シックス・フィート・アンダー キャスト

人々の"死"を通して限りある"生"の現実をシニカルかつユーモラスに描き
全米で絶賛の嵐を巻き起こした描いた衝撃のヒューマンドラマ

キャスト

ナサニエル・"ネイト"・サミュエル・フィッシャー・ジュニア
Nate Fisher

フィッシャー家の長男。家業の葬儀社を継ぐのがいやで、大人になろうかという時期に家を出てシアトルへ。自分探しをしていたところ、父親が事故死。結局、弟と共に家業を継ぐことに。行きずりの関係だったはずのブレンダと婚約する関係にまでなった直後に、再会した昔の恋人リサが妊娠していたことを知る。以前から「責任」というものから逃げてばかりいた大人になりきれないネイトだったが、ブレンダのセックス依存症を知り、彼女と別れてリサと結婚。死に至る可能性のある病を手術によって克服し、リサとの間の娘マヤを育てることに喜びを見出す。しかしリサと暮らしているうちにまたしても「責任」から逃れて自由になりたいという身勝手な思いが顔を出し始めたその時、突然姿を消したリサが死体で発見される。

ピーター・クラウス
Peter Krause

1965年8月12日、米ミネソタ州生まれ。高校時代から演劇に目覚めるが大学入学時には医学を専攻、後に英文学に変更する。その後NYUの大学院課程で MFAを取得。アラン・ボールが脚本を担当していた「Cybill」に出演後、TVシリーズ「Sports Night」で注目を集める。映画には『トゥルーマン・ショー』やナオミ・ワッツと共演した『夫以外の選択肢』に出演、2006年には初主演映画『Civic Duty』が公開予定(この作品には「ザ・ホワイトハウス」のリチャード・シフも出演)。当初「シックス・フィート・アンダー」には、強く共感を覚えたというデイヴ役でオーディションを受ける。しかしどうしてもネイト役を演じられる役者が見つからず、クリエイターのアラン・ボールが印象深いピーターをネイト役に配したという。ネイト役でエミー賞に3回、ゴールデングローブ賞、映画俳優協会賞などに2回ずつノミネートされている。

声/桐本琢也

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デイヴィッド"デイヴ"・ジェームズ・フィッシャー
David Fisher

フィッシャー家の次男。ロースクールに行くのが夢だったが、家を出た兄ネイトに代わって父親の葬儀社を手伝うように。ゲイである彼は、別れた恋人キースへの思いが断ち切れなかったが、本来の優しい性格によってよりを戻すことに成功する。しかし同棲が始まり幸せをかみしめていたのもつかの間、今度はキースの完璧主義に神経をすり減らす。そしてキースと彼の父ロデリックとの争いを仲裁しようとしてキースから他人扱いを受けたことがきっかけとなり、ついに同棲生活を解消、家を出て行ってしまうのだが…。

マイケル・C・ホール
Michael C. Hall

1971年2月1日ノースキャロライナ州生まれ。NYUの演劇専攻で修士号を取得。シェイクスピアからミュージカルまでこなす舞台俳優出身。アレック・ボールドウィンと共演した「マクベス」、リーエフ・シュライバーと共演した「シンベリン」など、オフ・ブロードウェイの舞台で活躍し、サム・メンデス演出「キャバレー」のエムシー役や「シカゴ」のビリー・フリン役で脚光を浴びる。この「シックス・フィート・アンダー」がTVデビュー作。映画には「ペイチェック」などに出演。2006年よりTVシリーズ「デクスター」(米Showtime)に主演、2010年にはゴールデングローブ賞主演男優賞を受賞。 2008年12月に、「デクスター」で共演していたジェニファー・カーペンターと再婚。

声/小野塚貴志

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ルース・フィッシャー
Ruth Fisher

フィッシャー家の母親。19歳でナサニエルと初めて関係を持ったときにネイトを妊娠してしまい、お互いの両親から反対されながらも彼と結婚する。近年は夫から気持ちが離れていて、彼が事故死したときは美容師ハイラムと不倫していた。ナサニエルの死後、自己啓発セミナーを受けたり気ままな妹サラとの再会などに影響を受けたルースは、子供たちに自分の考えをぶつけるが、今までそういった関係を結んでこなかった彼らはルースの「空気の読めてない」そんな行動に対する反応は薄く、空虚な気持ちを重ねる。また失われた青春時代を取り戻すかのように何人かの男性と交際した後、偶然に出会った男性で過去6回も結婚を繰り返しているジョージと知り合ってから6週間半で電撃的な再婚をして周囲を驚かせる。

