June 22, 2017
「NCIS:LA 極秘潜入捜査班」にタフな女性捜査官ケンジー・ブライ役で出演中のダニエラ・ルーアが、シーズン8第20話「From Havana with Love」(米にて2017年4月9日放送)で得意のダンスを披露した。ダニエラは、芸能人がさまざまなダンスに挑戦、優劣を競う、地元ポルトガルの番組「Dança Comigo」(米『Dancing with the Stars(原題)』の現地版)で優勝した過去を持つ、ダンスの達人。ダニエラのダンス・エピソードはどのようにして生まれたのか、本人が米誌のインタビューに答えている。
「私がポルトガルで『Dancing with the Stars(原題)』に出演していたことを(脚本家たちは)知っていたけれど、それが今回のエピソードにつながったのかは分からないわ。ただ彼らは私がダンス好きで、本格的にダンスを学んでいたことが頭にあったと思うの」
ダニエラが活躍するダンス・エピソードを手がけた脚本家は、ジョー・サックス。前シーズン半ば、サックスからダニエラへ、サルサダンサーに扮するエピソードについての打診があったという。
「その頃、私は(2人目となる)妊娠が分かったばかりだったの。だけどまだ初期すぎて誰にも言ってなかった。だから、無理だとは思ったけれど、『いいわね、楽しみにしてるわ』と返事をしておいたの」
エピソードは実際に執筆され、のちにダニエラの事情を考慮し、翌シーズン終盤の撮影・放送に変更。ダニエラは無事、2016年9月に女児を出産した。
「私の妊娠があったから、少し時間はかかったけど、やっと完成。とても感激したわ」
しかし、ケンジーといえば、男性顔負けの派手なアクションがトレードマーク。華麗にサルサを踊るダニエラを、ちょっぴり意外に思う視聴者も多かったに違いない。
「マーシャルアーツとダンスの間にはほんのわずかの違いがあるだけ。脚を伸ばして蹴り上げる動きだって、柔軟性の観点からすれば同じようなものよ。もちろんテクニックの面では別物だけどね」
そして、ダニエラは、ケンジーを演じる上でも何かチャレンジが必要だったと語る。
「ドラマ・シリーズで演じ続ける楽しみの一つは、常に自分のキャラクターの身の上に何かが起こること。この番組は8年間も続いているのよ、私たちもクリエイティブであり続けないとね。私がいつまでも同じキャラクターを変わり映えなく演じていたら、きっと視聴者は飽きてしまう。だから、私はいつも脚本家たちに何か面白いことを(ケンジーに)させてと頼んでいるの」
半年前に赤ちゃんを出産したばかりとは思えない、見事なスタイルでサルサを踊ったダニエラ。出産後の減量のため、パーソナルトレーナーと二人三脚でトレーニングを行ったという。そしてダンスは最愛のパートナーと共に。
「(3歳の)長男と一緒に家の中を跳ね回ったり、踊ったり。彼は音楽に凄く反応するのよ。だけどそのおかげで体型が戻ったわけじゃないけどね」
タフなアクションにセクシーなダンス、多才なケンジーにまた一つ新たな魅力が加わったようだ。
<「parade.com」 4月7日付け>