February 20, 2014
「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」で非情な悪漢ミッキーを演じているジョン・ヴォイト。2014年のゴールデングローブ賞を受賞するなど、その演技は高く評価されている。
しかし、唯一、ジョン演じるミッキー役に不満を唱える人物がいるという。それはジョンの実娘、アンジェリーナ・ジョリーだ。「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」でのジョンの役が悪役すぎると、自分の6人の子どもたちに見ることを禁止しているというのだ。
アンジェリーナとジョンの親子関係が複雑なことはよく知られている。アンジェリーナの亡くなった母、つまりジョンの前妻への度重なる不貞など、家庭を顧みなかった過去から、父と娘は不仲と言われていたのだ。数年前に仲直りを発表してからも、ぎこちない親子関係が一朝一夕に変わることはなかったらしい。
情報筋によれば、アンジェリーナ自身は、「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」でのジョンの好演に喜んでいるという。だが、それは女優アンジェリーナとしての話。6人の子どもを持つ母親としてのアンジェリーナは全く正反対の考えだ。「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」でジョンが演じるミッキーは、人種差別主義者で、同性愛者を嫌い、人さえ殺める悪漢。そんな悪い“おじいちゃん”を子どもたちに見せたくないと、アンジェリーナは家庭で「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」を見ることを禁じているのだとか。
そして、もう一つ、アンジェリーナが心配しているのは、ジョンが役柄に感化されてしまうのではないかということ。「ジョンはダークな一面を持つ役(ミッキー)にのめりこんでいるんです。アンジェリーナにとって、そうした父の姿を見るのは、子ども時代の辛かった思い出を呼び起こすのでしょう」(情報筋)
「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」での悪役だけが原因ではないかもしれないが、ジョンは数か月の間、孫たちと会っていないという。先のヴァレンタインデーでも、ジョンは手作りの特大カードとチョコレートを持って、アンジェリーナの元にやって来たところをパパラッチされた。しかし都合が悪かったのか、結局ジョンはアンジェリーナのボディガードにプレゼントを手渡しただけで、誰とも会えずにそのまま引き返してしまったという。
娘、そして孫との関係にも影響を与える「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」でのジョン・ヴォイト。どんな怪演なのか、見るのが楽しみだ。
<USサイト「nationalenquirer.com」 2月13日、「perezhilton.com」2月17日号記事より>
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