ストーリー
デンマークの首都コペンハーゲンで、3人のテロリストたちが地下鉄の電車をハイジャック。乗客15人を人質に取って工事中の地下駅に立てこもる。召集された対テロ特殊部隊の陣頭指揮にあたることになったのはフィリップ・ノアゴー。優秀な指揮官だが、彼が1年ほど前に中東で捕虜になって拷問を受けた経験をいまだに悪夢で繰り返すことを知っている同僚のルイーセは心配を隠せない。テロリストたちは人質の命と引き換えに400万ユーロを要求するが、同時に女性ジャーナリスト、ナヤ・トフトに直接連絡して人質との独占インタビューを持ちかける。インタビューの最後にマスクで顔を隠したテロリストたちのリーダー格、通称“アルファ”が登場。カメラに向かって警察と自分はパートナー関係になることを願うと語りかけるが、締めくくる時に言った「よう、パートナー?」という言葉にフィリップは凍りつく。それは中東で自分を拷問した男アマッドの言い方に非常に似ていたのだった……。