ストーリー
「臆病な殺人者」
イギリス・ロンドンで、同日の2時間以内に発生した2つの女性殺害事件。一人は公園内で絞殺体で発見された若い売春婦ルースで、検視の結果、遺体の額には犯人のものと思われる涙の痕跡があった。もう一人は若い母親カラルで、憎しみに任せたように何度も後頭部を床に叩きつけられ、惨殺体となって自宅で発見された。
捜査を担当することになった刑事トム・ソーンは、全く手口の異なる2つの事件が同一犯による犯行の可能性があると主張、そして両事件にあるパターンがあることを見つけ、犯行は2人の連続殺人鬼が手を組んで行っていると想定する。だが、過去に同じ日に2件起きている未解決事件を調べ直していくが、上手くいかずに捜査は難航する。そこで前回、気まずい関係になってしまったものの、頼りになり、仲間でもある検視官フィルに相談を持ちかける。そうした中、二人は殺害方法がかなり類似している、過去のある未解決事件にたどり着く……。