ストーリー
父を失った元銀行員のニック、息子を失ったギャングの支配者ロナルド、妹を失ったIT開発者イジー。それぞれ大切な人を失い、自身も命を狙われながら、野望を全うするために伴う危険と代償を思い知る。
アラックネットはユーザー数6,000万人を突破し、規模は大きくなっていたものの赤字で経営は傾き始めていた。憧れの地キューバへ旅立ったイジーの消息は未だ掴めず、新システムを展開しようにもできない状況。ウェスは、新たな出資先を見つけようと交渉に向かい、ヘッジファンドのサギノー兄弟と「1億ユーザーを突破すれば次の投資を検討する」ことに合意したが、見通しは厳しく資金調達にも暗雲が立ち込めていた。そんな折、NSA(アメリカ国家安全保障局)のエージェント、レベッカ・ストラウドがやって来る。アラックネットがテロ活動の温床になっていることから、テロリスト一掃のために協力するよう要請される。しかし、アラックネットは秘匿性を売りにしているためニックたち幹部は揃って要請を却下。これに対してストラウドは協力を得られなければ幹部たちそれぞれの汚い過去をさらすと脅す。NSAが介入しようとしていることを受け、ロナルドはギャング組織LH7に、暫くアラックネットを利用しないよう助言するが、外部の人間となってしまった彼の言うことを誰も聞こうとしない。一方、ウェスは資金を投入し続けるも、先行きが見えない状況に焦りを感じ、アラックネットを売却しようと考えていた。ウェスの話を聞き、奮起したニックはスタートアップイベントで訪れた香港で新しいアイディアを得て、アプリ開発に向けて動き出すのだった。そして、ストラウドが権力を利用し、アラックネットに手を加えようとしたことをきっかけにアラックネットが崩壊の危機を迎え、問題の裏にいる米国政府の存在に辿り着く。果たして、アラックネットを稼働させ続けることができるのか……。今シリーズ最大の敵となる最も危険な闇組織、米国政府とどう闘うのか?!