フランセス・コンロイ
Frances Conroy

1953年11月13日ジョージア州生まれ。ジュリアード大学出身でTV、映画、舞台で活躍する実力派の女優。2000年にはアーサー・ミラーの戯曲『モーガン山を下る』でトニー賞候補になり、アウター・クリティックス・サークル賞を受賞。映画にも多数出演しており、「クルーシブル」「キャットウーマン」「アヴィエイター」「Shopgirl」など。ジム・ジャームッシュ監督の「ブロークン・フラワー」ではビル・マーレイ演じる主人公の元恋人役で出演。本作のルース役でエミー賞には4回ノミネートされており、2004年にはゴールデングローブ主演女優賞を受賞。2006年にはデイヴィッド・グレイグの「Pyrenees」で6年ぶりに舞台に復帰。夫は俳優のジャン・ムンロー。

声/土井美加

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クレア・フィッシャー
Claire Fisher

フィッシャー家の長女で、ネイトやデイヴィッドの妹。デイヴィッドとは10歳以上年が離れている。高校時代ドラッグにハマっていたクレアだったが、写真に興味を持ち、また死んだと思い込んでいた叔母サラの自由奔放な生き方にも影響を受け、美大「ラックアーツ」に進学。そこで知り合った学生ラッセルと交際するが、彼はバイセクシャルであり、そのことを隠されていたクレアは激怒。彼と別れるが、その後自分が妊娠していることを知り、誰にも相談せずブレンダに付き添いを頼んで中絶する。シーズン4では新たな恋人ジミーや、女友達のアニタ、イーディができるが…。

ローレン・アンブローズ
Lauren Ambrose

1978年2月20日コネチカット州生まれ。声楽とピアノを学ぶかたわら、オフ・ブロードウェイの舞台に出演し経験を積む。TVシリーズ「サンフランシスコの空の下」や映画「待ちきれなくて」などに出演後、「シックス・フィート・アンダー」に出演。2004年の映画「Admissions」に続き、 2006年には「Tonight at Noon」「Diggers」という主演作が公開予定。映画出演のほか、舞台でも活躍、得意の声楽を生かしてミュージカルにも出演している。2004年にはイギリスのナショナル・シアターに出演を果たし、2006年にはブロードウェイ・ミュージカル「Awake and Sing!」に出演。プライベートでは2001年にインターネット・コーディネイターのサム・ハンデルと結婚。

声/斉藤梨絵

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ブレンダ・チェノウィス
Brenda Chenowith

指圧師。精神分析の才能がある。ネイトがシアトルからの飛行機で出会い、LA空港の倉庫で衝動的に肉体関係を持った相手。一度限りの遊びのはずがなぜかネイトと再会し、恋人同士の仲に。交際の末ついに婚約することとなるが、指圧の客で娼婦のメリッサの生き方に触発されたブレンダは現実逃避気味となり、セックス依存症となってしまう。その自らの体験を本にしたためるが、それが実体験であることがネイトにばれ、またネイトの元彼女がネイトとの子供を妊娠していたこともあり破局。向かいに住むミュージシャンのジョーと知り合い、交際を始めるが・・・。奔放な母マーガレットと、彼女に肉親以上の感情を持つ弟ビリーがいる。

レイチェル・グリフィス
Rachel Griffiths

1968年6月4日オーストラリア・メルボルン生まれ。オーストラリアの舞台で活躍後、映画「ミュリエルの結婚」で注目を浴びる。アカデミー助演女優賞にノミネートされた「ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ」「オールド・ルーキー」「ブロウ」「ベスト・フレンズ・ウェディング」「日陰のふたり」など多数の映画に出演。1999年に初監督したショートフィルム「Tulip」はトロント映画祭、パームスプリング映画祭で作品賞を受賞。本作ブレンダ役でエミー賞に2回ノミネートされ、2002年にはゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞している。プライベートでは二児の母で、夫はオーストラリア人アーティストのアンドリュー・テイラー。

声/本田貴子

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キース・チャールズ
Keith Charles

デイヴィッドのボーイフレンド。父ロデリックから幼少時に虐待を受けたことがトラウマになっており、そのためか多少怒りっぽい性格である。その性格がデイヴィッドにとって大きなストレスとなり、再度破局を迎えるかと思われたが、彼が必要であることを思い知ったキースはデイヴィッドとよりを戻す。ロサンゼルス市警に6年勤める警官だったが、家庭内暴力の男に憤って殴ってしまい退職。警備員として働いていたが仕事に失望し、セレブリティ相手のセキュリティ会社に就職。収入アップに喜ぶが、家を離れることが多くなり、デイヴィッドの不安を招く。

