「サンダーバード」「キャプテンスカーレット」のジェリー・アンダーソン製作、
日本では過去一度しか再放送されなかった幻の特撮人形劇を約30年ぶりに公開!
一大ブームを巻き起こしたスーパーマリオネーションシリーズ、その最後の作品「ロンドン指令X」から10年以上ぶりに制作された、ジェリー・アンダーソンの人形劇への回帰作。「キャプテンスカーレット」や「謎の円盤UFO」の、宇宙人が地球を侵略しにくるというストーリーラインを採用しつつ、ユーモラスなドラマとして制作された。これまでのスーパーマリオネーションと違い、本作は “スーパーマクロメーション”という、口の動きや表情は人形(パペット)の中に人間の手を入れて表現し、人形の手足の動きなどは棒や糸で操るスタイルをとっている。
本作は、日本では1985年に初放送され、その直後に再放送された以外は、日本におけるあらゆるメディアでの再放送・ソフト化が現時点に至るまで一切無かった。今回、そんな幻の作品となりつつあった本作を、約30年ぶりに日本語吹替え版※でお届けする。
10-0(テン・ゼロ) 否定
10-10(テン・テン) 了解
10-20(テン・トゥエンティ) 位置
10-30(テン・サーティ) 待機
10-40(テン・フォーティ) 戦闘態勢
10-50(テン・フィフティ) 発射
10-90(テン・ナインティ) 緊急事態
1-0(ワン・ゼロ) 極秘
1929年4月14日、イギリス・ロンドン生まれ。「サンダーバード」「謎の円盤UFO」などで後世に多大な影響を与えたクリエーター。ユダヤ人の祖父はロシア-ポーランドの国境付近からの移民で、ジェリーが10歳の時、一家は名字をアンダーソンと改名。第二次世界中、兄のライオネルがイギリス空軍に志願しアメリカに駐在していた際、家族に送ってきた手紙の中でアメリカ空軍の拠点を「サンダーバードフィールド」と呼んでいたのを覚えており、後に自身の作品に用いたという。戦後、写真家としてキャリアを始めるが、1947年に徴兵される。イギリス空軍の航空交通管制で航空機を見ていた経験から、メカやSFといった題材を扱うようになった。1955年に仲間5人とCM製作会社「APフィルムズ」を設立。CMの仕事はなかなか来なかったが、人形劇TVシリーズ「The Adventures of Twizzle(未)」の制作依頼をきっかけに風向きが変わる。偶然に“人形劇シリーズ”を制作することになったジェリー・アンダーソンだが、彼は次々と ヒット作を制作。「ウエスタン・マリオネット 魔法のけん銃」をはじめ、「スーパーカー」「宇宙船XL-5」「海底大戦争 スティングレイ」「サンダーバード」、1965年にはプロダクション名を「センチュリー21プロダクション」に改名し、「キャプテンスカーレット」「ジョー90」「ロンドン指令X」を制作。
その後、「謎の円盤UFO」で実写作品に挑戦し、新たに設立した「グループ・スリープロダクション」からは、「プロテクター電光石火」「スペース1999」を送り出し、成功を収める。ヒットシリーズを製作する一方で、CM演出を手がけていたアンダーソンは早くからコンピューター・アニメーショ ンに触れており、その無限大の可能性を彼の作品に取り入れようと検討。1996年にはストップモーションアニメとCGIを融合した実験作 「Lavender Castle(未)」を制作。1999年から制作を開始したフルCGI作品の「キャプテンスカーレット」、「新キャプテン・スカーレット」を2005年に完成させている。 2012年12月26日に惜しまれつつ83歳で逝去。
原題 | 地球防衛軍テラホークス TERRAHAWKS |
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データ | 1983年~1986年/イギリス/日本語吹き替え(シーズン2#7のみ字幕版)/30分/全39話/人形劇(スーパーマクロメーション)/HD作品 |
製作総指揮 | ジェリー・アンダーソン |
出演 |
(声の出演) ジェレミー・ヒッチン デニス・ブライヤー アン・リドラー ウィンザー・デイヴィス ベン・スティーブンス |
あらすじ |
© 1983/1984 Anderson Burr Pictures Ltd | Licensed by Anderson Entertainment Ltd