LAW & ORDER: UK

イギリスでロングラン・ヒットを記録!
犯罪サスペンスドラマの最高峰「LAW & ORDER」のイギリス版!

LAW & ORDER: UK

作品概要

イギリスでロングラン・ヒットを記録!
犯罪サスペンスドラマの最高峰「LAW & ORDER」のイギリス版!

◆イントロダクション

クライム・サスペンスの金字塔として、その名をアメリカのTV史に残す大ヒット長寿シリーズ「LAW & ORDER」。現在もシリーズを更新している「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」を筆頭に、米国内ではこれまでに4本のスピンオフ番組が誕生している。基本的な番組のフォーマットを踏襲するこのフランチャイズ方式は、国内だけにとどまらず、各国バージョンの「LAW & ORDER」が制作されヒットしている。その代表格が、イギリスのロンドンを舞台にした「LAW & ORDER: UK」。2009年2月より、イギリス最大の民間放送局ITVで放送スタートした人気シリーズだ。本家「LAW & ORDER」と同じく前半は刑事ドラマ、後半は法廷ドラマという2部構成である本作は、本格ミステリーの秀作を多く輩出するイギリスでも人気を呼びロングランヒットとなっている。

今回、独占日本初放送となる「LAW & ORDER: UK」のシーズン3は、本国では2011年にシリーズ5=6話、2012年にシリーズ6=7話として放送された13話をまとめて「シーズン3」として編成したもので、本作が放送されたアメリカやカナダに准じている。

LAW & ORDER: UK」は、本家「LAW & ORDER」の各シーズンから選び抜かれたエピソードをベースにしている。従って、本家を観ているファンにとっては「これはあの話だ」とわかるだろうが、事件が起きる地域、ましてや国が違えば社会的背景や司法制度にも違いがあり、プロットは同じでも印象は全く異なる。ロンドンとその近郊の風景に加え、裁判官、検察や弁護士がウィッグと法服を着用する裁判のようすは厳かで重厚感があり、そうした文化やお国柄の違いを比較するのも楽しい。もちろん、「LAW & ORDER」シリーズを全く観たことがなく本作から入るのでも問題はない。質の高さは本家に匹敵するもので、目の肥えた英国ドラマ、英国ミステリーファンにとっても、本作の作風、雰囲気はアピールするに違いない。

また、アメリカ版「LAW & ORDER」シリーズにも言えることだが、イギリス版にも映画、TV、舞台で活躍する人気の演技派俳優たちが集結。「バトルスター・ギャラクティカ」のジェイミー・バンバーが優秀で熱いハートを持つ刑事を好演しているほか、「ハウス・オブ・カード 野望の階段」のベン・ダニエルズ、「ドクター・フー」のフリーマ・アジェマンなど海外ドラマファンにはおなじみの顔ぶれが奏でる絶妙なアンサンブルも見どころだ。

◆作品解説

これまでに類を見ない世界的なフランチャイズの成功例

「サバイバー」などのリアリティー番組では各国版が次々と作られ、成功を収めている例はあるが、アメリカ発のドラマシリーズで国際的にフランチャイズを成功させた例は「LAW & ORDER」が初めてだろう。米国内では「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」「LAW & ORDER: 犯罪心理捜査班」「LAW & ORDER: 陪審評決」「LAW & ORDER: LA」の4つのスピンオフを生み出し、国外ではイギリスの「LAW & ORDER: UK」のほかフランス版やロシア版が放送されている。いずれもディック・ウルフが確立したオリジナル「LAW & ORDER」のフォーマットを踏まえたもので、イギリス版はおなじみの「刑事法体系には~」で始まるナレーションから場面転換に際に使われる合図の音も本国版に准じている。ただし、タイトルバックの映像は似ているが音楽はイギリス版のオリジナルとなっている。

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本格ミステリーの本場イギリスでもロングランを記録!

2009年2月よりイギリス最大の民間放送局ITVで放送開始し、人気を博したロングランシリーズ「LAW & ORDER: UK」。ロンドンを舞台に移し、前半は刑事ドラマ、後半は法廷ドラマのスタイルを踏襲したクライム・サスペンスは、本格ミステリーを数多く輩出するイギリスでも高い評価を受けている。本作は本家「LAW & ORDER」の各シーズンから選りすぐられたエピソードをベースにしているが、プロットは同じでも与える印象は全く違うもので英国ドラマらしい重厚感のある作風となっている。このイギリス版の方向性を定めてシーズン1を牽引しているスタッフ(製作総指揮・脚本)は、イギリスの国民的人気長寿番組「ドクター・フー」やそのスピンオフ番組「秘密情報部トーチウッド」などを手掛けるクリス・チブナル。近年は、映画のほか歴史ファンタジー「CAMELOT ~禁断の王城~」やデヴィッド・テナント主演のミステリー「ブロードチャーチ~殺意の町~」などのヒット作・秀作の企画やプロデューサー、脚本などを手掛けている才人だ。また、「LAW & ORDER」の生みの親であるディック・ウルフはクリエイターとしてクレジットされている。