マシュー・セント・パトリック
Mathew St. Patrick

1968年3月17日ペンシルバニア州生まれ。「NYPDブルー」「ビバリーヒルズ青春白書」「Dr.マーク・スローン」などのTVシリーズにゲスト出演後、「General Hospital」にタガート警部役でレギュラー出演。1999年からアメリカのヒットシリーズ「All My Children」に出演。そのほか「Reunion」「Law & Order: Sexual Victims Unit」などに出演。

声/志村知幸

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フェデリコ・ディアス
Federico Diaz

<フィッシャー・アンド・ディアス>でエンバーミング(遺体衛生保全)を担当するエンバーマー。プエルトリコ人。亡くなった父親の遺体を美しく復元したナサニエルを尊敬。修業を積み、事故などで復元が困難になった遺体を何とか復元してみせるのが得意になった。営業停止の危機に瀕した<フィッシャー・アンド・サンズ>に5万ドルを投資し、<フィッシャー・アンド・ディアス>として念願の共同経営者となる。16歳の頃から付き合っていた妻でナースのヴァネッサと二人の息子フリオとアウグストがいるが、母を失ったヴァネッサは鬱に。さらにヴァネッサの妹でフェデリコと仲の悪いアンジェリカが看病にかこつけて家に転がり込み、居場所の無くなったフェデリコはストリッパーのソフィアと関係を持ってしまう。

フレディ・ロドリゲス
Freddy Rodriguez

1975年1月17日、シカゴ生まれ。
14歳でシカゴのウィールウィンド・パフォーマンス・カンパニーに参加、シカゴでは20以上ものプロダクションに出演。その後、シカゴのリンカーン・パーク・ハイスクールで演劇を専攻するかたわら、ダンサーそして振付家として活躍。映画「ペイバック」「待ちきれなくて」ほか、TVシリーズ「サンフランシスコの空の下」、”Scrubs”、”Oh Grow Up”などに出演。フェデリコ役を好演した「シックス・フィート・アンダー」で、エミー賞助演男優賞ほか、ALMAアワードやSAGアワード(映画俳優協会賞)など数々のアワードにノミネートされ、ラティーノ系俳優に贈られるImagen Foundation Awardsでは3年連続で助演男優賞を受賞している。最新出演作は「ドリーマー」「ポセイドン」「レディ・イン・ザ・ウォーター」。

声/上田陽司

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ナサニエル・フィッシャー
Nathaniel Fisher

第1話でいきなり亡くなってしまう、フィッシャー家の父親。新車の霊柩車に乗って、息子ネイトを出迎えるべく空港へ向かう途中、バスと衝突して命を落とす。しかし、その後もネイトの前に幻影として現れ続ける…。自身が経営する葬儀社で熱心に働く、愛すべき父親だったはずだが、その死後、彼の意外な横顔が次々と明らかなっていく。

リチャード・ジェンキンス
Richard Jenkins

1953年12月2日イリノイ州生まれ。多数の映画に出演する名バイプレイヤー。映画「リトル・ニキータ」「ハンナとその姉妹」「バーバー」「ランダム・ハーツ」「ふたりの男とひとりの女」など多数の作品に出演。シャーリーズ・セロン主演の「スタンドアップ」、ジェニファー・アニストン主演の「迷い婚」が記憶に新しい。ロードアイランドのトリニティ・レパトリー・カンパーニーの芸術監督を4年間務めていた。

声/岩崎ひろし

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クリエイター・製作総指揮 アラン・ボール
Alan Ball

1957年米アトランタ生まれ。フロリダ州立大学で演劇を学んだ後、ニューヨークで劇作家として活動。その後、ハリウッドに拠点を移してTV脚本家となり、「Grace Under Fire」「Cybill」などの大ヒット・シットコムを手がける。初めて脚本と共同制作を務めた映画「アメリカン・ビューティー」が、第72回アカデミー賞で自身に対する脚本賞など5部門に輝き、世界的名声を獲得。「シックス・フィート・アンダー」で一流クリエイターの座を不動のものにする。ほかにも。1999年に米ABCネットワークで放送された「Oh Grow Up(原題)」で企画・製作総指揮を務めた。「シックス・フィート・アンダー」のクリエイター・脚本家・製作総指揮のほか、キーとなるエピソードは自ら監督も務めている。さらに、第12話「告白」には医師役で出演も果たしている。

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