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スパドラ!最新USレポート Vol.294:激戦!全米TV視聴率レポート  「ブラックリスト」録画視聴者の増加数でナンバーワンの座に!「GRIMM/グリム」「ヴァンパイア・ダイアリーズ」も18-49歳層の録画視聴率が好調!

March 4, 2015

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全米のネットワークで放送されたテレビ番組の録画視聴最新レポート(2月9日~15日)が発表され、全年齢層におけるDVR(デジタルビデオレコーダー)録画視聴者の増加数ランキングで「ブラックリスト」がナンバーワンの座についた。

2月5日の放送分より、米NBCにてこれまでの月曜10時の時間帯から木曜9時へ移動した「ブラックリスト」。CBSの「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」「エレメンタリ― ホームズ & ワトソン in NY」、ABCのションダ・ライムズ製作の3ドラマ(「グレイズ・アナトミー」「スキャンダル」「殺人を無罪にする方法」)と強豪番組ひしめく、木曜日でどれだけ数字を上げられるか注目が集まっていた。

「ブラックリスト」は、全年齢層のライブ及び当日視聴者数が819万人で、対するライブ視聴/DVR録画を含めた7日以内の視聴者数が1418万人。「ブラックリスト」を放送当日ではなく、録画して7日以内に視聴した人が599万人となり、ネットワークの全テレビ番組の中で最高の数字を記録した。第2位は「モダン・ファミリー」の478万人、3位は「殺人を無罪にする方法」で433万人となっている。

18-49歳層の録画視聴率の増加ランキングでは、「モダン・ファミリー」が「ブラックリスト」を逆転。ランキング首位の「モダン・ファミリー」は、ライブ及び当日視聴率が3.3。ライブ視聴/DVR録画を含めた7日以内の視聴率は5.5で、その差となる増加視聴率は2.2。第2位の「ブラックリスト」は、増加視聴率が1.9で、「モダン・ファミリー」にやや水を開けられている。3位以下は、「殺人を無罪にする方法」、「Empire 成功の代償」、「スキャンダル」、「グレイズ・アナトミー」、「クリミナル・マインド」、「BLACK-ISH(原題)」、「SCORPION(原題)」、そして「GOTHAM(原題)」と続く。

同じく18-49歳層の統計では、DVR録画視聴率がライブ及び当日視聴率に比べ、より好調な番組ランキングも発表されている。放送時間にテレビを見る視聴スタイルを確立しにくい若者層に、人気の番組がランクインする傾向だ。こちらのランキングでも、首位は「ブラックリスト」。ライブ及び当日視聴と比較して、ライブ視聴/DVR録画を含めた7日以内の視聴の増加率は、112%。「ブラックリスト」の視聴者は半分以上が録画して番組を楽しむ計算だ。第2位は「GRIMM/グリム」で100%、以降「ヴァンパイア・ダイアリーズ」、「オリジナルズ」と続いている。

ちなみに視聴率ランキング上位常連の「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」は、この週、新エピソードの放送を休んでいる。

 

<「tvbythenumbers.zap2it.com」 3月2日>