肉体美を維持するには毎日のトレーニングが必須。意外にもクリストファーは普段ジムには行かず、自宅で体を鍛えているという。やはりスター、人の目が気になるのだろう…。誰もがそう考えてしまうが、理由は違っていた。
「裸でトレーニングするのさ。だから自宅じゃないとね!」
いくら米国が自由の国とはいえ、ほとんどのジムは裸でのトレーニングを許可していない。裸でトレーニングができる場所は自宅しかないのだ。 そして自宅トレーニングの際も妻ドリス・シャーマン・ウィリアムズさんの厳しいチェックがあった。 「僕は窓のカーテンなんて閉めたくないんだけどね、妻はそれを嫌がるんだ」 できることなら、通行人の視線を浴びながら、裸でトレーニングしたい…。筋肉自慢にありがちな自意識過剰かもしれない。ドリスさんが常識的な人で良かった。
クリストファーには、他にもジムでのトレーニングについて気が進まない理由がある。 「僕もジムに行くこともあるんだよ。だけど、しゃべりかけられるのは御免なんだ。それって、修行僧が修行の最中に話しかけられるようなものだよね」 クリストファーにとってトレーニングは趣味でも遊びでもない。人生の修行のようなもの、ストイックに集中してやりたいのだ。
さらに気になることがもう一つ。 「時々、ウエイト(重り)を置きっぱなしにしている人がいるんだ」 ウエイトトレーニングをした後は、ウエイトを戻し、汗を拭くなど、次の人のために元通りに戻しておくのがルール。しかし、時に自分がトレーニングが終えたら、そのままで立ち去るマナー違反の人もいるという。 「僕は神経質でね。そういうのを見かけると、とても腹が立つ。おい、ちゃんと戻しておけよ!ってしかりつけたこともあったよ。そんなわけでジムには行きたくないのさ」
61歳になる今が、人生最高のボディコンディション。クリストファーは今日も自宅で裸のままトレーニングに挑んでいる。
<「etonline.com」 5月17日>