May 8, 2017
全米No. 1シットコム「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」のメリッサ・ローチとメイエム・ビアリックの出演契約が更新されたことが分かった。48話(2シーズン)分で、一話当たりの出演料はそれぞれ50万ドル(約5500万円)と報じられている。
3月に2シーズン分、シーズン12までの放送継続が決定していた「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」、最後の難題がようやくクリアした。ともにシーズン3から出演しているメリッサ・ローチとメイエム・ビアリックの出演料問題だ。
「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」オリジナルキャストでメインの5人(ジム・パーソンズ、ジョニー・ガレッキ、ケイリー・クオコ、サイモン・ヘルバーグ、クナル・ネイヤー)の出演料が、それぞれ一話当たり最高100万ドル(約1億2300万円)まで上昇。一方で、彼らの演じるメインキャラクターとの恋愛・結婚騒動を中心にストーリーに大きく絡むメリッサとメイエムの出演料は、それぞれ一話当たり17万5000ドル(約1900万円)から20万ドル(約2200万円)と、5人とは大きくかけ離れていた。
このため、メリッサとメイエム側は出演継続の条件として、5人と同等の出演料アップを要求。しかし、交渉は長引いた。
現シーズンの製作費は一話当たり1000万ドル強(約11億円)まで高騰、再放送権を除けば、米CBSでの放送だけでは、大きな利益を生み出すことは難しくなっていたという。このため、放送する米CBSと製作するワーナーブラザーズ・テレビジョンは、製作費のさらなる上昇を避けるべく、メリッサとメイエム側とぎりぎりの交渉を行っていたのだ。
二人の契約更新には、メインキャストの5人のサポートが大きかった。彼らは、出演料の不公平を少しでも軽減しようと、それぞれ一話当たり10万ドル(約1100万円)のギャラカットを承諾。このキャスト陣からの身を切った処置により、CBSとワーナーブラザーズ・テレビジョン側の誠意を持った交渉が期待されていた。
レギュラーキャスト全員の出演更新が無事終了した「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」。米CBSでの5月中旬のシーズン10フィナーレ、そして秋からのシーズン11を前に、ロングラン・シリーズを支えるファンの気持ちもひと安心と言えそうだ。
<「variety.com」 4月28日付け>