November 11, 2016
「ブラックリスト」でエリザベスと恋に落ち、窮地を何度も救うトム・キーンを演じるライアン・エッゴールド。劇中でトムは優男の小学校教師として登場後、タフな潜入工作員という本来の姿を現し、さらにエリザベスとの間に女児まで誕生して、父親の顔も見せた。その八面六臂(はちめんろっぴ)の活躍が認められたのか、スピンオフ・シリーズ「The Blacklist:Redemption(原題)」では、ファムケ・ヤンセン(『X-メン』)と共に主演に抜擢だ。
「(スピンオフ・シリーズの)最初から参加できるんだからね、とてもエキサイティングに感じているよ」とライアン。2017年放送予定の「The Blacklist:Redemption(原題)」は、11月から撮影がスタートしたばかり。“主演作”はどのようなドラマになるのだろう?
「典型的なスパイ物といえるね」とライアン。ストーリーについて今の段階で何も明かすことはできないものの、オリジナルよりも、ややライトで洒脱なドラマになりそうだとか。
現在、米で放送中の「ブラックリスト」シーズン4にも出演、「The Blacklist:Redemption(原題)」とストーリーをつなぐ役割を果たしている。「これまで毎シーズン、それぞれのキャラクターは掘り下げられ、新しい方向に向かって進んできた。今シーズンの『ブラックリスト』とスピンオフ・シリーズで、僕はおそらく自分の母親が誰なのか知ることになるだろうし、同時に赤ん坊の父親の役割も果たすことになる。そこが楽しいところさ、スパイと父親ってなんて組み合わせなんだろうって!」
父親役は、さまざまな人物に扮してきた“トム・キーン”にとっても「未知の領域」(ライアン)。父親役を演じるにあたり、「責任感や自制心も必要になる。自分よりも他の人の気持ちを優先しないといけいない」と気を引き締める。ライアンが作り上げたキャラクター、“トム・キーン”を成長させなければならないのだ。
「子供を持つと、一気に成長するものだ。トムはいろんな意味で子供。感情面ではまだまだ未熟なんだよ」
大きすぎる存在、ジェームズ・スペイダーの「ブラックリスト」からいよいよ独り立ち。「The Blacklist:Redemption(原題)」では、主役として、父親役として、成長したトム・キーン=ライアン・エッゴールドの姿を確認することになりそうだ。
<「etonline.com」 9月29日>