マクガイバー役 宮野真守さん / ジャック役 土田大さん
80年代の人気ドラマ「冒険野郎マクガイバー」が復活!科学の知識と機転を利かせ、あらゆるミッションを遂行していく主人公マクガイバーの活躍を描いた全米大人気の痛快アクション超大作、「MACGYVER/マクガイバー シーズン2」をスーパー!ドラマTVでいよいよ8/8(水)より独占日本初放送!!
この度、主人公・マクガイバーの日本語吹替えを担当する声優の宮野真守さんと、相棒・ジャック役の土田大さんのインタビューが到着しました!シーズン1を経てさらにバディとしての絆が深まった2人のコメントにご注目ください!
──このドラマはマックとジャックの関係性が大きな魅力になっています。この二人はお互いのどんなところが好きで、お互いをどんな存在だと考えていると思いますか?
宮野さん(以下 宮野)「マックはジャックの愛情深いところが好きなんだと思います。ジャックはマックのいろんな境遇に対してお節介なぐらい気を遣ってくれます。ジャックは絶対自分を裏切らないし、見捨てないだろうなという安心感があるんですよ。だからこそ無茶もできるし、悪態もつけるし、時にはわがままも言える。マックはそういう子供みたいなところがありますから。彼がジャックに頼っている部分は非常に大きいと思います」
土田さん(以下 土田)「本来ジャックはマックみたいな人間を受け入れるような人じゃないんですよ。“なんだこいつ、もやしっ子め”って思ってる。ところが、マックが食らいついてくるから、反目しているうちに“昨日の敵は今日の友”になるんですよね。あるラインを越えると欠かせない存在になる、それが二人の立ち位置だと思うんですよ。シーズン1から二人は過去にカイロで何かあったという話をずっとしていますけど、結局何があったか、まだ謎なんですよ(笑)。でも、きっと何かがあったんでしょう。二人はだんだんにというより、何かがきっかけとなってぐっと信頼関係ができたんじゃないかなと思ってやっています」
──シーズン1を経て、二人の相棒としての仲はますます深まっていると思いますが…。
土田「二人は相棒なんですがファミリーという側面もあるんじゃないかなと思っています。家族ってどんなことがあっても許せたりするじゃないですか、そういう二人の距離感を表現するのが最初は難しかったかもしれません。でも、今は何も考えずにやれていますね。シーズン1を通して自然とその関係が出来上がってきたと思います」
宮野「一回相手を信じたらとことん信じるというのがお互いにあるんだと思います。実際、物語の中でも彼らが信頼しあっているところが描かれていきますし、話数を追うごとに見えてくるものもあります。それこそシリーズものの良さだなと演じながら感じていますね」
──シーズン2ではマックとジャックにどんな物語が待ち受けているのでしょうか?
宮野「シーズン2にはジャックにまつわる人たちがいっぱい登場してきますね。シーズン1からのつながりもいっぱいあります」
土田「マックとジャックがなぜ今こうなっているのかという出会いのエピソードは印象的ですね。面白いストーリーになっているのでぜひ観てください」
宮野「マックのお父さんの謎もちょっとずつ明かされていきます。そのたびにマックがまた悩んで、迷ってというシーンが多いかもしれないですね。それが静かに伏線として張られていって、マックはずっとモヤモヤを抱えながら大きな任務に向かっていくという、ちょっとミステリアスな展開です。あと、シーズン2では他のキャラクターもフィーチャーされるので、そこが面白いと思いますよ。特にボーザーが面白いんですよ」
土田「ボーザー役の安田裕くんもね、最高に面白いんですよ。今日の取材では安田くんを推してくるよって言ったから、ぜひ言いたいんですけどね。面白いですよ!」
宮野「そう、安田節が。いいキャラなんですよ!」
──シーズン2に入って、お二人のやりとりがパワーアップしてきているなと感じる瞬間はありますか?
土田「最初から全開だったからねぇ」
宮野「そう、本当に全力でやらないとできない作品だから」
土田「ある意味、マモ(宮野さんの愛称)が忙しい中でこんなに仕上げてくるんだから、じゃあオレもやってかないとなって。イヤイヤね(笑)。そういう触発のされ方をお互いにしていると思います」
宮野「わぁ、嬉しいな」
土田「だから、手が抜けないですよね。残念ながら(笑)」
宮野「僕は現場に入って土田さんのジャックを聞いて、そう思ったかもしれないです。僕はどちらかというと吹き替えのお仕事にまだまだ緊張してしまうんですよ。でも、みなさんすごく優しくて、集中力の高い現場だったので、自分の仕事にまっすぐ向かっていけたんですが、そんな中で土田さんがもう声もかれるぐらい、毎話毎話全力を出して、今まで聞いたことのない声でジャックを演じていたんですよ。“知らない土田さんがいる”って思いました(笑)。ここまでいろいろと試行錯誤を重ねて、現場でも全力でっていう土田さんの姿を見せられたときに、二人の掛け合いが面白くなかったら絶対ダメでしょうってすごく思って。だからそれをしっかり受け取ったお芝居をしたいと思いました」
土田「一回ぽろっと言われたんです。“ああもうジャックと話していると落ち着く〜”って。“こいつめ〜”って思いました(笑)」
──それはお二人の関係もマックとジャックのような関係になってきているということでしょうか?
