LAW & ORDER: UK ストーリー

病院に一酸化中毒で死亡した乳児の遺体が遺棄されていた。ロンドン市警察犯罪捜査課の刑事ロニー・ブルックスとマット・デブリンはナタリー・チャンドラー警部補の指示のもと、乳児が着ていたコートから身元を突き止める。被害者の名前はショーン・ファラ、生後９ヶ月だった。母親のディオンは、子守の女性が入れ違いに家に来るものと信じて仕事に出たが、帰宅するとショーンは息をしておらず、気が動転して病院に置き去りにしてしまったと言う。また、ディオンは帰宅した際、部屋の空気がよどんでいたと証言。ロニーらが自宅を捜索すると、部屋の暖房機器が細工され一酸化炭素の警報装置も電池が外されていたためディオンを問いつめるが、母親は何もいじったことはないと主張する。ディオンが帰宅時に姿がなかった子守に事情を聞くと、建物の入り口が閉まっており、部屋の鍵しか持っていなかったため管理人に中に入れてくれるように頼むが締め出されたと話す。ところが、管理人は子守には会っていないと言い、彼の部屋も警報器の電池が外されていた。アパートは空き部屋が多く住人の半数は地主ウォルタースに立退料をもらい出て行ったが、管理人マトゥクウとターナーという住人は残っていた。捜査を進めると、ウォルタースが建物を改修するために住人が出て行くように故意に管理業務を怠り、時には住人に暴力を振るうなど嫌がらせを他人にやらせていたことなどが判明する。ジェームズ・スティール検事は上司の首席検事ジョージ・キャッスルに報告し、部下の検事補アリーシャ・フィリップスと共に実行犯を起訴してショーンの死の責任を追求しようとするが…。

団地のある棟で6歳のコナー・リードが遺体で見つかる。死因は絞殺で、腹部には「R」の文字が刻まれていた。ロンドン市警察犯罪捜査課の刑事ロニー・ブルックスとマット・デブリンはナタリー・チャンドラー警部補の指示のもと捜査を開始。現場付近で遊んでいた少女ペイジに話を聞くと、ある男性がコナーを現場近くで連れ去り、空き部屋に連れ込んだという。だが男性は現場とは別の棟に住む知人を訪ねただけで、コナーを知らないと話す。また、その棟でペイジと似た特徴の少女を見たと話したことから、ロニーたちはペイジと、彼女の10歳の友達ローズに疑いの目を向ける。

殺害時刻の直前にペイジとローズがコナーを連れ出す監視映像が残っていたことから、ペイジとローズは逮捕され、それぞれ事情聴取を受ける。初めはお互いに罪をなすりあっていたが、やがてマットと信頼関係を築き始めたペイジが事実を語りだす。なんとコナーを殺したのは10歳のローズだったのだ。ジェームズ・スティール検事は上司の首席検事ジョージ・キャッスルに報告し、部下の検事補アリーシャ・フィリップスと共にローズを謀殺で起訴するが、コナーの母親からローズを刑務所に送らないでほしいという驚きの依頼を受ける……。

ある日、ノドの痛みで診察を受けていたスザンヌ･モートンが急死する。ロンドン市警察犯罪捜査課の刑事ロニー・ブルックスとマット・デブリンはナタリー・チャンドラー警部補の指示のもと捜査を開始。

半年間で同じ病棟から3人の死者が出たと知ったロニーたちは、スザンヌの医療記録に改ざんのあとを見つける。担当医のグラントに話を聞くと、彼は悪びれることもなく、記録の紙が紛失することは日常茶飯事で、カルテの件については単なるミスだと主張。その後の毒性検査ではスザンヌの体内から「コデイン」と「硫酸フェンルジン」が検出され、ロニーたちは治療を担当したグラントを逮捕する。取り調べを進めると彼の本名はイオン・ネイラーで医師の免許さえ持っていなかったことが判明する。

ある朝、満員の通勤電車が衝突事故を起こす。何者かが現場付近のゲートを破って線路上に侵入し、車を放置したのだ。ロニーの旧友で、犯罪捜査のベテランでもある警部補ウェス・レイトンの指揮の下、事故の原因を調べることになったロニーとサムだったが、サムは現場で自分の息子と同じ年頃で負傷していた少年マックスを発見、賢明に心肺蘇生を試みたものの、残念ながらマックスは亡くなってしまう。

ロニーは、ショックを隠しきれないサムを励ましながら懸命に捜査し、ある人物に辿り着く。男の名前はフィン・タイラー。尋問を始めるとタイラーは泣き出し、驚くべき告白を始める。自殺しようと思い、盗んだ車を線路に置いたというのだ。証拠も固まり、確実に起訴できると思われたが、タイラーの弁護を引き受けたケイト・バーカーは、やはり限定責任能力による故殺を主張してきた。彼女は本件を利用して、国の政策であるメンタルヘルス予算削減の問題に一石を投じようとしていたのである。

警察の追跡から逃げていた車両が大型トラックと衝突し、運転手は死亡、さらにトランクからは歯と両手がない死体が発見される。死亡した運転手ビリー・ノウルズの交友関係を洗っても有力な手がかりは掴めない。一方、トランクから発見された死体は宝石商ハリー・バーンスタインのものと判明、さらに彼が駐車場でビリーに殺される犯行現場を、ダニーという少年が目撃していたことを掴む。

ところが事件にショックを受けたダニーはトラウマ状態となり、記憶を失ってしまっていたことから捜査がなかなか進まない。ベテラン刑事ロニー・ブルックスの新たなパートナーとして赴任してきたジョー・ホーキンス刑事とともに捜査を進めるのだが……。