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NUMBERS 天才数学者の事件ファイル」で天才数学者のチャーリーを演じるデビッド・クラムホルツは、クセのあるキャラクターを作り上げることに長けた俳優だ。役では唯一無二のデビッドだが、実はネット界隈で、ある俳優とそっくりだと話題になっていた。その俳優とは、オスカー・アイザック。
グアテマラ出身で中南米系米国人のオスカーは、『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』、『スター・ウォーズ』シリーズなどで知られる人気俳優。ユダヤ系米国人のデビッドは、オスカーより9歳年上だが、二人とも身長170㎝ぐらいで目鼻立ちのくっきりした顔立ちは確かによく似ている。俳優として売れ始めたのは、年上のデビッドが先。実は、デビッド自身もオスカーをそっくりさんとして認識していたと、インタビューで答えている。
「『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』が劇場公開される直前、TVでCMがよく流れていたんだ。そのCMを僕の父がTVで見たらしい。父は僕に電話をかけてきて『なぜ(映画に出ると)教えてくれなかったんだ?』と問い詰めてきたのさ」(デビッド)
当時オスカーは比較的無名で、彼のことを知る人は少なかったのだとか。デビッドの父は『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』に、我が子が出演していると勘違い。もちろん、「それは僕じゃないよ」とすぐに誤解を解いたが、それでも父は「なんてこった、お前とそっくりに見えたよ」と、オスカーと我が子が似ていることに驚いていたという。
やがて、デビッドが出演した『ヘイル、シーザー! 』のパーティーにて、二人は初対面。人懐こいデビッドは、オスカーに声をかけた。「僕はデイヴ(デビッドの愛称)だ。僕ら二人がそっくりと言われてるのを知ってるかい?」 オスカーも耳にしていたのだろう、二人は仲良く写真に収まったという。また最近も、共通の友人のパーティーで顔を合わせている。その時は「僕らはお互いの名前で呼び合うことに決めたよ。彼は僕のことをオスカーと呼び、僕は彼のことをデビッドと呼ぶのさ」とデビッド。二人はかなり砕けた仲になったようだ。
外見がそっくりな二人とはいえ、個性はまるで別。これからもそれぞれがTVやスクリーンで、ファンや家族を惑わせるような活躍を見たいものだ。
<「upi.com」 2021年10月29日>