傲慢なグレゴリオ・モンテロと、その息子でろくでなしのゴンサロが取り仕切る富豪モンテロ家の使用人として働くルイサ。脅迫されてゴンサロと一夜をともにしたルイサは妊娠が発覚する。そのことを知ったグレゴリオは激怒し、ルイサとルイサの祖母レンチャを追い出そうとするのだが…。

数年の月日が経った。カリフォルニアで暮らすビクトリアは、事業も順調。目と髪の色を変えて美しい女性となったが、モンテロ家への復讐を忘れたわけではなかった。モンテロ家の近所の牧場を買収しようとするビクトリアだったが、オーナーのディエゴは「牧場は売り物じゃない」と頑固に断るのだった。

ついにモンテロ母屋で働くことになったビクトリア。ゴンサロもグラディスもかつて牧場で働いていたルイサだとは気付かない。グラディスは「夫に近づいたら、ここから追い出す」とビクトリアに告げる。一方モンテロの牧場に呼ばれたカロリーナは、ひったくりに全財産の入ったバッグを盗まれてしまう。

炎天下を歩いて倒れたカロリーナを助けたアレハンドロは、彼女に一目惚れ。モンテロ家に金目当てでやってきたイサベラは、カロリーナを露骨に敵視する。一方、兄嫁グラディスへの対抗心と、父グレゴリオへの反抗心に燃えるルクレシアは、父の最大の敵ディエゴ・イバラと結婚してみせると宣言する。

初対面のディエゴにいきなり求婚するルクレシア。モンテロ家と組めばディエゴの牧場も繁栄するというルクレシアを、ディエゴは突き放す。一方、モンテロ家に到着したカロリーナが、ディエゴからお金を借りたことを知ったビクトリア。二度と娘に近づくなと言うためにディエゴの屋敷に向かうが…。

突然現れたビクトリアに対してディエゴは情熱的に求婚をするが、二度と近づくなと頑なに拒否される。一方、アレハンドロのいとこパトリシオは、私生児でモンテロ姓を名乗れないミゲル、使用人頭のマカリオと暗躍しモンテロの資産を相続するため、アレハンドロを失墜させようと策を練る。

ビクトリアはカロリーナの幸せのためにも復讐を諦め、モンテロ家を出て行くとマリアに伝える。が、グラディスたちが話すアレハンドロの出生の秘密を立ち聞きしたビクトリアは、カロリーナをも復讐の手段として利用することを考える。一方、アレハンドロはカロリーナを誘い乗馬に出かける。

グラディスに追い出されそうになるビクトリアだったが、アレハンドロの出生の秘密を盾にグラディスを黙らせる。一方、モンテロ家の陰謀によりディエゴの牧場に検査官が訪れる。モンテロ家の仕業だと確信したディエゴはグレゴリオを出せとモンテロ家へ乗り込んでいくが…。

「俺の牧場は金で買えない」とグレゴリオに感情をぶつけるディエゴ。怒るグレゴリオは、ディエゴを私生児の人殺しと叫ぶ。一方、牧場のはずれの小屋に一人で住む老人に食事を届けにいったビクトリア。老人はビクトリアの祖母の友人チェマだった。チェマはビクトリアをルイサだと見破ってしまう。

ビクトリアがルイサであることを一目で見破ったチェマ。ビクトリアはモンテロ家への復讐の計画をチェマに話す。そのころ、ゴンサロはビクトリアとの愛の巣を作ろうとマカリオに小屋の改造を依頼。そしてマカリオはカロリーナと結婚したいと胸のうちを明らかにする。

愛の巣にビクトリアを呼び出すことに成功したゴンサロだったが、そこにグラディスが怒鳴り込んでくる。喧嘩は飽きたというゴンサロだったが、グラディスは私を愛して欲しいと泣き崩れる。一方、街に食事に出かけたアレハンドロとイサベラ。アレハンドロは「結婚したくない」とイサベラに告げる。

町で行方不明になったイサベラを探すアレハンドロだったが、イサベラはパトリシオと共に帰宅。二人のキスをルクレシアが目撃してしまう。翌日、グラディスたちに説得されたイサベラは、再度アレハンドロに迫るが、彼はまた拒絶。ついにアレハンドロは、イサベラと結婚できないとグレゴリオに伝える。

突然モンテロ家に現れたレナートを見て、グラディスたちは動揺する。「イサベラと結婚しない」と言ったアレハンドロは、グレゴリオと激しく言い争う。一方、保険の失効が見つかってしまったディエゴは、ビクトリアに渡したかった母の形見である宝石を売る決心をする。

レナートにつかまったビクトリアは彼に殺されそうになるが、間一髪のところでディエゴの部下エデルミロに救われる。一方、アレハンドロとカロリーナは、牧場の片隅でお互いの想いを確かめ合う。そして、二人の恋を知ったマカリオは激しく怒りを募らせていく。

イサベラとアレハンドロのキスを目撃したカロリーナは、彼に裏切られたことで深く傷つく。その頃、個展を開くことになった絵描きのマルティンは、ミゲルやパトリシオたちが財産に執着するのを感じて嘆く。そしてカロリーナとアレハンドロの関係を知ったマカリオは、アレハンドロを殺すと言い出す。