土田「やっぱりお芝居だから、マイクに語りかけているわけではないので、お互いのやりとりがスムーズにいかないといい会話にはなっていかないですよね。お互いが自分のことしか考えてないような表現になってしまったら、それはもう全然噛み合わないものになってしまう。その辺は狙ってできることじゃ、なかなかないんですよ。今回、たまたまマモとまた共演させてもらいましたけど、やっぱり久しぶりだし、彼はもうびっくりするような大スターになってますから、最初はどうしよう、緊張するなあって思って……。ところがね、昔とある意味、全然変わってなかったから、すごく安心して身を委ねられた。お互いに失敗もするんですよ。そういうときも“ばっちこ〜い”って。だから安心して(セリフを)噛めますよね(笑)」
宮野「そうです(笑)。それ大事だと思う! この作品は特に大事ですね。たたみかけるセリフを別々に録らないで、かぶっていようが何しようが、間に息が入っていようが何しようが……」
土田「一緒に録っちゃうんです」
宮野「そういう現場なので信頼関係が生まれますよ。それに、そういうふうにやらせてもらえるっていうのは楽しいです。今は別録りが主流なので、こういう現場はなかなか珍しいんですよ」
──日本語吹替版の魅力というのはどこにあると思われますか?
土田「最近の作品はテンポが速くて展開もスピーディーなんですよ。そういう意味で字幕は情報量の限界がありますよね。例えば僕らがしゃべっている後ろで別の誰かがしゃべっていた場合、吹替版ならそれを全部入れられるので、その場の雰囲気が出ますよね。そういう臨場感がメリットかなぁと思います。あと、ながら見ができること。お掃除やお洗濯をしながら観られるのがいいという視聴者さんの意見はよく聞きますね。マモは?」
宮野「僕らがやっているということが最大の魅力になれば、という思いでいつもやっています。原音は原音で素晴らしいから、それと比べるということではなくて、僕らが吹き替えでお芝居するときに僕らの味が出て、これも面白いねって思ってもらえれば嬉しいです」
──最後にシーズン2をご覧になる視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
土田「良い子は絶対にまねしないでください!」
宮野「ハハハハハ、確かに(笑)」
土田「(ドラマに出てくるDIYは)本当にまねしたくなるんだけど、危険ですからね! オレも昔コンセントの中にドライバーを突っ込んでみたことがあって、本当に火花がバーンと散ってワァオってなった記憶があるんだけどね。良い子はまねしないように!」
宮野「そうですね、シーズン2はストーリーもすごく面白いのですが、どんな仕掛けで毎回事件を解決してくれるんだろうというのが、本当にまねしたくなるぐらい面白いんですよ!」
土田「やってみたくなるよね!」
宮野「そうくるか、みたいな。ジャックすら道具になってしまう瞬間もあるんですよ!」
土田「あったねぇ! マジかってなるよねぇ」
宮野「そこがやっぱり面白いし、シーズン2になったことによりお金が増えたのか(笑)、アクションの迫力も増しているところも魅力だと思います。さらには、伏線がまたいろんな広がりを見せたり、シーズン1に出てきた人物たちがまた登場してきたり、ファンにはたまらない関係性みたいなものもどんどん出てきます。だから、続けて観てくれているほど興奮する内容になっていると思います。シーズン2もみなさんに楽しい時間を過ごしていただけるんじゃないかなと思っていますので、引き続き応援よろしくお願いします」
8/8(水)22:00スタート!
【二カ国語版】毎週水曜22:00ほか
【字幕版】毎週水曜24:00ほか
【吹替・解説放送版】毎週火曜10:30
アンガス・マクガイバー(ルーカス・ティル/声:宮野真守)
ジャック・ダルトン(ジョージ・イーズ/声:土田大)
ライリー・デイヴィス (トリスティン・メイズ/声:永宝千晶)
ウィルト・ボーザー (ジャスティン・ハイアーズ/声:安田裕)
マチルダ・”マティ”・ウェバー(メレディス・イートン/声:小宮和枝)
サマンサ・ケイジ(イザベル・ルーカス/声:山賀晴代)