June 7, 2017
米CBSで放送中の痛快大作アクション・ドラマ「MACGYVER/マクガイバー」に出演中のコメディアン、ジャスティン・ハイアーズが、エンタメサイトのインタビューに答え、番組の魅力について語っている。
ジャスティンは、2016年にTV版「ラッシュアワー」の主演に抜擢された、次世代のスター候補。「MACGYVER/マクガイバー」では、マクガイバーのルームメイトで良き友人のウィルト・ボーザー役で登場する。
「ボーザーの楽しいところは、番組のコミック・リリーフ(お笑い担当)であること。とても緊張感にあふれた番組だから、ユーモアで緩和する意味でも大切な役割だと思うんだよ」
映画監督志望の青年ボーザーは、マクガイバーが秘密組織のエージェントだとは知らされていない。それでもボーザーは、マクガイバーのために器用な手先を生かしてマスクを作ったり、女性ハッカーのライリーにあっさり袖にされてもめげない気のいい奴なのだ。
では、ジャスティンの目から見た、“ニュー・マクガイバー”の魅力とは何だろうか?ジャスティンは、オリジナル版「冒険野郎マクガイバー」と比較して説明している。
「僕らの時代にはiPhoneがあるし、GPSもある。とにかくありとあらゆる最新技術に囲まれている。(『冒険野郎マクガイバー』の頃は)TVゲームが一番新しかったんじゃないかな」
奇しくもジャスティンは、「冒険野郎マクガイバー」と同じ1985年生まれ。ジャスティン少年の身の回りで、TVゲーム機が最新のハイテク機器であったことは間違いないのだろう。
「(『冒険野郎マクガイバー』の頃は)VCRを使っていたのだろうけど、僕らにはブルーレイやストリーミングでも映像を見ることができるよね。(ニュー・)マクガイバーはそういった最新技術を利用して、エキサイティングな道具を作り、事件解決に導くんだ」
最新技術と同様に、現代はモノに囲まれた時代。ジャスティンは、完成品に頼らない、マクガイバーのモノづくりにも魅せられている。
「新しい時代の視聴者は(ニュー・)マクガイバーから、モノづくりの楽しさを知ると思うよ。実際、僕も毎回脚本を読むのが楽しみなんだ。マクガイバーはどんな身の回りの道具を使って、何を作り出すのだろうって。番組を見ながら現代の科学を学べるって、クールだと思うんだよ」
利用する道具の新旧はあれど、やはり視聴者を引き付けるのはマクガイバーの独創的なモノづくり。それは物資に恵まれた現代だからこそ、一層引き立つ魅力なのかもしれない。
<「stuff.co.nz」 3月28日付け>