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海外ドラマ最新レポート Vol.360  「サバイバー:宿命の大統領」のキーファー・サザーランドが選ぶ マイ・フェイバリット・ソングス

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サバイバー:宿命の大統領」のキーファー・サザーランドは、「24 TWENTY FOUR」、映画『ヤングガン』など、ヒット作に恵まれた人気俳優だ。その一方で2枚のアルバム(「Down in a Hole」「Reckless & Me」共に原題)を世に送り出したミュージシャンでもある。そのキーファーが英音楽誌のインタビューに答え、マイ・フェイバリット・ソングス9曲を選んでいる。若い頃はヤンチャな暴れん坊のイメージもあったキーファー、意外にも最初に好きになったのは英ポップミュージックの名曲だった。
 
「僕には7つ年上の兄がいるんだ。僕はとにかく彼のようになりたくて、彼の真似ばかりしていた。(その影響で)エアロスミスを聞くようになったんだけど、クラスで最初にエアロスミスのファンになった小学2年生だったと思う」 10代半ばの兄が好んで聞いた米ロックバンド。一緒になって聞いてはいたが、子供のキーファーには背伸びでもあった。「僕が本当に好きになった最初の曲は、『僕の歌は君の歌』だったよ。メロディが気に入ったんだ。エルトンの歌い方も最高だった」
 
とはいえ、キーファーのマイ・フェイバリット・ソングスの大半はロック。最初に買ったアルバムは、米ロックミュージシャン、ボブ・シーガーの「炎の叫び」だ。「ボブ・シーガーはストレートな詞を書くんだ。比喩を多用するピンク・フロイドとは違ってね。ボブの作品の中に『Mainstreet(原題)』という曲があって、町の大通りを歩く少年が、ビリヤード場やストリップバーを眺め通り過ぎる姿を歌っている。彼はそんな少年時代の懐かしい思い出を書くんだ。たとえばデートではどこそこに連れていって、いちゃついて、みたいな詞を。当時の僕の心にとても響いたのさ」
 
最後に質問されたのは、自分の葬儀でかけてもらいたい曲。 「それは考えたことなかったな。墓石のことばかり頭にあったよ」と、ちょっぴりあけすけな質問にジョークで返答。仕切りなおして答えると、納得すべきか、元ヤンチャな男の最期は“ボス”の曲で締めくくりたいとか。「ブルース・スプリングスティーンじゃないかな? 曲は『明日なき暴走』か『レーシング・イン・ザ・ストリート』だろう。この2曲は、ある意味、僕の人生を要約していると言えそうだからね」
 
キーファーのマイ・フェイバリット・ソングスは以下の9曲。
 
■トニー・オーランド&ドーン「幸せの黄色いリボン」
■ジム・クロウチ「オペレイター」
■エルトン・ジョン「僕の歌は君の歌」
■ボブ・シーガー「Mainstreet(原題)」
■トム・ペティ「Honey Bee(原題)」
■アメリカ「金色の髪の少女」
■ブルース・スプリングスティーン「明日なき暴走」
■パット・ベネター「愛の嵐」
■ブルース・スプリングスティーン「レーシング・イン・ザ・ストリート」
 
 
<「faroutmagazine.co.uk」   10月2日>