大胆な手法を取り入れる新任の指揮者ロドリゴ(ガエル・ガルシア・ベルナル)がニューヨーク交響楽団に波乱を巻き起こす中、若いオーボエ奏者のヘイリー(ローラ・カーク)は自分の大きなチャンスを掴み取ろうと夢見ている。まずはこの2人の織りなす交響曲に注目だ。
ロドリゴとヘイリーは互いに触発しあうが、その大胆な手法にベテランたちは反発も。
そして、様々な局面をシンフォニーの内外で経験したヘイリーは、ロドリゴから予期せぬオファーを受けるが、その内容が大きく物語を動かすことになる!
オーケストラの舞台裏には、複雑な人間関係もつきものだ。ロドリゴの型破りな指導により、楽団のベテランたちは不満を募らせるが、特に元指揮者のトーマス(マルコム・マクダウェル)は彼に対して複雑な感情を抱いていく。一方、楽団での自分の立場を確立しようと奮闘するメンバーのプレッシャーと不安、そして思わぬ失敗も描かれる。
それでも、登場人物がロドリゴの独創的なアプローチに巻き込まれる形で、音楽への情熱を再確認していく姿は必見だ。そして、ロドリゴ自身も過去のトラウマや未解決の問題に苦しみながら、新たな音楽の可能性を模索していき、シンフォニーの未来を賭けた決断を下すことになるのだが、その内容も見逃せない。
注)初回放送当時の情報となります