June 6, 2017
「NCIS:LA 極秘潜入捜査班」でクリス・オドネルと共に主演を務めるLL・クール・Jが、自身の演じるキャラクター、サム・ハンナに対する深い愛情を、米サイトで明かしている。
米CBSでは今秋シーズン9を迎えるロングラン・シリーズとなった「NCIS:LA 極秘潜入捜査班」。番組がスタートする以前は、ラッパーとしての印象が強かったLLも今ではサム・ハンナ捜査官役になじんでいる。
「すっかり役になりきったよ。脚本家たちが頑張ってくれたおかげもあって、僕らはこの男を特別なキャラクターに仕上げることができた。20、30年後には、サムはアメリカのアイコニックなキャラクターになる可能性があると思っているよ」
ラッパーの特徴なのか、LLは自信にあふれた言葉のチョイスに躊躇がない。8年間演じ続けた役に対する深い愛情も感じられる。
「僕らは、サムの最高な状態も、最低な状態も見てきた。彼は完璧な男じゃない、僕らと同じ欠点を持った人間なんだ」
映画『ディープ・ブルー』、『S.W.A.T.』などで俳優としてのLLを知る人も多いが、やはり本業はラップ・アーティスト。曲作りと演技、LLはどのように才能を演じ分けているのだろう?
「たとえ僕が脚本を書いていなくても、感情を表現するという観点で違いはないと思う。曲や脚本を書くことが大切じゃない、それに命を吹き込むことが大切なんだ。表現するのは僕ら自身にかかっているのだから」
俳優、ラッパーとしての顔以外にも、番組のプロデュース、授賞式の司会など、とにかく多才多忙なLL。その豊かな経験が、サム・ハンナ捜査官に人間としての厚みを与えていることは間違いなさそうだ。
<「losangeles.cbslocal.com」 5月12日付け>