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スパドラ!最新USレポート Vol.107:「ビッグバン★セオリー」シーズン重ね、ますます好調の理由を分析

May 29, 2013

スパドラ!最新レポート Vol.107(2013/5/29

 

◆「ビッグバン★セオリー」シーズン重ね、ますます好調の理由を分析

BigBang4_us200_0529.JPEG全米ではシーズン6の放送が終了したばかりの「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」。シーズンを重ねるごとに、視聴者を増やしている、同番組の人気の理由を米TVガイド誌が分析している。

6年前、1話あたり平均830万人という平凡な視聴者数でスタートした「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」 は、今シーズンに入り、同1850万人もの視聴者数を記録、シーズン1から比べれば、実に1話あたり2倍の視聴者数を集める超人気番組に成長した。驚くのは再放送の人気も高いこと。今年4月の放送分では、「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」 が再放送だったにもかかわらず、裏の人気番組「アメリカン・アイドル」を撃破し、関係者を仰天させた。さらに週6日、ケーブル局で放送中の過去シーズンも好調で、同じく再放送にもかかわらず、他局の番組を視聴者数で破ることもしばしばだという。

この人気について、TVガイド誌は、シーズン6から新しくショーランナー(番組の実質的な責任者)となったスティーヴ・モラロの功績が大きいと分析。これまでの「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」は、頭脳明晰だけれど、人付き合いは苦手、というギークな主人公たちが、人間関係、特に恋愛関係で奮闘する姿を描いてきた。しかし、モラロが就任して、キャラクターを再構築。レナード役のジョニー・ガレッキは、「ジム(・パーソンズ、シェルドン役)や僕が、最後に長くて難解な科学用語を使ったのがいつだったか、もう思い出せないよ。これまでは、僕らと科学の関係が主に描かれていたけど、今じゃ、僕らと仲間たちの関係が大切になっている」と、ストーリーの根本的な変化を語っている。

ギークたちの恋愛関係も進展中。ハワード役のサイモン・ヘルバーグは、「僕のキャラクターは2シーズン前から比べたら、180度変わったね。そりゃ確かに小さな進歩ではある。だって僕らの番組はシェルドンがエイミーの手を握るのに5シーズンかかるんだから」

来シーズンもモラロのショーランナー続投が決定済み。「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」 の好調はしばらく続きそうだ。


<US「TVガイド」 誌5月20日号より>

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