February 18, 2013
スパドラ!最新USレポート Vol.80(2013/2/18)
◆「メンタリスト」のサイモン・ベイカー、“ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム”に星型刻む
ハリウッド観光の見どころの一つ、スターの名前と星型が埋め込まれた“ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム”に、サイモン・ベイカー(「THE MENTALIST メンタリストの捜査ファイル」)の星型が仲間入りした。2月14日に、ハリウッドで行われたお披露目セレモニーには、サイモンの家族の他、「メンタリスト」クリエーターのブルーノ・ヘラー、同共演者のロビン・タニー、さらに映画『リング2』で共演したナオミ・ワッツらが出席した。
セレモニーのスピーチでサイモンは、「僕にとって一番大切な友人たちについて一言言わせてほしい。僕が友人たちからどれだけインスピレーションを受けているか、きっと彼らは想像もできないだろうね。今だって、僕は毎日彼らから得ることばかりだ。時にはそれが物だったりもするけれど(笑)、本当にありがとう」と、感激で目を潤ませながら、それでもジョークを忘れず、仲間たちへの謝意を述べた。
人当たりの良いサイモンは、業界に友人の多いことでも知られている。中でも同じオーストラリア出身のナオミ・ワッツは親友だ。「最初のころは、この近くに住んでたんだ、ナオミから家を借りてね。彼女は僕をことをずっと見てきたよ」と不遇の時代を思い出したのかしんみり。
サイモンは、97年に映画『LAコンフィデンシャル』でハリウッド初挑戦。2001年から3シーズン続いた「堕ちた弁護士-ニック・フォーリン-」など米の主演ドラマもあったものの、サイモンをスターに押し上げたのは、2008年から現在も放送の続く「メンタリスト」だ。それまで、サイモンは、失意のままオーストラリアに戻ることさえ考えていたと、以前のインタビューで語っている。
星型を刻んだサイモンは、疑問をはさむ余地もない、ハリウッドスターとなった。サイモンがセレモニーで見せた涙は、夢を一緒に追いかけてくれた、20年以上の付き合いになる妻のレベッカ・リグさんと、19歳のステラさんを筆頭に3人の子どもたち、そして「常に前進することを教えてくれた」(サイモン)友人たちへの感謝の表れなのだろう。
<UKサイト「www.bbc.co.uk.com」2月15日記事より>
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