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スパドラ!最新USレポート Vol.147:米TVの広告スポット費、トップはぶっちぎりで「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」、新ドラマでは「ブラックリスト」が最高額

October 15, 2013

 スパドラ!最新レポート Vol.147(2013/10/15

 

◆米TVの広告スポット費、トップはぶっちぎりで「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」、新ドラマでは「ブラックリスト」が最高額

BigBangTheory_us250_1016.JPEG米広告業界紙、アドウィーク誌が、現在米で放送中の各TV番組の広告スポット費を発表した(スポーツ中継を除く)。30秒ごとの広告スポット費が最も高い番組は「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」($326,260)、続いてアーティスト発掘リアリティショーの「The Voice」($264,575)、「モダン・ファミリー」($257,435)となっている。

トップ3を見ても分かるように、高い広告スポット費を稼ぐのは、視聴者数、話題性も抜群の番組。一方で、視聴者数が多くても、広告クライアントが最も重視する18-49歳層の視聴率が低い番組は、広告スポット費はかなり安価になっている。「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」は、若い年代から最も高視聴率を得ているため、ぶっちぎりに高い広告スポット費となっているようだ。

さらに今秋スタートの新ドラマ/コメディの広告スポット費については、当然ながら前シーズンの成績がないために、広告クライアントにとってギャンブルのようなもの。キャスト、クリエーター、話題性、前評判、そして放送時間枠等が決定要因と考えられそうだ。

その中で、最も高額な広告スポット費となったのが、「ブラックリスト」($198,667)。前評判の高さ、主演ジェームズ・スペイダーのTVでの実績(「ボストン・リーガル」「The Office」)に加え、「The Voice」の後番組という時間枠が評価されたようだ。二番手は「The Crazy One」($175,200)。こちらは主演のロビン・ウィリアムズのスターパワーが反映していると言えそうだ。

<USサイト「adweek.com」10月13日記事より>

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