August 9, 2017
8月1日、米のテレビ批評家協会によるプレスツアーが開催され、「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」のスピンオフ「Young Sheldon」の会見に、製作総指揮者の一人としてジム・パーソンズが参加した。
「Young Sheldon」は、「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」のシェルドン(ジム・パーソンズ)の少年期を描いた新コメディ・シリーズ。シェルドン少年を9歳の子役イエイン・アーミテージ君(「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」)が演じる。
番組のナレーターとして声の出演も果たすジムは、同スピンオフの誕生に「僕にとっては感動的な体験だよ。10年かけて取り組んできたものが、こんな形になるんだからね」と喜びの表情。今秋、シーズン11を迎える「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」から、ジムが長年にわたり演じてきた“シェルドン”がスピンオフで独り立ちだ。
そしてジムが絶賛するのが、自身の分身とも言えるイエイン君。「彼と同じ歳の頃の僕よりも、今の僕の方が、彼とより多くの共通点があるんじゃないかな。僕は彼ほど大人びてなかったなあ。当時の僕より、彼はずっと自分をコントロールできる子どもだよ」と、ジム。売れっ子子役の内面的な成熟に脱帽なのだ。
イエイン君がシェルドン少年を演じるにあたり、ジムは「これから彼(シェルドン少年)の前にはいろいろなものが立ちふさがり、行く手を邪魔するかもしれない。だけどそれだって楽しい経験だし、良き成長の一過程だ。彼は、僕ら大人にとっても、少年期の楽しかった記憶を呼び起こしてくれる存在になると思うよ」と語る。シェルドン少年から青年へと成長する際の痛みでさえ、今の(大人の)シェルドンにとっては良き思い出だと、ジムは考えている。だからイエイン君には、楽しんで少年期を演じてほしいのだ。
そして、イエイン君とその家族にアドバイスを一つ。「イエインの顔がデカデカと載った番組のポスターをあちこちで見かけた。僕はすぐに彼の母親にメールをしたんだ、“準備しておいてね”と」
「Young Sheldon」がスタートすれば、イエイン君の注目度は一気に上昇する。その影響は当人だけでなく、家族にも押し寄せる。まさに「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」でジムが経験した人生が一変する瞬間が、イエイン君の身の上にも起きるのだ。
「Young Sheldon」の米での放送開始日は、9月25日。もう一人のシェルドン誕生を、ジムは誰よりも心待ちにしている。
<「usmagazine.com」 8月1日付け>