シーズン3
「憎んでるのは 俺自身を含むすべての人間だ。
俺は君らとは違う次元を生きてる。 息を引き取る時 俺は神のごとき力を感じる。完全なる支配だ。」
「あなたは逮捕され 刑務所に行くのよ。それのどこが自由?」
ギブソンは、過去の恋人“ピーター”に首を絞められたというローズ・スタッグの証言を得て、プロファイリングを完成させ、犯人像を絞り込んでいた。ギブソンは再びローズに“ピーター”に関する詳しい話を聞くことにするが、ローズは約束の時間になっても現れない……。ローズにモンタージュ写真を作らせたせいで誘拐が起きたと考え、責任を感じるギブソン。そんな中、凶器のハサミから出た指紋と、情報提供に来たスペクターの指紋が一致、ギブソンはポール・スペクターを被疑者として特定する。
逮捕されたスペクターは頑なに黙秘を続けていた。スペクターの車が見つかり、焼け残った車内から法医学的証拠がいくつも発見される。ギブソンは近くの小屋を調査するが、ローズの姿はない。“ギブソンとだけ話す”と言い放つスペクター。スペクターは取引を申し出て、娘のオリビアとの面会を条件に、ローズの居場所を教えるという。ギブソンはスペクターを従え、森に向かう。スペクターの指示通り、ギブソンは車のトランクに閉じ込められたローズを発見する。ローズは生きていた。だが、そのとき、凶弾がスペクターを襲う。
スペクターを逆恨みしていたタイラーが、彼を追って森にひそかに来ていたのだ。タイラーは銃でスペクターとアンダーソン刑事を銃撃、自らも警官に撃たれる。助けを呼ぶギブソンの腕の中で、スペクターは……。
シーズン2
「もう終わりだ。俺は消える。」
「そうはさせない。今回は失敗したわね、犯行を早まった。それに 彼女を殺してない。ヘマから足がついたわね。」
「なら捕まえに来い。俺の正体は…」
北アイルランドのベルファストでアリス・モンローという女性が殺される。彼女は地元の有力者モーガン・モンローの身内だった。必死に捜査を続ける北アイルランド警察だったが、犯人の手掛かりをまったく得られないまま、いたずらに時間だけが経過していた。そこで捜査見直しのため、ロンドン警視庁からステラ・ギブソン警視が呼び寄せられる。捜査の見直しにかかったギブソンは、3ヵ月前に起きたフィオナ・ギャラガー殺害事件とモンロー事件に関連性があることに気づき、2つの事件を同一犯の犯行と考える。だが人手が足りないことや、捜査の遅延を恐れる上層部や現場責任者からは賛同が得られず、苛立ちを覚える。
殺人を犯す男、ポール・スペクターは、昼間は家族と死別した人々の話を聞く心理カウンセラーとして働き、2児の父かつ妻サリー・アンのよき夫として、表向きは普通の生活を送っていた。しかし実は連続殺人犯という隠された顔を持っていた。スペクターは入念に下調べし、弁護士サラ・ケイの家に忍び込み絞殺する。遺体に細工を施し、そしてサラの髪を切ると、彼女のネックレスを持ち去る。帰宅したスペクターはそのネックレスを幼い娘に与えるのだった。
捜査本部を立ち上げたギブソンは記者会見を開き、サラ・ケイが妊娠していたことを公表する。テレビで会見を見たスペクターはサラの妊娠を知り、完璧であると信じていた犯罪が汚されたと感じて怒りを覚える。そして次回こそ完全な犯罪にしようと決心し、早速新たな標的アニー・ブローリーの家に侵入する。しかし予期せぬ邪魔が入り、計画通りに犯行を実行できなかったスペクターは、意識をなくしたアニーを残し、現場から逃走する。
ギブソンは検死医リード・スミスの協力で、過去の恋人”ピーター”に首を絞められたというローズ・スタッグの証言を得て、プロファイリングを完成させ、犯人像を絞り込む。そんな中、妻の妊娠をきっかけにベルファストを離れる決意したスペクターは、捜査本部に電話をかけ、ギブソンに別れを告げる。自分は絶対に捕まらないと豪語し、姿を消すのだった。
10日後。
被害者で唯一の生存者アニー・ブローリーは意識を取り戻したものの、聴取できるまでには回復していない。ギブソンは再びローズ・スタッグに”ピーター”に関する詳しい話を聞くことにするが、ローズは約束の時間になっても現れない……。捜査の進捗をもどかしく感じるギブソンではあったが、特別捜査本部は、不鮮明ながら逃走する犯人の姿が写った監視カメラ映像を入手するなど、犯人の行動範囲を確実に絞り込んでいた。
自分の過去を知る人物が警察に協力している事に気づいたスペクターは、ひそかにベルファストに戻り……。
シーズン1
暗闇のなか、ある家に忍び込む男。
部屋のなかを静かに歩き回り、女の所有物を吟味する。
女が帰宅すると、男は静かに出ていく。
北アイルランドのベルファストでアリス・モンローという女性が殺される。彼女は地元の有力者モーガン・モンローの身内だった。必死に捜査を続ける北アイルランド警察だったが、犯人の手掛かりをまったく得られないまま、いたずらに時間だけが経過していた。そこで捜査見直しのため、ロンドン警視庁からステラ・ギブソン警視が呼び寄せられる。
捜査の見直しにかかったギブソンは、3ヵ月前に起きたフィオナ・ギャラガー殺害事件とモンロー事件に関連性があることに気づき、2つの事件を同一犯の犯行と考える。だが人手が足りないことや、捜査の遅延を恐れる上層部や現場責任者からは賛同が得られず、苛立ちを覚える。
その頃、ある男が新たな殺人を犯していた。その男、ポール・スペクターは、昼間は家族と死別した人々の話を聞く心理カウンセラーとして働き、2児の父かつ妻サリー・アンのよき夫として、表向きは普通の生活を送っているが実は連続殺人犯という隠された顔を持っているのだ……。