肉魚を食べない菜食主義者のことを“ベジタリアン”、そして肉魚に加え卵やチーズなど乳製品も口にしない、より厳格な菜食主義者のことは“ヴィーガン”と呼ぶ。さらに近年では、菜食の総称として“プラントベース”（植物由来）なる言葉も使われ始めている。

 

そのプラントベース主義者であり、ヴィーガンとして知られているのが、「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」のメイエム・ビアリック。このたび、米の有名食品メーカーとパートナー契約を結び、プラントベース主義者のお客さんのおもてなしについてアドバイスを送っている。

 

「ヴィーガンが自分たちのBBQパーティーに来るとなったら、たいていの人はパニックになるでしょうね」とメイエム。誰しもたっぷり買い込んだ肉の山を前に、ヴィーガンに何を食べてもらえばいいかと戸惑うのは、むしろ当然。だからこそメイエムは「ヴィーガンのお客さんを恐れないで」とエールを送る。自身も、招待された友人宅の食事パーティーで、仰天した記憶がたびたび。

 

「ヴィーガンのハンバーガーに普通のチーズが乗ってたり。お皿にグラノーラバーが出てきたこともあったわ」チーズは食べられないし、皆がメイン料理を食べているのに一人だけお菓子？だけど、こんなのは慣れっこ、ヴィーガンあるあるなのだ。BBQにやってくるヴィーガンは食べる物がないのを想定して、こっそり自分用の食べ物をカバンに忍び込ませているかもしれない。メイエムだって経験がある。それでも肉魚以外でお客さんをもてなしたいと願う料理自慢に、メイエムが勧めるとっておきメニューは？

 

「ヴィーガンにも、皆が楽しめる料理はあるのよ。フムス（ヒヨコ豆をペースト状にしたディップフード）なんてどうかしら？フラットブレッドにオーブンで焼いた野菜をつけるの。フムスで食べるのよ。とっても美味しいから、皆に喜んでもらえると思う」

 

５月に「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」が終了し、今は充電期間。子供と遊んだり、飼い猫と昼寝したり、久しぶりにゆったりとした時間を楽しんでいる。そして時おり開く手料理パーティーでは、大好きなパイナップルのグリル料理でおもてなし。ジューシーな一品は誰からも喜ばれているという。

 

 

＜「eonline.com」　5月2日＞