文化や社会背景、キャラクターなどオリジナルとの違いも魅力

番組のフォーマットやベースとなる事件がオリジナルと同じでも、イギリス版はかなり異なる印象を与えるものとなっている。マンハッタンの風景がロンドンに変わるだけでも、雰囲気は違うもの。もちろん、この場合のロンドンとその近郊の街の様子は観光地然としたものでなく普段着の風景だ。キャラクターも、とりわけロニーブリスコージェームズマッコイをダイレクトに思わせるが、設定は同じでも各々が全く違うキャラクターを作り上げている点が面白い。刑事ドラマのパートは、第1話からロンドンの人種、移民の問題や貧富の格差などが描かれている。文化的に最も違いがわかるのは法廷シーンだろう。基本的に裁判官と検事、弁護士がウィッグと法衣着用のため、より一層の法の番人たちの重責を感じさせる。起訴や裁判の過程や陪審制などにおける細かい違いも興味深い。また、ロニーはよく歩きながらなど飲食しているシーンが多いが、ホットドッグやドーナツなどなどの代わりにフィッシュ&チップスがポピュラーなのもイギリスならでは。ボックスに入ったチャイニーズフードはアメリカ版でもおなじみだが、ロニーが歩きながらにぎり寿司のパックを箸でつまんでいるシーンなども登場する。ちなみに、ロニーは常に何かを食べているキャラクターのため、演じるブラッドリー・ウォルシュロニー役を演じるようになってから14キロ近く体重が増えたとか。

実力派の人気俳優たちによる味わい深いアンサンブル

LAW & ORDER」シリーズは、いずれもブロードウェイなどの舞台で高い評価を得ている実力派の俳優たちが数多く出演していたが、「LAW & ORDER: UK」もロンドンやブロードウェイで活躍するベテラン俳優が顔をそろえている。個性的な刑事たちをがっちりとまとめる落ち着いたナタリー警部補役のハリエット・ウォルター、強い正義感を体現するジェームズ検事役のベン・ダニエルズ、部下には厳しく成果を求めるが信頼も厚いジョージ・キャッスル首席検事役のビル・パターソンは、いずれも舞台で輝かしい経歴の持ち主。各々が重厚かつ安定感のある好演をみせる中で、長寿ソープオペラ番組でおなじみのロニー・ブルックス刑事役ブラッドリー・ウォルシュは、お茶の間に親しみもあり視聴者に愛着を抱かせるキャラクターを上手く作り上げている。そうしたベテラン勢のいぶし銀の演技に対して、若手キャストの存在も光っている。若き刑事マット・デブリンを演じるジェイミー・バンバーは「バトルスター・ギャラクティカ」で日本のファンにもおなじみ。本作では、優秀だが未熟な面もありつつ成長していく刑事を好演しており、パートナーのロニーとのコンビネーションも非常に魅力的だ。また、「ドクター・フー」や「マンハッタンに恋をして~キャリーの日記~」のフリーマ・アジェマンが、検事補アリーシャ・フィリップをクールに演じて女性の芯の強さを体現している。

新たなキャラクターが登場!シーズン4も引き続き、ゲスト俳優たちに要注目!!

シーズン4では、警察と検察庁にそれぞれ新しいキャラクターがチームに加わる。ロニーたちの上司で休職中のナタリー・チャンドラー警部補(ハリエット・ウォルター)に代わり、捜査の指揮を執るのはロニーの旧友でもあるウェス・レイトン警部補。演じるパターソン・ジョセフはイギリスではもちろん、最近ではアメリカ作品にも多く出演している名俳優。シーズン1から活躍していた検察官アリーシャ・フィリップスフリーマ・アジェマン)は昇進して異動となり、その後任として新たにジェイコブ・ソーンのパートナーとなるのは、弁護士から転身するケイト・バーカー。イギリスの国民的ドラマ「Coronation Street(原題)」などで本国のお茶の間で人気女優であるジョージア・テイラーが、ケイト役を演じている。
そのほか、世界中でヒットしたコメディ「The Office」にも出演していたパトリック・バラディ、「ゲーム・オブ・スローンズ」ミランダ役のシャーロット・ホープ、「サーティーン/13 監禁事件ファイル」の主演で注目されるジョディ・カマーらがゲストで登場するのも見逃せない。

シーズン5も新たなキャラクターが登場、さらに衝撃の展開が待ち受けている!?

ファイナル・シーズンとなるシーズン5は、ロニーの新しいパートナーとなるジョー・ホーキンス刑事役でラッパー/コメディアンとしてイギリスでは知られるベン・ベイリー・スミスが新たにキャストに加わる。シーズン1からシーズン3までレギュラーだったハリエット・ウォルター演じるナタリー・チャンドラー警部補は現在休職中であるが、ある重要なエピソードでゲストとして久々に帰ってくる。さらに、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』出演の故ロジャー・ロイド=パック、『ゴスフォード・パーク』『モーリス』のジェームズ・ウィルビー、そして「リンリー警部 捜査ファイル」、「ミストレス」シリーズのシャロン・スモールら、イギリスを代表する作品に数多く出演している演技派俳優たちが続々登場する。

作品基本情報

原題 LAW & ORDER: UK
データ 2009年~2014年/イギリス/二カ国語&字幕/60分/HD作品
製作総指揮 ディック・ウルフ(TV「LAW & ORDER」)
出演 ブラッドリー・ウォルシュ
ポール・ニコルズ
パターソン・ジョセフ
ベン・ベイリー・スミス
ジェイミー・バンバー
ドミニク・ローワン
ジョージア・テイラー
ピーター・デイヴィソン
ハリエット・ウォルター
フリーマ・アジェマン
ベン・ダニエルズ
ビル・パターソン
あらすじ

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