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スパドラ!最新USレポート Vol.507:新シリーズ「Star Trek : Discovery」、宇宙のペテン師ハリー・マッド役にエキセントリックすぎる俳優レイン・ウィルソンが抜擢

April 4, 2017

スタートレック」最新シリーズ、「Star Trek : Discovery」の出演者が次々と発表されている。このたび明らかになったのが、宇宙のペテン師ハリー・マッド役に抜擢された、エキセントリックな演技で知られる俳優レイン・ウィルソン。
 
ハリー・マッドは、宇宙のペテン師として、カーク艦長はじめエンタープライズ号の一行を悩ませた悪役キャラクター。「スタートレック」シリーズでは、オリジナルの「宇宙大作戦/スタートレック」シーズン1第6話「恐怖のヴィーナス」、シーズン2第8話「不思議の宇宙のアリス」、そして「まんが宇宙大作戦」の第21話「侵入した愛の妙薬」にそれぞれ登場した。当時ロジャー・C・カーメルが演じていたハリー・マッドは、八の字の口ひげが特徴的で、ファンの間で印象の強い脇役の一人でもある。
 
最新シリーズでハリー・マッドを演じるレインは、「シックス・フィート・アンダー」の葬儀屋見習いアーサー役で知名度を上げ、準主役のドワイト役で出演した「The Office(US)」で一気にブレイクした。ユニークかつエキセントリックな演技が得意なレインは、「Star Trek : Discovery」でも、ハリー・マッドをさらに風変りなキャラクターに仕立てることになりそうだ。
 
他のキャスティングは、これまでに主役の少佐役にソネクア・マーティン=グリーン(「ウォーキング・デッド」)、ディスカバー号艦長役にジェイソン・アイザックス(『ハリー・ポッター』シリーズ)、スポックの父親役にジェームズ・フレイン(「GRIMM/グリム」)、シェンチョウ号の艦長役にミシェル・ヨー(『グリーン・デスティニー』)などが発表されている。
 
「Star Trek : Discovery」は、当初CBSのオンライン有料配信サービスCBS All Accessから2017年始めに米国内で配信が開始される予定だったが、ショーランナー(撮影現場の責任者)のブライアン・フラーが辞退し、製作ペースは一変。キャスティングも難航しており、配信は早くても今夏後半か秋までずれ込む見通しだ。
 
新シリーズ「Star Trek : Discovery」は、今回初めて登場するキャラクターたちが新しい世界そして文明を求め、U.S.S.ディスカバリー号で旅を始めるというストーリー。オリジナル・シリーズから受け継がれてきたテーマは一貫しているが、現代に合わせたストーリーをドラマチックに描くという。

 
<「variety.com」 3月31日付け>