リユニオン、直訳すれば“再会”や“同窓会”の意味だ。最近では1994年から10シーズン製作され、日本でもファンの多いシットコム「フレンズ」のリユニオンが製作され話題を呼んだ。
長年のファンにとっては是非とも実現してほしい「スーパーナチュラル」のリユニオン。しかし、番組が人気であればあるほど難しい。出演者たちは番組を経てスターになり、スケジュールを合わせるのが困難だからだ。
ジャレッドが明かす「スーパーナチュラル」のリユニオン事情もまさに同じ。
「僕らがリユニオンを考えてないわけじゃないんだ。僕自身の考えとしては是非やりたい。ただ時間がね、皆のスケジュールを合わせるのが大変なのさ」
「WALKER/ウォーカー」に主演するジャレッドは、その撮影に一年のうち10カ月近くを抑えられる。「スーパーナチュラル」で共に主演を務めたジェンセン・アクレスも同じこと。「ザ・ボーイズ」や「ジェン・ブイ」始め、その後のジェンセンも出演作には事欠かない。
「ジェンセンと僕も『スーパーナチュラル』については同じ考えだ。僕らは15年も一緒にやってきたんだからね。リユニオンが実現できたらなあって話をしてるんじゃないよ。リユニオンを実現させることはもう決まっている」
リユニオンが実現したとして、主演のジャレッドとジェンセンが顔を合わせなければ意味がない。そしてただの顔合わせでも意味がない。
「僕らはただ、『6月に2週間空きができたから、台本の10ページ分を撮影しようぜ』なんてことはやりたくないんだ」
スケジュールの空いた期間に少しずつ撮影する。現実的な意見かもしれないが、それでは「スーパーナチュラル」のクオリティを保てない。
「もし『スーパーナチュラル』が戻ってくるとしたら、全力を尽くしたいんだ。可能な限りファンやキャラクター、ストーリーに忠実でありたい、どれほどそれが大変な仕事であってもね」
ジェンセンの「スーパーナチュラル」に対する思いはかなりの熱量。むしろ熱量が重いから、実現は簡単ではないとも言えるだろう。
それでも「僕の答えはイエスだ。いつ実現するかは分からないよ。いつジェンセンのスケジュールが空くかも知らない。だけどね、僕はやる、絶対だよ」
その時を楽しみにして待とう。TVスターとして成熟した彼らが、一段とスケールアップした姿を「スーパーナチュラル」リユニオンで見せてくれるに違いない。
<「deadline.com」 4月2日>