ストーリー
ニューヨーク州ハドソン川沿いの町、ティボリ。同州のバッファローからやってきた保安官のヘレンは、慣れない小さな町での業務や夫のゲイブと共に引き受けたティーンエイジャーの里子フィリップとの関係改善に奮闘していた。そのフィリップは気になっていたクラスメイトのルーカスと彼の父が所有する山小屋で初めて気持ちを通わせ抱き合っていたが、そこに突然見知らぬ男たちがやってきたためとっさに隠れる。男たちの間で争いが起き、1人の男が残りの男3人をたちまち射殺。カウチの下に隠れながらも思わず声を挙げてしまったフィリップを射殺しようとした男を、別の場所に隠れていたルーカスがフライパンで殴りつける。
男が倒れた隙に何とかその場を逃げ出した2人だが、自分たちがゲイであることが知られるのを恐れ、警察には通報しないことにする。間もなく殺人事件はルーカスの父によって発見・通報され、ヘレンは現場におもむくが、被害者たちは犯罪組織のヴェスコヴィ一家の人間たちだということで、麻薬捜査を進めていたFBIが介入してくる。その頃、男が地元の高校から出てくる高校生たちを見張っていた。その男を見てフィリップは息を呑む。その男は昨夜の殺人事件で3人を射殺した人物だった……。