再びグレゴリオと結婚について話し合うアレハンドロだったが、話は平行線のまま。一方、傷ついたカロリーナは、マカリオやイサベラからアレハンドロと別れるよう言葉を浴びせられる。そして、アレハンドロが相続人から外れたことを知ったルベンは、息子ヘラルドを立ててモンテロの財産を狙うのだった。

プールサイドでレナートと再び対決するビクトリア。ビクトリアの優勢に、戦争は始まったばかりだ！とレナートは言葉を残す。そんな中、ついにマルティンの個展が開催され、ルクレシアはディエゴを誘うことに成功。何も知らないアレハンドロはカロリーナを個展に誘おうとするが・・・。

マルティンの個展に勢ぞろいしたモンテロ一家は、そこにディエゴの姿があることに驚き、言葉を失う。そしてルクレシアは、ディエゴにキスをして、グレゴリオを激怒させることに成功する。一方、マリアに呼び出されたビクトリアは、ディエゴの宝石を買ってくれと頼まれる。

ルクレシアを屋敷に泊めてしまったディエゴが朝を迎えると、シーツ一枚姿のルクレシアが立っている。困り果てたディエゴはルクレシアをそのままモンテロ牧場まで担ぎ、愛が無いのに抱けないという。そして、マカリオの愛に疑問を持ち始めたアマリアは、カロリーナと二人でチェマのところに行く。

ルクレシアが裸で帰ってきたことを知ったグレゴリオは激怒し、ルクレシアを殴りまくる。容赦のないグレゴリオはルクレシアを傷だらけにするが、ルクレシアはその傷を見せてディエゴの同情をかおうとするのだった。一方、カロリーナとの関係を復活させたいアレハンドロはフロレンシアに仲裁を頼む。

アレハンドロは叔母フロレンシアに仲裁を頼み、ついにカロリーナの誤解を解いて仲直りする。ディエゴ対策を話しあうグレゴリオは、ミゲルとマカリオを部屋から追い出し、パトリシオと作戦を練る。グレゴリオはディエゴにカロリーナを殺害した罪を背負ってもらえば都合がいいと語りだす。

牧場のビジネスを手伝うヘラルドの持ってきた報告書を見て、グレゴリオは「ビジネスを何もわかっていない」と激怒するが、ヘラルドは「相続したくない」と発言する。ヘラルドの正直さを見直すグレゴリオ。その頃、ルクレシアはディエゴと二人でグレゴリオを家庭内暴力で訴える。

フロレンシアはディエゴの屋敷にいるルクレシアを心配し、マルティンにディエゴと話をしてもらう。一方、グレゴリオのオフィスでレナートとアレハンドロが対決。それを知ったグレゴリオは、そこへ乗り込もうとするが通路でカロリーナと出会い、彼女の瞳に妻テレサの面影を見てしまう。

カロリーナと会話をするグレゴリオは、自分のオフィスで突然警官たちに取り囲まれる。先日のグレゴリオの家庭内暴力をルクレシアが訴えたのだった。一方、アレハンドロをカロリーナに奪われたことで、レナートに怒鳴られたイサベラは、ホテルにパトリシオを呼び出して・・・。

ルクレシアがグレゴリオを挑発して、わざと殴らせたことをフロレンシアから聞いたディエゴは、ルクレシアを追い出そうとする。そして、アレハンドロの愛を確信したカロリーナは、ビクトリアに向かって「過去を話して」と詰め寄る。そしてついにビクトリアは過去にモンテロ家で起きた出来事を語り出す…。

ゴンサロが離婚する気だと知ったグラディスは、突然レナートのところを訪れる。貞淑な妻を演じるグラディスの動揺を知ったレナートは、彼女をベッドで甘やかすことにする。一方、ルクレシアに訴えられたグレゴリオは、ディエゴの屋敷にいるルクレシアへ、とあるメッセージを伝えようとする。

ビクトリアの部屋に酔ったゴンサロがやってきて、関係を迫る。触れられるのも嫌なビクトリアは、テキーラを振舞ってゴンサロを眠らせてしまう。一方、ディエゴの友人クラウディオが刑務所から出てくることになった。刑務所にいたという過去をディエゴはビクトリアに知られたくない…。

ビクトリアのベッドにゴンサロがいたことを知ったディエゴは嫉妬し、直接ビクトリアの部屋に押しかける。必死になって詰問するディエゴに、ビクトリアは冷たい態度を取る。そしてディエゴは帰る途中でモンテロの使用人たちに発見されてしまい、マカリオに銃を突きつけられる。

ディエゴの命を守るために屋敷を出て行くことを決意したルクレシア。ビクトリアに拒絶され混乱するディエゴはそんなルクレシアにキスをしてしまう。そんな中、ディエゴの友人クラウディオが刑期を終えて出所する。ディエゴはクラウディオをしばらく屋敷に滞在させることにするが・・・。 （シーズン1最終回）