スパドラ!最新USレポート

スパドラ!最新USレポート Vol.344:「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」のジョン・ヴォイト、TVドラマは「ルネッサンスの時代を迎えている」と語る 

August 27, 2015

RayDonovan_yr2_#17(2-5)_us250_0827.jpgレイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」に出演中のジョン・ヴォイトは、1978年の映画『帰郷』でアカデミー賞主演男優賞を受賞、合計4度のアカデミー賞候補となったハリウッドの名優だ。「仕事のオファーが絶えたことがない」と語る、売れっ子のジョンは、「24」シーズン7で初めてTVドラマシリーズにレギュラー出演。映画で実績を築き上げたスターが、TVドラマへの見方を変えた一作となった。「(「24」出演は)よい経験になったよ。皆、気づいていると思うけれど、(TVドラマは)ある種のルネッサンスの時代を迎えている。素晴らしい作品に巡り合えるチャンスだ」

ジョンの2作目のTVドラマシリーズとなる「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」。出演を決めたのは、クリエーターのアン・ビダーマンと彼女のチームによる優れた脚本、そして一定の期間に渡りキャラクターを成長させながら演じることのできる、TVシリーズの長所に引きつけられたからだという。

加えて、ジョンは「リーヴ(・シュレイバー)と一緒に働いてみたかった」。リーヴはハリウッドの裏世界で働くフィクサー、レイ・ドノヴァン役。ジョンは、その刑務所帰りの父親ミッキーを演じ、鬼気迫るキャラクターに育て上げている。父と子の演技から、実直なイメージを持たれがちなリーヴの新境地となるようなキャラクター作りに手を貸したかったのだとか。

しかし、「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」で演じることを一番楽しんでいるのは、ジョン自身かもしれない。「僕を年老いた政治家みたいに思う人もいる。芯が強くて、寡黙って奴さ。時々、品があると誉めてくれる人もいるくらいだ。だけど、このキャラクターで全部おじゃんにしてやったよ!よく言われるんだ、『それで良かったじゃないか』ってね」

<「la-confidential-magazine.com」 8月19日付け記事より>