ニューヨーク。子供の頃から自分で雑誌を出したいという夢を持ってきた20代の独身女性、ベティ・スアレスは、一流ファッション誌「モード(MODE)」を発行する憧れの出版社、ミード出版社の就職試験に応募。だが面接に挑むも、サエない外見がアダとなって会社から追い返され、帰宅したその日の夜に恋人ウォルターからの別れ話を切り出され・・・と、ダブルパンチの災難に見舞われてしまう。
だが、なぜかミード出版社から、「モード」の編集長のアシスタントに採用されたという通知が。「モード」では、前任の編集長が死去し、後任にはベテランのクリエイティブ・ディレクター、ウィルミナが有力視されていたが、出版社のオーナー、ブラッドフォードはまだ経験が浅い息子ダニエルを「モード」の編集長に抜擢した。ところがダニエルは美人を見ると手を出さずにいられないプレイボーイで、ベティの採用も、ブラッドフォードがアグリー(ブサイク)なベティなら手を出さないと見込んでのことだった。
ベティはファッション界の慣行に戸惑いつつ、悪気はないがマイペースなおぼっちゃま、ダニエルの面倒をみたり、同僚たちからのいじめに耐えたり、ダニエル失脚を狙うウィルミナを中心とする社内抗争に巻き込まれたりと、悪戦苦闘。プライベートでも父イグナシオが実は不法入国者であることがわかったり、一方的に別れを告げられた恋人ウォルターとの腐れ縁が続いたりと、頭痛のタネがいっぱいだが、持ち前のガッツと才能でダニエルを数々のピンチから救い、やがて認められる存在に。
そんな中、ベティはミード社の経理を担当するヘンリーと知り合い、お互いに惹かれるものを感じる。そしてウォルターとの腐れ縁を振り切り、ヘンリーとの恋に邁進しようとしたその時、ヘンリーが元カノのチャーリーとやり直すことになってしまう。あきらめようとしたベティだが、祖母の「愛する人を勝ち取るべき」という言葉に発奮し、一大決心をしてヘンリーに告白。するとヘンリーも「チャーリーと別れた」と言い、二人は晴れて初デートの約束を交わす。
だがチャーリーの一言がそんな2人を打ち砕く。「ヘンリーとの子供をみごもった」と言うのだ。アリゾナに帰ると言う二人を涙ながらに送り出すことにするベティ。しかしチャーリーがヘンリーと付き合いながら歯科医のファーカス先生とも交際していており、必ずしもヘンリーとの子供とは限らないとの情報を耳にしたベティは…!?さらに仕事上では上司ダニエルとその兄(性転換したので現在は姉)のアレクシスとのお家騒動にウィルミナのあの手この手の暗躍、家庭内では父イグナシオがビザを取得できず母国メキシコで足止めにされたり、姉ヒルダの恋人サントスがコンビニ強盗に巻き込まれたりと、ベティの周りには難問がてんこ盛り!
果たしてベティは、花も嵐も踏み越えて、自らの夢を、恋を勝ち取ることができるのか!?