NBC ネットワークNY支局(チャンネル4)の人気キャスターだったが、5年前にパーキンソン病を患い、仕事を辞めて妻アニーや3人の子供と過ごす時間を大切にしていた。元上司のハリスから番組への復帰を勧められながらも、同情を買うようなことはしたくないと固辞。とはいえ、子供たちが成長したことに加え、あるきっかけから復帰を決意し、再びニュースの現場を通じて社会問題に斬り込んでいく。
1961年6月9日、カナダ生まれ。渡米し、TV「ファミリータイズ」で人気者に。映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ3部作の主人公マーティ役で世界的スターになる。映画界で活躍した後、TV「スピン・シティ」に主演したが、パーキンソン病の治療に専念するため、2000年、同番組のレギュラーからシーズン4で降板。マイケル・J・フォックス財団を設立し、パーキンソン病の研究を支援している。
声/宮川一朗太
マイケルの妻。イブが通う高校で教師をしている。パーキンソン病の夫の体を気づかいながらも、内心では夫がTVキャスターの仕事に復帰することを3人の子供と共に望み、復帰を決めたマイケルを応援する。とはいえ母親として、妻として、そして女性としてマイケルと意見が合わないと率直に自己主張する、しっかりとした面もある。手芸が趣味で自宅に専用部屋まであるが、最近はそんなに手芸をしていないと子供たちからグチられている。
米ミシガン州生まれ。1991年に高校を卒業した後、イリノイ州立大学などで演技を学ぶ。舞台に立つ一方、TV界に進出し、「犯罪捜査官ネイビーファイル」「ER 緊急救命室」「WITHOUT A TRACE」「ボディ・オブ・プルーフ」などの人気ドラマにゲスト出演。2008年からはヒットドラマ「ブレイキング・バッド」に主人公ウォルターの義妹マリー役でレギュラー出演。映画『マジック・マイク』にも出演。
声/中村綾
かつてマイケルの上司だったが、彼が職場を離れてからも親友としての関係を続けている。人気キャスターであるマイケルの復帰を誰よりも望むが、マイケルの妻アニーとひと芝居打ってマイケルをNBCに復帰させ、それを局の売りとして大々的に宣伝するという、したたかさもあわせ持った大人のTV業界人。ヘンリー家とはマイケルに限らず全員と親しい。復職後のマイケルのコーナーをプロデューサー、ケイに任せる。
1963年12月8日米ルイジアナ州ニューオリンズ生まれ。1980年代後半から30本以上の映画、50本以上のTVドラマに出演している実力派。TV「THE WIRE/ザ・ワイヤー」にはバンク・モーランド役でレギュラー出演。映画はスパイク・リー監督の『マルコムX』、『ゲット・オン・ザ・バス』や、『モンスター上司』、『噂のギャンブラー』、『PARKER/パーカー』などに出演。TVは「LAW & ORDER」他にゲスト出演。
声/玉野井直樹
マイケルの妹。フリーライター。三十代後半になりながら、独身である上、経済的に自立していないことを嘆く毎日。ヘンリー家と同じマンションの半地下の部屋に住んでおり、家賃の半分を兄から援助してもらっている。しょっちゅうヘンリー家に出入りしているので、グレアムのベビーシッター係でもある。一見切羽詰まっているように見えるが、どうせ男性と出会うならお金持ちのほうがいいと思っている楽天家的一面も。小説家になるのが夢。
1971年1月22日米イリノイ州シカゴ生まれ。1990年、映画『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/死霊創世紀』でデビュー。『ユー・ガット・メール』、『リバティ・ハイツ』、『奥さまは魔女』などの映画に出演し、「SEX AND THE CITY」「マーシー・ホスピタル」「ダメージ」などのTVにゲスト出演。ブロードウェイ劇「キャバレー」など多数の舞台に立っている。2010年に俳優のダレン・ゴールドスタインと結婚し、2児がいる。
声/斉藤まりえ
ヘンリー家の長女。高校生。多感な年頃のせいか想像力がたくましく、物事をネガティブに捉えがちで、両親を心配させることもしばしば。尊敬している父マイケルが復帰した「チャンネル4」でインターンとして働きだすが…。
1995年9月21日米カリフォルニア州生まれ。2004年から子役として活躍。「レイブン 見えちゃってチョー大変!」「チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ」「ER 緊急救命室」「CSI:科学捜査班」「アグリー・ベティ」「シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ」「デスパレートな妻たち」などのヒット番組にゲスト出演。映画『小悪魔はなぜモテる?!』ではヒロイン(エマ・ストーン)の中学時代を演じた。歌を作って歌うのが趣味。
声/杉平真奈美
ヘンリー家の長男。成績優秀だったが、自分でインターネットの検索エンジン“ユー・サーチ・ドット・ネット”を開発して成功しようと大学を中退。自分の会社を立ち上げるも、すぐには軌道に乗らない。クローゼットを改造した狭い自分の部屋が不満。まだ幼い弟グレアムを子供扱いするが、やがてグレアムがいい助手だと考えを改める。よく口論になる妹イブのクラスメイト、リースと付き合いだすが…。
米ニューヨーク州生まれ。12歳の時からブロンクスの演劇学校で学び、16歳で様々なオーディションを受けるように。ドキュメンタリー番組「Sundance Director's Lab(原題)」では学生たちが作る映画で主演を務めた。他、『アメリカン・ギャングスター』などの映画に出演し、TV「パーソン・オブ・インタレスト」にゲスト出演。最新作は映画『Pacing the Cage(原題)』。
声/関雄
ヘンリー家の次男。まだまだ子供で甘えん坊。基本的に家族の言うことをちゃんと聞くいい子だが、とにかくゲームが大好きで、依存していないかと両親を心配させる。兄のイアンからまだ子供と見下されるが、それでも兄を慕い、イアンから可愛がられている。
米ニューヨーク州生まれ。メキシコ映画『猟奇的な家族』をリメイクし、2013年のサンダンス映画祭で初公開された『We Are What We Are(原題)』でデビュー。本作がまだ2作目という新人子役だが、すでにCMや声の仕事を多数こなしている。最新作は映画『Every Secret Thing(原題)』。
声/福井美樹