チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ キャスト

シリアル食品「メイプル・ループス」のCMソングが子供たちの間で流行するなど、CM音楽の作曲家として活躍。カリフォルニアのマリブ・ビーチの豪邸に住むが、40歳になってもまだ独身で、夜な夜な美女たちを自宅に招いてはデートを楽しむプレイボーイ。隣に住む女性ローズと一度肉体関係を持って以来、ストーキングされるようになるなど時にはトラブルも。そこへ突然、弟アランや甥ジェイクが来て居候させてやることになり、夜型が昼型になるなど生活は一変。アランと共にジェイクの父親になったような気分を感じつつもなかなか襟を正せず、美女たちを品定めする、セレブでセクシーな独身生活をなかなかやめられない。母親のエヴリンが大の苦手。

1965年9月3日、米ニューヨーク生まれ。TV「ザ・ホワイトハウス」などの名優マーティン・シーンが父で俳優エミリオ・エステヴェスは兄。俳優をめざしたのは兄やその友人たち、"ブラット・パック"に影響を受けた頃で、1984年の『若き勇者たち』でデビュー。2年後の『プラトーン』で大きく注目され、『フェリスはある朝突然に』、『処刑ライダー』、『ウォール街』、『ヤングガン』、『メジャーリーグ』、『ホット・ショット』、『ザ・ターゲット』などのヒット映画に出演。2000年からはTV「スピン・シティ」に、パーキンソン病で降板したマイケル・J・フォックスに代わって主演して好評を博す（この演技でゴールデングローブ主演男優賞を受賞）。私生活では波乱万丈で、2度の離婚を経て2008年5月に元女優のブルック・アレンを相手に3度目の結婚。

声／井上和彦

チャーリーが居候させることになった、弟のカイロプラクティック師。強烈な母親エヴリンを持った反動なのか、プレイボーイである兄と正反対に女性には頭が上がらず、女性が強気だとますます弱気に。強気な妻ジュディスに捨てられて彼女と離婚することになり、10歳の息子ジェイクと共に家から追い出されたのはちょっと情けない。性格は基本的にシャイで、兄チャーリーに比べると恋愛観もずっと真面目だが、そのせいでジェイクが自分よりもチャーリーになついているのではないかと疑心暗鬼になりがち。とはいえ意外と女性に惚れっぽいという一面は、実は兄に近いという声も。ビーチをジョギングするのが趣味で、愛車はボルボのステーションワゴン。

1965年4月16日、ニューヨーク市生まれ。番組ではシーンの弟役だが、実はシーンより約5か月早く生まれた。舞台俳優の両親のもとで育ったジョン・クライヤーは、早くからコメディ・センスを開花させ、19歳のときにいきなり主演『恋人ゲーム』でスクリーンデビューを果たし、続いて『プリティ・イン・ピンク／恋人たちの街角』のダッキー役で一世を風靡した経歴の持ち主。その風貌とユーモラスな個性から、『スーパーマン4／最強の敵』、『ホット・ショット』)など、青春映画やコメディ映画を中心に活躍し、『ジョン・クライヤーの ホーム・フロント』（87、未公開）のように主演した映画もある。TVでも「ザ・プラクティス／ボストン弁護士ファイル」など多数の番組にゲスト出演。今後は『Weather Girl』、ロバート・ロドリゲス監督の『Shorts』、ヒラリー・ダフ、ウィノナ・ライダー、ショーン・アスティン、ジョシュ・ホロウェイらと共演する『Stay Cool』などの新作映画を予定。エミー賞には本作で、第58～61回、4年連続でコメディ・シリーズ助演男優賞にノミネートされ、2009年（第61回）に初受賞を果たす。
「チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ」では出演のみならず、シーズン4で2エピソードを演出し、監督デビューを飾っている。

声／桐本琢也

アランの息子で、チャーリーにとっては甥。シーズン1が始まった時点でまだ10歳の小学生。面倒くさがり屋で、TVを見るのとゲームをするのと何か食べるのが大好きというマイペース派。父のことも伯父のことも、もちろん大好きだが、愛想はやや足りなくて、大人目線からは生意気で気難しく見えることもある。その一方、自分が好きなものに対してはリアクションが大きく、伯父の家のそばに集まるカモメを可愛がるなどピュアな一面もある。母親ジュディスはアランやチャーリーに子育てが心配できるのかと心配してセラピストを準備するなど奮闘するが、当のジェイク自身はどこまでもマイペースを貫きかねないのが皮肉で、見る者の笑いを誘う。

1993年10月8日、テキサス州オースティン生まれ。まだ5歳の時、早くも映画『背信の行方』で子役俳優としてデビュー。それから『スポット』、『オールド・ルーキー』、『女神が家にやってきた』『ジャングル・ジョージ2』などの映画、ビデオ用映画に出演し、TV「ER　緊急救命室」シーズン8にはゲスト出演。本作の好演で全米の注目を集め、ヤング・アーティスト・アワードを2回受賞。2002年にはドイツ車のフォルクス・ワーゲンのTV・CMにも出演している。

声／中司優花

チャーリーとアランの母親。やたらといばりちらし自己中心的な性格で、兄弟揃って苦手な存在。アランと孫のジェイクがチャーリーの家に住むことになったことから、何かと理由をつけては、チャーリーの家に現れるようになる。チャーリーやアランの父親が亡くなった後、数々の男性と結婚・離婚を繰り返してきたという、ある意味、現役感あふれる熟女プレイガール。とはいえ、エヴリンの新しい恋人の娘とチャーリーがデートして大騒ぎになるなど、彼女だけの責任だけではないとはいえ、トラブルメーカーなのは間違いなさそう。シーズンが進むにつれて恋愛遍歴と数々の謎が次々と明らかに……!?

1943年1月14日、フィラデルフィア市生まれ。1980年、TV「Bosom Buddies」に2年間、ルース役でレギュラー出演したのをきっかけに注目され、『ロマンシング・ストーン／秘宝の谷』、『結婚の条件』、『トゥルーマン・ショー』、『キューティ・ブロンド』、『スパイキッズ2　失われた夢の島』、『スパイキッズ3-D：ゲームオーバー』など多数の映画に出演し、「ER　緊急救命室（シーズン5）」「名探偵モンク」などにゲスト出演。「ザ・プラクティス／ボストン弁護士ファイル」と「アリー・myラブ」の両方で女性判事キトルソンを好演し、エミー賞のドラマ・シリーズ助演女優賞（「ザ・プラクティス」）に輝いた。最近では「Lの世界」でペギー・ピーボディーを演じている。映画監督ブラッド・アンダーソンは甥。

声／沢田敏子