ヨーロッパで空前の大ヒット!アメリカやイギリスで作られたリメイク版も好評!
デンマークとスウェーデン、人気北欧ミステリーのスタッフがタッグを組んだ極上ミステリー
うーん、感想ですか?すみません、(授賞式では)話す内容を準備しておかなかったので、緊張してしまって… (笑)。もっと冷静でいられるかと思ったんですけど、実際はそうでもなくて結構ドキドキしていました。あとになってから、幸せで誇らしい気持ちになりました。
随分と長い時間、サーガ・ノレーンという役と共に生活したので、彼女は友達というか、人格の一部みたいなものになりました。最初にこの役をいただいた時には、私という人間とあまりにも違っていて理解できず、本当に戸惑いましたね。それが、後ろ向きの考え方によるものだと理解してからは、彼女のことが好きになり始めました。イギリスでのヒットについては、ただただ驚きで、役をいただいた時には思いもよりませんでした。思い返してみると、このキャラクターの役作りの道のりは険しいものでしたし、私がしたことを理解してくれる人がいるのか確信が持てずに戸惑いました。シーズン1の時、こんなことやったことがないし、理解してもらえるのかわからない、と監督に言ったことを覚えています(笑)。 私が目をつぶってえいっ、と飛び込んでみると、監督からOKが出て、とそんな感じでした。
サーガが罹っていたと思われるので、アスペルガー症候群の人たちを研究し、普段街を歩くときも、彼女だったらどうするか考えながら振舞うようにしました。また、厳しいトレーニングも始めました。今は休暇中ですが、数週間したらシーズン3の準備を始めると同時に、特別なトレーニングを始めますので、今は通常の生活で役作りはしていません。自分の生活を一旦どかせて、サーガ が暮らす環境に入らなければなりませんでした。
シーズン1では、私にとって初めての演技のスタイルでしたし、みんなにとって全てが新しいことでしたので、意識しながら自分たちのやり方を手探りしているようなものだったと言わざるを得ません。常にそんな感じで、結局だめになってしまうこともあったので、すべてあらかじめ準備しておくことはできず、できることだけ準備して前に進んでいきました。
マーティンは、彼女に寄り添い続けた初めての人だと思います。この役をやり始めてから、普通の人はこういうタイプの人間が嫌になり、距離を置くものだと気付きましたが、このマーティンはそばにいて、彼女に興味を持ち、魅力を感じ、心を開いた、それは彼女にとって初めての経験で、だからこそ彼女は普通の人のように振舞おうとしました。一人でいる方がラクだけど、一人ぼっちでいたくない、一人でいることが悲しくて、彼と出会ったことによって、他人に対してもっと社交的になりたいと思うようになりました。シーズン2では、いい関係を築こうとさえしています。
彼女は新しいことにチャレンジし、ボーイフレンドとの同棲まで思い切って始めようとします。そして彼の母と会います。それは彼女がこれまでにしたことのない経験で、サーガとマーティンの関係にものすごい緊張をもたらします。理屈の問題ではなく、気持ちの問題ですが、彼女にはできないことなのです。事件のことで言えば、このシーズンのテーマは環境問題ですが、撮影中にだんだんわかってきたことは、性もシーズン2のテーマであるということです。
孤独でない生き方を一生懸命模索しながらもかなわない、そんな彼女をとても愛おしく思うし、好きです。彼女は本を読んで人間関係の築き方を学ぼうとしますが、これは理屈の問題ではなく、気持ちの問題なので、彼女にはあまり理解できません。理解できたとしても、ある意味ハンデを抱えており、かわいそうです。困惑し、悲しむ彼女を助けてあげたいと思います。悲しいですね。
それは、ボーイフレンドの母親に会うところでしょう(笑)。自分でやっていて笑ってしましました。ご覧いただければわかりますが、手に汗握る犯罪以外の部分、サーガの身の回りのことでは、ボーイフレンドの母に会うシーンが見どころです。
シーズン1の最終話とシーズン2の最終話ですね。 お気に入りの理由はキャラクターに深く入り込めるから。私が役者としておもしろいと感じるのはいつもそこなので。
そうですね。キャラクターが全てをさらけ出します。
高い所に苦労しました。下にネットが張ってあるだけの橋の上を走ったりとか…。橋の下の床がネットを張ってあるだけなので、100メートル下の海が見えて怖いんですよ、私、高所恐怖症なので(笑)。苦労はしましたが、とても緊迫したシーンだったので、演技の役には立ちました。でも怖かったです。あとは、セックスのシーンももちろん気を使いますが、気楽にできたら変ですからね。
