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スパドラ!最新USレポート Vol.293:「ブラックリスト」のジェームズ・スペイダー、ケネディ親子との思い出語る

March 4, 2015

bl2_james.jpgブラックリスト」のジェームズ・スペイダーが、夜のトーク番組「THE TONIGHT SHOW」に出演した。司会のコメディアン、ジミー・ファロンから同トーク番組の収録地であるニューヨークの思い出話をせがまれたジェームズは、17歳でマサチューセッツ州の名門高校を中退後、姉と一緒にニューヨークで住み始めた話を披露。これまであまり口にしてなかった、高校時代の親友、ジョン・F・ケネディ・ジュニア氏(キャロライン・ケネディ駐日米国大使の弟)についても語っている。

「17歳で高校を引退して、ニューヨークにやって来たとき、これから何をしようか、なんてことは全く頭になかった。ぼんやりして過ごす毎日だったよ」(ジェームズ)

そんな時、ジェームズが中退した高校の一年後輩で、親友だったケネディ・ジュニア氏がニューヨークに遊びに来た。まだ高校生のケネディ・ジュニア氏だったが、ぶらぶらとした毎日を送るジェームズを見かねたらしく、母ジャクリーン・ケネディ・オナシスさんに会うことを勧めた。暗殺されたジョン・F・ケネディ大統領の妻で、当時すでにギリシアの海運王アリストテレス・オナシス氏と再婚していたジャクリーンさんは、街の顔役でもあったからだ。

しかし今ではインテリムードさえ漂うジェームズも、当時は無気力な少年。「(ジャクリーンさんに)何をしたいのと聞かれたけれど、僕の頭にあったのは、ギャングか私立探偵くらいだった…」

それでも粘り強いジャクリーンさんと話をするうち、レストランで働くことを思いついたジェームズ、ジャクリーンさんの勧めもあって、ギリシア料理のレストランに職を見つけたという。

レストランでは大ヘマをやらかし、数か月で辞めてしまったと言うものの、その後のジェームズは20代前半に俳優の才能を開花させ、順風満帆な人生を送っている。ケネディ・ジュニア氏もジャクリーンさんも亡き人となってしまったが、若きジェームズに救いの手を差し伸べてくれた、ケネディ親子に今も感謝の気持ちを忘れないでいるようだ。

<「nbc.com」 2月28日>