも必ずピッタリな舞台となる場所が見つかるということになる。たとえば、サーファーが巻き込まれる事件の場合はサーフィンの名所マリブ・ビーチ、ポルノ女優が犠牲になる事件ではポルノ産業が集中しているロサンゼルス北部郊外のヴァンナイズ、連続殺人事件の場合は犯罪多発地域であるダウンタウン南部のサウス・セントラルが、それぞれ物語の舞台に選ばれ、その地名がそのままエピソードのタイトルになっている。ちなみに、「LAW & ORDER: LA」の撮影スタッフの中にはLAに長く在住している人が多いらしく、脚本を読んで、「容疑者の居住場所としてピッタリな雰囲気のアパートがある」とか「(容疑者を追いかける)チェイス・シーンに理想的な路地を知っている」などと、プロデューサーたちにオススメ場所を教えてくれることもが少なくないとか。

有名セレブを狙った事件など、LAで実際に起きた事件を元ネタにしたエピソードが多数登場!

オリジナル版「LAW & ORDER」では、実際に起きた事件を元ネタにしたエピソードが多く登場するが、「LAW & ORDER: LA」もその“伝統”を継承している。とりわけロサンゼルスで起きたロサンゼルスらしい事件を多く採り上げている。そのような例では、パリス・ヒルトンやオーランド・ブルーム、リンジー・ローハンなどのセレブたちを狙ったティーンエージャー強盗団の事件、サウス・セントラルで1985年から2007年に渡って少なくとも12人を殺したグリム・スリーパーと呼ばれる連続殺人犯の事件、ハリウッドで活躍していたパブリシストが殺された事件を、それぞれ基にしたエピソードがある。

NYPDの刑事たち VS LAPDの刑事たち

「LAW & ORDER」シリーズの企画・製作総指揮のディック・ウルフによると、NYPD(ニューヨーク市警察)の刑事たちは2日連続で二日酔いになったかのような冴えない様子をしていることが多いのに対し、LAPD(ロサンゼルス市警察)の刑事たちは常にヒゲをキチンと剃ったこざっぱりした身なりで、まるで第二次大戦中のドイツ国防軍兵士のようなイメージがあるという。セレブが多く住み、ルックス・コンシャスなロサンゼルスでは、刑事もそれなりに身だしなみに気を遣っているということのようだが、オリジナル版「LAW & ORDER」と「LAW & ORDER: LA」で描かれているニューヨーク版の刑事とLA版の刑事それぞれのルックス&スタイルを見比べてみても面白いかも…!?

ドラマに厚みを持たせる実力派俳優たち

「LAW & ORDER: LA」のもう1つの魅力は、主要キャラクターを演じるキャスト陣が、テレビ界だけではなく映画界でも目覚ましい活躍をしてきた俳優たちであるということだろう。まず、検察チームの1人、リカルド・モラレスを演じているのはイギリス出身のアルフレッド・モリナ(写真左)。映画出演作だけでも60本を超えるというベテラン俳優だ。もう1人の検察官を演じるテレンス・ハワード(写真右)は映画『ハッスル&フロウ』でアカデミー賞にノミネートされた経験があると同時に、『Ray/レイ』や『アイアンマン』といった話題作やヒット作への出演が多い。2人のボスを演じるピーター・コヨーテもモリナ同様、映画・テレビ界で30年以上のキャリアを誇るベテラン俳優である。警察チームのキャストにおいても、レックス・ウィンターズ役のスキート・ウールリッチは『スクリーム』や『ニュートン・ボーイズ』などへの出演で知られているし、彼の上司である警部補を演じるレイチェル・ティコティンは、アーノルド・シュワルツェネッガーと共演した『トータル・リコール』をはじめ、映画やテレビを中心に活躍しているベテラン女優である。

◆企画・製作総指揮 ディック・ウルフについて

1946年、ニューヨーク州ニューヨーク市生まれ。20代はコピーライター、CMのプロデューサーとして活躍。TV「NYPDブルー」等の大物プロデューサー、スティーヴン・ボチコのもとで、「ヒル・ストリート・ブルース」の脚本に参加するなど経験を積み、その後プロデューサー兼ライターとして「特捜刑事マイアミ・バイス」の製作に参加。1990年からスタートした「LAW & ORDER」の成功によりTV界での名声を確立した。
以後、スピンオフ・シリーズ「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」、「LAW & ORDER: クリミナル・インテント」、「LAW & ORDER: Trial by Jury(原題)」、英国版「LAW & ORDER: UK(原題)」、「LAW & ORDER:LA」など、一大フランチャイズを展開している。
その他のTV作品には、「New York Undercover(原題)」、「Deadline(原題)」など。映画は、『ノーマンズ・ランド』、『青春の輝き』の脚本のほか、アメリカのロックバンド、ドアーズの軌跡を追う公式ドュメンタリー『ドアーズ まぼろしの世界』では製作を務めた。2007年にハリウッドの殿堂「ウォーク・オブ・フェーム」入りを果たし、ハリウッド大通りに星型プレートが埋められた。

◆オリジナル版 「LAW & ORDER」について

米NBCにて1990年より放送開始し、ロングラン・ヒットを記録した犯罪サスペンスドラマの金字塔。視聴率が落ちるとすぐにキャンセルとなる厳しい米TV界において、史上最長となる全20シーズンにわたり、高い人気と高視聴率を獲得し続けた伝説のTVシリーズ。その人気の高さから、「LAW & ORDER:性犯罪特捜班」などのスピンオフが次々と制作され、「CSI」シリーズなど後続の大ヒットTVシリーズにも大いに影響を与えたと言われている。

作品基本情報

原題 LAW & ORDER: LA
LAW & ORDER: LOS ANGELES
データ 2010 年~2011年/アメリカ/二カ国語&字幕/60分/全22話/HD作品
製作総指揮 ディック・ウルフ(TV「LAW & ORDER」)
出演 スキート・ウールリッチ(映画『スクリーム』、TV「ジェリコ」)
コリー・ストール(映画『スタンドアップ』)
レイチェル・ティコティン(映画『トータル・リコール』)
アルフレッド・モリナ(映画『スパイダーマン2』)
テレンス・ハワード(映画『アイアンマン』)
アラナ・デ・ラ・ガーザ(TV「CSI:マイアミ」)
レジーナ・ホール(TV「アリーmyLove」)
メーガン・ブーン(映画『ブラッディ・バレンタイン』)
あらすじ

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