ええと、私が言えることは、サーガの私生活に更なる困難が降りかかり、つらい時を今度はひとりで乗り越えなければなりません。
ほんの数分だけしか見ていないので、何とも言えません。英語版とフランス語版も何分かだけ見ました。
すごいことだと思っています。この物語を気に入り、自分たちのやり方で制作しようとして下さった方たちがいらして嬉しいです。他のサーガに会えたら面白いだろうなと思いますね。ダイアン・クルーガー(アメリカ版)やクレマンス・ポエジー(イギリス=フランス版)でしたっけ? 会ってみて長いあいだこの役を演じてどんな影響があったか聞いてみたいです。
ありがとうございます。自分のしたことが、人に認められることはうれしいものですが、自分たちの作品が、アメリカの大ヒット作と競い、そして勝利したことは夢のようです。実際、本当に驚きました。
こんなに人気を得るとは全く予想していませんでした。2010年に撮影が始まって最初のシーンを見た時に、とてもよいものができつつあるとは感じていましたが、過去に他の作品でもそのように感じたことはありましたし、それでもここまでの人気にはなりませんでした。ですから今回は全くのうれしいサプライズでした。デンマークとスウェーデンでの、この作品に対するファンの反応は同じような感じです。イギリスでは少し異なり、サーガの性格、ファッション、車、セクシュアリティなど、サーガに大きな注目が集まっています。イギリスでは、サーが(とマーティン)が本当に温かく受け入れられています。
見ていません。見ようとしたのですが、どうしてもドラマに入り込めないのです。「ほう、ここはこうしたのか」とか、「ああ、あそこはこういうふうにしたのか」などと考えてしまい、作品を鑑賞するどころではなくなってしまうからです。良い出来だとは聞いています。もう少し時間をおいて、落ち着いたら見るかもしれません。
Filmlance(「THE BRIDGE/ブリッジ」の制作会社)が私のところに来て、番組を作ってくれないかと依頼があり受けました。サスペンスで、10話構成で、(スポンサーの所在地である)デンマークとスウェーデンを舞台に、との条件に基づいて、「THE BRIDGE/ブリッジ」が出来上がったのです。 もっとドラマチックな話があればよかったけど、現実はそういうことです。
その通りです。彼らの関係性が作用し、特別なものになるよう考えていましたが、最初のシーンで我々が見たものは、予想を超えていました。信じられないほどうまく作用していました。実際、我々は脚本を手直しして、サーガとマーティンが事件以外のことを語り合うシーンを各話に少なくとも1シーンは入れることにしました。このシーンはエレベーターの中や車の中の設定が多いですね。
シーズン1が終了してから13ヶ月後、ひとりも欠けることなく、彼らと再び会うことになります。マーティンはシーズン1で息子を殺された事件をまだ引きずっています。サーガは前向きに生きており、恋人もできました。大型船が “橋” にぶつかり、警察が駆けつけてみると、甲板に鎖でつながれた5人の若者以外、他には誰もいませんでした。彼らは肺ペストに罹っていることが判明しましたが、それはシーズンを通してさらに拡大していく様々な事件の始まりに過ぎませんでした。
この2シーズンでのお気に入りはたくさんありますが、一つ選ぶとすれば断然、シーズン1のオーレスン橋でのエンディングです。サーガはマーティンがイェンスを殺さなくて済むよう、マーティンに嘘をつこうとします。演技も演出も美しく、完璧なエンディングです。シーズン2では、本当によくできたと思えるプロットがたくさんありますが、個別のシーンでは、最終話のペアニレのシーンが気に入っています。シーズンを通しての マーティンとイェンスの設定なども好きですね。
先週、第1話から4話の最終版台本を書き上げたのですが、一味違うシーズンになりそうです。核となる犯罪の規模を下げたことがその理由のひとつとしてあります。シーズン2より犯罪を少し小さく単純なものにして、 その分サーガに焦点をあて、彼女の生い立ち、彼女の姉妹や両親の話を入れました。このシーズンでは、サーガの世界をひっくり返しますよ。
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