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７月最後の週末に米サンディエゴで開催された、エンターテイメントの祭典コミコンに、今年も「ブラックリスト」のジェームズ・スペイダーが登場した。昨年のコミコンで「ブラックリスト」をPR。人気者ジェームズの生登場で会場を沸かせ、番組の大ヒットの足掛かりを作った。

「ブラックリスト」でコミコン再登場のジェームズ、しかし出番はこれだけではなかった。今年は、タイトルの悪役ウルトロンとして出演を果たす映画『Avengers : Age of Ultron』（2015年５月１日全米公開予定）のPRにも参加したのだ。

『Avengers : Age of Ultron』会場にはジェームズ始め、主演のロバート・ダウニー・Jr、クリス・エヴァンス、マーク・ラファロ、ジェレミー・レナーらそうそうたる顔が集結。今年のコミコン一豪華なスター揃い踏みとなった。

二つのイベントが重なった、７月26日、米USAトゥディ紙の取材に答えたジェームズは、「なんて日だ！」とお祭り騒ぎの一日に苦笑い。さすがのベテランも「僕はただただ、今どっちの会場にいて、どっちのキャラクターの話をするべきなのか、混同しないように頑張ったよ」。

実は、ジェームズがTVと映画、二つの大作の間を駆け巡ったのは、コミコンの一日だけではなかった。今年の春に「ブラックリスト」シーズン１の撮影を終えるや否や、翌日には『Avengers : Age of Ultron』撮影のためイギリスへ。２週間前にほとんどの撮影を終えたが、追加のシーンの撮影はまだこれから。そしてなんと７月最終週から「ブラックリスト」シーズン２の撮影がスタートしたばかりなのだ。

「『ブラックリスト』、『Avengers : Age of Ultron』共に、ジェームズが演じるのは悪役だ。だからとて、名優に紋切型の悪の演技が要求されるわけがない。「どちらの悪役も頭が良くて、ユーモアのセンスを持ってる。だけど、おもしろいことに、二人の悪役にはちっとも重なる部分がないんだ」（ジェームズ）

「ブラックリスト」シーズン１は、スポーツ、リアリティーショーを含めたすべての通常番組のうち、視聴者数で６位にランクイン。ドラマ・コメディでは「ビッグバン★セオリー　ギークなボクらの恋愛法則」「NCIS」シリーズに続く、高成績となった。

＜「usatoday.com」　７月27日記事より＞