September 25, 2014
「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」のメイエム・ビアリックが、自身のブログでバッシングを覚悟の上、世界中で大ヒットした映画『アナと雪の女王』に苦言を呈している。
問題のブログは、9月16日に投稿した「私と息子たちが映画『アナと雪の女王』を嫌いな理由」。
メイエムによれば、『アナ雪』には3つの問題点があるらしい。まずは、①「フェミニズム(女性主義)の観点から、筋書きが問題」。『アナ雪』も大半の映画と同様に、(理想の)男性に出会いたいという女性の欲求がテーマの一つになっている。メイエムはそれ自身を問題にしているのではなく、なぜ小さな子ども向けの映画にその欲求をテーマとして取り上げなければならないのか?ということ。加えて、ヒロインはまだ幼いといえるほど若く描かれており、メイエムからすれば、彼女が結婚相手を見つける年齢まで成熟していないように見えるという。
さらに、②「男性を差別的に攻撃しているのが問題」。ヒロインが恋に落ちる男性は、後にずるがしこい悪者だったことが判明する。彼はヒロインを愛するふりをして、後に裏切り者となるわけで、これではまるで「男性を信頼するべからず」といわんばかりだというのである。メイエムは「フェミニズムだからといって、男性を差別的に攻撃して良いわけではない」と主張、「姉妹が団結して、お互いを救い合う」という概念は素敵だが、それがうまく描かれているとは思えないという。
最後は、メイエムが最も不満としている、③「女性をお人形さんみたいに描いているのが問題」。『アナ雪』に登場する男性のキャラクターは、デフォルメはあるものの、実際の人間と同じような体型に描かれている一方で、女性のキャラクターは「デッカイ瞳を持ち、スキーの斜面のように完璧な鼻筋をしている」。そして『アナ雪』のヒロインたちは「小さなウエスト、大きな胸、そして巨大な頭を持つバービー人形と同じ」であり、「これじゃあウチの小さな息子たちが女性は皆お人形さんみたいなものと考えてしまうじゃない!」と母親メイエムは怒り心頭なのだ。
「自分に正直でいたいから書いた」と、大ヒット映画に勇気ある苦言を呈したメイエム。予想どおりブログには850を超えるコメントが寄せられているほか、トーク番組で取り上げられるなど大きな反響を呼んでいる。
<「kveller.com/mayim-bialik/」 9月16日記事より>